2007/06/25(月)22:40
6月の夜に ~アンスネス(p)シューベルト、ピアノ・ソナタ第17番~
最近、夜風が涼しく、割と快適にすごしています。
蛙たちの遠い合唱や、まだまだ控えめな夏虫の声を聴いていると、
本当に落ち着きます。
山国育ちなもので。
九州に帰ってきてよかったな、と思う瞬間です。
ところで、私、7月の頭から20日くらいまで、東京に長期出張となります。
名目は研修ですが。
土日など、昔過ごした町並みを散歩しようと思います。
時間があれば、昔のジョギングコースも走ってみたい。
僕の東京の拠点は府中で、霞ヶ関勤務だったのもでレパートリーは中央線沿いに限られてますが。
懐かしいというより、ついこないだまで住んでいたような気でいます。
もう一年と3ヶ月経ったてしまったので、ずいぶん様変わりしてるのでしょうね。
今夜はアンスネスのシューベルトを聴いています。
イ長調の17番ソナタです。
アンスネスは、第1楽章を聴いただけでも、彼はとっても洒落た感覚を持っているんだなーと思います。
村上春樹をうならせた名演です。(著書『意味がなければスイングはない』を参照)
第2、第3楽章のまとめ方がことのほか見事ですね。
こういう散文的な音楽って、いいですねー。
決してうるさくならず、そっと傍に寄り添ってくれるみたいで。
「おお、お前も俺の気持ちがわかってくれるのかい?」
という気分になりますね。
土曜日の当直では、とんでもない目に合いました。
仮眠は2時間しか取れず、しかも当直明けで日曜日の夜8時過ぎまで役所にいました。
拘束時間36時間30分は、さすがにこたえました。
昨夜は爆睡。
今日も福岡出張の車中で(運転手兼相棒には申し訳なかったが)話しかけられても無視して寝てました。
今夜は焼酎飲んで寝ます。
田んぼの蛙の声と草むらの虫の声を聴きながら。
今夜は、なかなか悪くない6月の夜です。