2008/04/05(土)21:28
換気扇と風邪とカラヤンと
新しい官舎には換気扇がなかった。
正確に言うと、東京で入居した官舎は古くて、おまけに換気扇が着いていなかった。
入居案内には「換気扇のサイズは20センチです。」とご丁寧に記してあったけど、
まさかその換気扇を「買って来い」という意味だとは僕も妻も気付かなかった。
(妻は新しい換気扇カバーを買ってきていた。)
で、今日は散々探し回って換気扇を買ってきた。
5000円くらいの。
換気扇って電気屋で売ってるんだ、と生まれて初めて知った。
生きていると学ぶことが多い。
ところで、風邪引き中です。
年度末からこじらせていて、一度治りかけたけど環境の変化でぶり返したみたいです。
空咳が止まず、東京の排気ガス(官舎の近くに首都高が通っている)のせいかな、
と思っていたけど、妻の勧めで今日、
駅から一番近い小さな病院に行ったら、
「春風邪だね」
とかなりの老先生から診断されてしまった。
「僕と一緒だよ」
と言う先生は、分厚いマスクをしていた。
「お金は返してあげるから、よい薬をたくさん出しといてあげる」
と親切に言ってくれた。僕はまだ新しい役所から保険証をもらっていないので、とりあえず満額払うことになったのだ。
「今ここで飲んでいきなさい。次は6時間後だよ」
東京にもまだこんなやさしいお医者さんがいるんだ、と少し感動した。
世間話が好きな先生で、そのせいで一人ひとりの診察時間がかなりかかったけれども。
その他もろもろの買い物を済ませて帰ってきら、
薬のせいかうとうとと眠くなって、昼寝をしてしまった。
夕食前に起き出して、官舎の挨拶まわりと、換気扇の取り付け。
これで明日にはガス屋さんがガス湯沸かし器が取り付けてくれる。
換気扇がないと、ガス屋さんはガス湯沸しを取り付けてくれないのだ。
知ってた?僕は知らなかった。
そういえば、今日はカラヤンの100回目の誕生日だった。
カラヤンのモーツアルト29番交響曲が無性に聴きたくなったけど、
ほとんどのCDはまだダンボールの中。
もちろん、どのダンボールに何が入っているかは
お正月のデパートの福袋のようにわからない。
仕方がないので、梱包を解いたダンボールの中にたまたまあった
カラヤンの初期録音集を聴いている。
モノラル録音も、なかなか味わい深い。
明日は早速休日出勤。
『篤姫』までには帰りたい。
がんばるぞ!
僕が持っているものとはジャケットが違うけど、ファースト録音「魔笛」序曲などを集めたCD集です。歴史的価値以上の、なかなかの逸品だと思います。