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カテゴリ:想うこと
ここには正直に書いておこう…

いろんなことがあった。
一筋縄じゃいかない人だった。
すれ違って傷つけあって危うく誤解しあったままの可能性もあった。

6時間にわたる電話と誠意を伝えたい気持ちで送った手紙で
お互いの傷は癒えて、また一からやり直せる関係に戻ったって思った。

今日は総勢6名による飲み会だった。

なぜか23時なのに3人残されて解散。
残った3人でまた飲む。

私は一件目ですでに気持ち悪くて、二件目はウーロン茶のみ。
どうやらイケメンくんと私をくっつける作戦らしい。

微妙な会話が進むんだな~…いろいろ話した。
ってか説得された。お互いが第三者から。
その人、マメ男くんの差し金だったんだけど、みんなメールの件知らないからね…
こっちはそれ以来の再会だからすごく微妙な空気だった。
私はただただ苦笑い。

気づけば終電もなくなってたのね。
そんな自分にビックリだったんだけど、その第三者は信頼できるし、
イケメンくんも警戒に値しなかったんだろうなあ…それと酒の勢い。

話は進んで、お店の閉店と共に解散。
なぜかイケメンくん宅に行けと言われる私。

第三者から説明を聞いている間にも遠ざかっていくイケメンくん。
第三者はタクシーで帰るから、10分ここにいる。
何かあれば携帯に連絡すれば送って帰ると言っていた。

イケメンくんについていったのは強引なプッシュもあったけど、私の意志だ。

化粧道具も用意してない私に、イケメンくんはコンビニで一式買ってくれた。
部屋に入って正座する私にかしこまらないで下さいって言う。
お風呂はいってくださいって言う。バスタオルもTシャツにジャージも用意してくれた。

そのすべてが慣れなくてどうしたらいいかわからなくて、コチコチに固まってしまった。
イケメンくんはそんな私を見て今まで通りの笑顔を見せてくれた。

イケメンくんの部屋はロフトでベットはひとつ。
最初は寝袋があるから僕は寝袋で寝ますっていっていた。

多分きっかけは私がお風呂から出てきてすっぴんを隠したこと。

隠せば見たくなるのが人間の性で、イケメンくんはその日初めて私に触れた。
隠す手をどけようとしたけど、それは一瞬。本気は出さない。
やっと緊張が解けたのか、私はゴロンと横になった。
すると、イケメンくんは私を後ろから抱き起こして
『ここは寒いからベットで寝てください』って言う。

よたよたロフトに上がると、イケメンくんもついてきた。

「一緒に寝ていいですか?」って聞かれたから、「いいですよ」って返した。
初めて聞いたかもしれない。イケメンくんの積極的な言葉。


最初はただ二人並んで寝たんだけど、なんだか寝れなくて、
軽くイケメンくんの肩に頭を寄せた。

ちょっとしたら、イケメンくんは腕を伸ばして私の頭の下においた。

腕枕なんて何年ぶりだろう。イケメンくんは優しく微笑んだ。
そしてその腕は肩を抱いてくれたので、私はその手に自分の手を重ねた。


なにもない。
ただそれだけ。

でも、イケメンくんは熟睡してもその腕をはずさなかった。
私が痛くないのかなってずらそうとすると、寝てるのに力を入れてくる。

暑くなって布団をちょっとよけたのに、
しばらくして無意識なのかムクッてして私に布団をかけてくれる。
顔を頬ずりしあう。

そんな些細なことが嬉しくて、幸せだった。
なんだか泣けてしまいそうだった。

起きる時間近くになって、お互いに目を合わせたらなんだか笑ってしまった。
それでもイケメンくんはずっとずっと腕枕をしてくれていた。


好きとか嫌いとか、付き合うとか付き合わないとか、
そういうんじゃなくて、私は久しぶりに守られてる感覚がすごく心地よかった。

イケメンくんがどういうつもりでしていたのかはわからないいし、
確かめる気もない。

ただ、そのときその時間、私は幸せだった。
それでいいって思った。


ちょっと凹んだのは、寝顔が元彼に似ていたこと。
なんか鼻が似てた…


冒険。こんなこと、初めてだ。
だってまだ平日だよ・・・(^_^;)





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Last updated  2005/10/06 02:23:50 PM
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