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カテゴリ:本
おーなり由子さんの365日のスプーン
365日の毎日、いちにちいちにちスプーンですくったほどの言葉でつづられています。 日常なにげなくしていることも、こんなふうに書かれ、あたたかい視線で見つめなおすと しあわせの素になるんですね。 「ころころと お皿にかわいらしく整列。」 「傘のなかで ふたりで 雨のおとを聞く。」 「さて。 たちどまって、かんがえよう。 わたしが こころおどるのは どっちの道 だろうか」 ほかにもいっぱい♪ こんなふうに、日々のひとこまひとこまを愛しいしぐさに私もしたいなあ ちょっとこんな風にやってみようとか、こんな風に思ってやってみようとか思えてきます それから、 「想像をする」バージョンや 「思いうかべてみる」バージョンもちりばめられてて、おもしろい。 そんなふうに思考をやわらかくして空想してみたら、 自分のなかに、ふわふわといろんな世界ができあがってくるみたいで たった数行。 1行の日だってある。 →「くりごはんをたく。」 とか…。 季節感も伝わってくる。 飾らずに、きどらずに、ありのまんまに、書いてあります。 そして言葉がやわらかくて。 …わたしもちょっと書いてみました 1月21日 ルーを使わずにカレーを作ってみる。 大根とお豆腐を煮ているとたくさん水分がでてくる。 甘みと辛みが口の中でからまって 自然の味もとけこんでる。 …うーん、うまく書けませんね。 ごはんに混ざってるのは赤米です。 カレールーもお肉もなしで、にんにくやカレー粉などで作り、 お豆腐と大根がメイン。 カレーのスパイスの辛さの中で大根の甘みと豆腐のまろやかさが遊んでいました。 おーなり由子さんは名前しか知らなくて 今までこの方の本の表紙も見たことすら全くなかったのですが この本を読んで気に入ったので ひらがな暦(366日の絵ことば歳時記) も読んでみたくなりました。 心に新しい風を吹かせたいとき、読むといいなと思います。 月のおと お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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