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カテゴリ:マンガ読後
先週アニメ雑誌と次男のリクの「苺ましまろ」の新刊を買いに本屋に行ったけど、苺はすでに売り切れたらしく他のを物色してて購入。
苺ましまろは他の巻も在庫が無かった。アニメになって人気が上がったのね。 この日買った本は、アニメージュ、tactics・7、のだめカンタービレ・13、僕と彼女の×××・3、金魚屋古書店・2。 さっさと読めるのだめと僕カノは購入した日に読んだけど、他のに手をだす時間が無くて結局今日になってしまった。 特に「金魚屋古書店」はあとがきまでじっくり読みたい部類の本だから。 昨今古本屋は大手とかネット販売に押されてるので、小売店の裏事情も興味深い。 どんなルートで本を集めてるのか、売れないのはどうするのか、値段の決め方とか、いろいろと。 古漫画から最近のまで、その作品を好きな理由もだし、その人の生活と漫画がリンクしてる話とか、毎回読みきりとしても面白いけど、絶対に探し物が見つかるのが売りの、こよなく漫画を愛する人たちが集まってくる「金魚屋古書店」。あこがれるな~。 今回この巻に出てくる古本は年代モノが多くて、藤子不二雄が1955年に「少女クラブ」の付録として描いた「バラとゆびわ」、宮澤賢治作品を'80年当時人気漫画家達が漫画にした「宮澤賢治・漫画館」とか、その存在すら知らなかった作品を教えてくれる。 手塚治虫の「アドルフに告ぐ」とか、はるき悦巳の「じゃりン子チエ」、みつはしちかこの「小さな恋のものがたり、松本零士の「銀河鉄道999」など、存在は知ってたりアニメで遥か昔に見たことはあっても、実際漫画を手にしたことが無い作品を、過去のものではないんだな~、読んでみようかな~、という気持ちにさせられた。 チッチとサリーが毎年5月に新刊を発売し続けてるって、私にしてみればトリビア。 実家の本棚に数十年前に買って色がボケてる単行本があるけど、それ以来私の触手が反応する部類から外れていたんだな・・。 今回のストーリーの中で特に気に入ったのが、いわゆる「漢の中の漢」と周りから見られてる応援団長が小さな頃から「小さな恋のものがたり」が好きで、新刊が出る5月になると本屋に行ってそわそわ探すんだけど、店員にも恥ずかしくて聞けないってのがあった。 そこに中年のサラリーマン風男性が「小さな恋のものがたりの新刊出てませんか?」と店員に聞いたのを見て、仲間だと確信し、追いかけてチッチとサリーが好きな自分の気持ちを聞いてもらう。 彼は30年以上も年一回の発行を楽しみにしてきたそうで、すぐに友達になれそうだと言ってくれた。 でも漢が読むような漫画ではないと恥ずかしく思っていたので「世の中の99パーセントの漢はこの漫画を読んだりしないだろう?」自分がふっきれなくて不甲斐無いと思ってることを打ち明けたとき、「1パーセントの漢になればいいじゃないですか。チッチとサリーが好きな漢として、胸を張る。これこそが漢の生き方じゃないでしょうか。」とあっさりと核心をついたアドバイスが返ってきた。 この言葉、重要。 社会的にカミングアウトするってのは、本人には一大決心、家族としては世間体が気になる、でも他人からはどーでもいいことが殆どなんだ。たぶん。 世間体が気にならない若い子は堂々としてるよね。萌え本買うにもチラっとでも恥ずかしいと思ったら負けなんだよ。 誰かにあと一歩後押ししてもらえるって心強い。よかったね、お仲間が見つかって。 と、ここで私も勇気をもらったことだし、堂々とアニメイトにでも行こうかな。・・・・いや、もう行ってるし、もうかなり堂々と物色してるし・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年09月19日 15時49分53秒
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