カテゴリ:Society
毎年この時期になると 反戦の映画やドラマの放映が多くなる。
それでいいのだと思う。 普段 戦争などまったく考えもしない生活に追われている 多くの人々に ちくっと針を刺す。 それが必要なのだと思う。 過去の日本の過ちに対し『何度謝ればいいのだ』と苛立つ政治家も多い。 だが 私は何度でも謝ればいいと思う。 謝るたびに 二度と同じことは繰り返さないと我が身に誓い それを周囲に示していくことは 無意味なことではないだろう。 謝り反省するということは 決して卑屈になるということではないのだから。 “さとうきび畑の唄”は戦時下における沖縄でのある一家の話だ。 ざわわ~ ざわわ~ のあの歌は 以前から知っていたが 森山良子/さとうきび畑(特別完全盤) これを観てなるほどと思った。売れるわけである。 さんまが演じる父親役が どうしても 『ライフイズビューティフル』の父親役と重なる。 陽気で優しくて 家族を 妻を 心から愛し 例え平凡であっても営まれる日々の暮らしの幸せの意味を知っている男。 「こんなことをするために生まれてきたわけではないんです」 傷ついた相手の兵士を殺せと上官に命令されたときに 彼が泣きながら口にした言葉だ。 生まれてきた時代が違うことを ただ運がいいと喜ぶだけでは 私たちが望む平和は 永遠に来ない。 いまもなお 世界のあちこちでは たくさんの命が 平凡な幸せも叶わず 奪われているのだから。 泣きっぱなしの二時間半だった。 さとうきび畑の唄 完全版-DVD-〔送料無料キャンペーン中〕 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.08.12 09:43:48
[Society] カテゴリの最新記事
|