尽くす愛実践大学

2016/06/25(土)00:05

「お金のない社会」のインタビュー(4)

お金のない社会の話(684)

<お金のない社会になるために障害は?> 「社会システムを変えるのは簡単ではないです。  多くの障害があると思いますが?」 「最大の障害が所有権だと思いますよ」 「所有したいという欲望は誰にもありますよ。  それを無くすことは出来ないと思いますが?」 「そうですね。個人の不動産などの財産とか  所有の権利を無くすことも大変だけど  社会を動かしている権力者は大反対しますね」 「所有権の廃止はなぜ必要だと思いますか?」 「個人レベルで考えて見ますね。  山も畑も田んぼも家も車も誰かのものですね。  所有の権利は誰も犯してはならないんです」 「不法侵入っていうやつですね」 「山が荒れても田畑が荒れてもゴミ屋敷でも  車が放置されても勝手に使ってはならない」 「たしかに」 「所有するいじょう管理責任があるはずなんです。  ところが  自分のものは自分の都合の良いように使いたい。  それが出来るのが所有権の利点かもしれません」 「管理できなくても所有権が無くならない。  それが一番の原因ですか?」 「そうですね。本当に自由に使いたいだけなら  所有権ではなく使用権だけで良いと思うんです」 「使用権とは?」 「自分が使っている間だけ誰にも邪魔されないで  自由に使うことが出来る権利(占有権)です」 「使わなくなったら?」 「使用者が『もう使わない』と言った時や  管理できなくなった時点で公のものになります」 「所有権を無くすためには  使用権を保証することが大切なんですね?」 「そうですね。多くのものを所有する人たちが  使用権だけで納得してくれればいいんだけどね」 「所有権がなくなるとどうなりますか?」 「自然の破壊や汚染がなくなります。  そして、すべてが有効活用されますよ」 「それが自然との共生と言えるんでしょうね?」 「自然界にはお金は存在しません。  人間に必要なものは自然から得ることが出来ます。  自然はお金を求めることもしませんからね。(笑)  だからお金は必要ないんですね」

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