ロート製薬「ハダラボ白潤」のCMで見たのだが、山荷葉という草がある。2cmほどの小さな白い花を付けるが、雨に濡れると花びらが透明になる。それで、英語では「Skeleton Flowers」。何と可憐な、何と魅力的な姿であることよ!しかもそうなるには、長時間、濡れ続ける必要がある。乾くと元の白さに戻るし、花は長くて1週間しか保たないから、透明な瞬間が必ず見られるというものでもない。高山植物の類だから、自然界での出会いは、かなり貴重なのである。
花言葉は「親愛の情」。自分が消えてもその人を好きな気持ちは変わらない、ということだとか。花が終わると、濃い青紫色で白い粉を帯びた実がなる。これは食べられるが、甘いと言う人あり、渋いと言う人あり。暑さには弱いようで、触れずにそっと眺めておくだけにしたいような。