スリに遭う夫。
この2,3日、夫はかなりアタフタしている。それはなぜかというと、パスポート、外国人登録証、クレジットカードなど大事なモノ一式、どうやらスリにすられたらしいのだ。財布だけは別だったのが、不幸中の幸いといえば、幸い。この前の休みに、家族揃って浦東の正大広場に行ったのだがそこの地下駐車場から8階に向かうエレベータの中に、凄腕のスリが紛れていたみたい。夫はウエストポーチに中にこれら一式忍ばせていた。(たまたまこの日に限って使う用事があった)うっかり者の夫だから、途中どこかに置き忘れたとか最初から家に忘れていて、部屋のどこかに入り込んじゃっているのではとか色々な可能性を考えてみたけれど、どうにもこうにもあのエレベーター内で盗られたとしか思えないのだ。家を出る間際に、夫は自分の腰にこれら一式が付いているのをちゃんと確認してそのまま、一度もポーチには手を付けずに車に乗り込み駐車場で降りて、そのまままっすぐ、エレベーターで8階に行った。そして、8階に着いてすぐポーチを開けたら、中身が空になっていたというわけ。この時、ポーチのファスナーが3分の2ほど開いたままになっていたと言うからやっぱり怪しいんだな、これは。エレベーターは、人がギュウギュウ詰めでもなく赤ちゃんをベビーカーに乗せた夫婦が一組と、その他には3,4人しか乗っていなかったのに。(後から、一生懸命中の人々を思い出してみた。)そのうちの誰だったというのだ!?私もバスの中で、立て続けに2回財布すられたことあるけれど、(一回すられたあとは、バッグを前に抱えて気を付けていたにも拘らず・・)全く物凄い鮮やかに仕事をするスリって、やっぱりいるものなんだろうね。警官と話をした夫は、「国慶節(中国のおめでたい連休)前のこの時期、泥棒いっぱい増えてるよ!」と言われてきた。・・・・・あれ?こんな話、前にも確か聞いた気が・・・。そうだ、そうだ、あれは去年の年末。車のナンバープレートを盗まれた時に聞いた、警官のセリフだ。「正月前のこの時期・・・・」って!確か、連休前だと出稼ぎに来ている地方の人が田舎に帰るお金欲しさに泥棒になってしまうといあれだ・・・・。でも、あまりの手馴れた仕業に、にわかスリになった人とは思えないんだけどなぁ。しっかしそれにしても全く、何ていうかもうホントに・・・・・・・・夫は「私を狙ってください、オーラ」でも体中から立ち上らせているのではあるまいか?