毎日が・・・日常着物生活の日々

2007/11/12(月)10:22

趣向は白楽天

和の催し、和芸等も(127)

お江戸に、お茶会に伺った。 先週の「オミズ」は避けようと、作った当時は「品の良い・・・」と云われていた付下げにした。 うん十年ぶりに着てみると、何となく身幅がキチキチのようにも思えたが、 抱き幅などは全く問題がない。 身丈は勿論縮んでいくばかりなのでこれも問題なかった。 上前のシミは・・・・気にはなるが、シラン顔をしてしまえば、あたくしだけの問題だ。 帯・・・ その当時はよくグリーンの帯を合わせていたが、流石にこの帯、 もう十数年前から合わせるモノに苦労するようになったので、出してはいない。 落ち着いた感じに、と、渋い紫の帯を載せてみると、何とか落ち着く。 おっと、時間がない。 二重太鼓は最近お茶会くらいしか締めないので、これも少し時間が掛かるからだ。 外は曇りだが問題ないので五嶋紐の草履にする。 電車を降りると歩いている方々皆さん傘持ち。 ありゃ!! 改札口で、待ち合わせをしたご友人も出かけるときは晴れていた。。。と呆然とした表情。 仕方がない、と、タクシーで現地に。 いつも、楽しみにしているお流派の席が無かったのがとても残念だったが、 今回は「白楽天」を趣向に、各お席の設えが出来ていた。 あるおお席では、漢詩の朗読や琵琶の調べに、しばし俗世間を忘れていた。 帰り際に荷物を受け取ると、入れたと思った数寄屋袋がない。 二席目までは持っていたので、その辺を探したり、お席の方々に聞いて回ったが出てこない。 ご一緒した友人にいただいた扇子や二十数年の思い出のモノがいくつか入っている。 他人様にはゴミのようなモノでも、あたくしにとっては貴重な、もう二度と手に出来ないモノばかり。 どなたかが、置いてある椅子から持って行ってしまったのだろうか・・・・ 皆さんお茶を為さる方ばかり。 お届けがあるようにと祈る。 楽しいひとときが、自分の不手際とはいえ、最後に不愉快はモノになってしまい非常に残念だった。 玄関を出ると、外は綺麗に晴れ上がっていた。 終わり良しとしよう。                           薄いクリーム色の付下げ      

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