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turbo717's Activity 

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Segovia_Aqueductroローマ水道

Segovia

スペイン巡礼の時の絵をもとに随想しています。
本日は、世界文化遺産_セゴビアの旧市街とローマ水道です。


セゴビア(Segovia)・・スペイン中部、マドリードの北西65kmの地点にあります。ガァダラマ山地の西傾斜にあり、ローマ時代、ドーロ川の支流に栄えた町です。のちにイスラム教徒に征服されましたが、1085年にアルフォンソ6世により奪回されました。周囲2kmの城郭の中は、迷路状の街路があり、中世の建造物やローマ時代の水道など史跡が多い町です。

左の絵は、アソゲホ広場(Pl. del Azoguijo)に聳えるローマ水道橋(Acueductro Romano)です。

右の絵は、、アルカサル(Alcazar)からみたカテドラル(Catedral)(右側)と、サン・エステバン教会(Iglesia de San Esteban)(左側))です。


ローマ水道橋(Acueductro Romano)
 1世紀後半にローマ時代・トラヤヌス帝治世期に建設され、今から70年前、市に水道管が埋設されるまで、水道施設として使われていました。
最高28.5m、全長7293mの2段のアーチ橋です。
122の柱と166のアーチを2万個の花崗岩を積み重ねるだけで構築されています。アソゲホ広場(Pl. del Azoguijo)の所が一番高く28.5mあります。
水源は、フェンフリア山脈から発するアセベタ川の水で、セゴビアまで引いたものです。旧市街地に入るために一番の窪地が、このアソゲホ広場(Pl. del Azoguijo)の所でありました。橋は東西にかけられています。絵でいいますと、右側が東側です。橋の南側にアルレストランは、メソン・デ・カンディド(Meson de Candido)で、子豚の丸焼き(コチニーリョ・アサードCochinillo Asado)が有名です。

カテドラル(Catedral)
1521年コムネロスの反乱で破壊され、1525年カルロス1世によって再建されました。
後期ゴシックの様式を持ちます。
内部の格子模様、ステンドグラスが美しいです。

サン・エステバン教会(Iglesia de San Esteban)
13世紀の建造。最も美しいロマネスク教会の一つといわれています。鐘楼は6層に積み上げられ、壁面のアーチ模様が美しいです。高さは53m。
1896年から国の重要文化財となっています。

アルカサル(Alcazar)
エレスマ川とクラモレス川が合流する地点に聳える岩山。
セゴヴィアの旧市街、最西端。13世紀に築城され、増改築が繰り返されました。優美な姿から、ディズニー「白雪姫」のお城のモデルになったと言われています。
王家の居城であったお城で、イサベル女王の即位式やフェリペ2世の結婚式もここで行われました。
牢獄としての歴史や、銃砲火器のアカデミーの設置などの歴史を持ちます。城からはセゴビアの町が一望できます。



旅日記・・・

Santiago de Compostelaを後に、Madridに戻り、Segoviaに入りました。セゴビアの旧市街から聖堂を見上げる光景は、息をのむ すごさです。

8:30 Santiago de Compostelaのホテル-起床。10:00朝食。11:00タクシーで空港に向かう。イベリア航空12:05便でマドリードへ。巡礼用の長い杖(190cm)を預けるが問題なく、一番にバゲジ受け取り口から出てくる。感激。(今後、この長い杖が数々のトラブルを生むことになるが、まだこの時点では気が付かない)
機上から・・スペインは土色の山岳地帯。水を撒かなければ緑がないのか。半径200mくらいの緑の円は牧場か。点々と牛が見える。

マドリード市内へはメトロ。再び、Chamartin駅へ。近郊電車をつかまえ、セゴビヤ(SEGOVIA)(pm2:00-4:10) へ。
有名なローマ水道橋へは、駅から2kmほど。駅で老人にローマ水道を聞くが言葉が通じない。絵を描くと、この道を真っ直ぐ下り右折しろと。絵は便利!
メインストリート(クエアウタ・デ・ロス・オヨス通り:Cuesta de los Hoyos)を下っていき、適当な箇所で右折(Av.Femandez Ladreda)。そこにカテドラルをいただく橙色の瓦で統一された旧市街が眼前に。その色調に身震いがする。すごい光景である。
水道橋を1枚スケッチし、pm6:00 約束のInfanta Isabel Hotelへ。広場で待っていると、どこからともなく、娘aと娘bが現れる。

このあたりから家族珍道中の始まりです。

彼女達は、マドリードに2泊、トレドに1泊し、3時間前にセゴビアに到着していたようで、ディズニーの白雪姫のモデルとなったお城はもう見学したと言う。pm8:30ホテルの部屋で、暗号「やま」→「かわ」を言い合って鍵をあけることを約束し、小生はそのお城へと向かう。お城から見る外の景色は荒涼とした土の世界。お城から見上げる町は美しい。その町を1枚スケッチ。pm8:24日没。サンセットは地平線である。デジカメでその模様を取る。このサンセットを見ている人は小生のほかにもう1人いた。他の人は関心がないのか?。pm8:30ホテルに帰り、部屋をノック。暗号「やま」:「かわ」を言わずに開けるので失笑。レストランで肉や魚、スープを注文。それぞれ一品ずつでも互いに、食べあっているうちにお腹が満たされる。最終的には娘bが18ユーロのサーロインステーキを半分も残した。今となっては惜しかった!。娘bはここで風を引いたようで帰りの飛行機で、鼻にティッシュをつっこんで鼻汁を押さえていた。年頃なのに。外観を気にしない!。


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