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turbo717's Activity 

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マトリョーシカ

マトリョーシカのつぶやき_story(371) 2005.12.27

娘aと娘b(スペイン旅行日記で登場しています(2004.12.22))が、
こんどは、トルコ・カッパドキアやバムッカレの世界遺産の旅10日という。
turbo717を一人置いて。

このコミックガールズ。世界中で恥を掻きつづけて幾十年。
こんどはどんなハプニングが待っていることか。
どこへ行ってもお腹の調子がおかしくなるせいか、
旅土産はトイレの話に終始する。そこで笑い転げているうちに、また次の旅へと旅立っていく。性懲りがないものだ。

イスタンブール直行便など恐れ多くて、利用できないほど安いコースらしい。エアロフロートでモスクワ・シェレメチェボ2空港に寄るというではないか。そこでの5時間待ちコースとなる。少々の餞別をつつんでやり、マトリョーシカの入れ子の人形をオーダーする。ビール瓶のような形をした人形を想像した。

買ってきたのは、ちんちくりんのマトリョーシカであった。お金が足りなかったからか。




Matryoshka
モスクワ土産・・マトリョーシカ 


人形は胴体の真ん中が2つに分離できるようになっており、なかから、少し小ぶりの人形がでてくる。
その人形も2つに分離でき、なかから、更に少し小ぶりの人形がでてくる。
これを繰り返すこと10数回、いや4回でおわった。やはりお金が足りなかったか。

このちんちくりんの人形が私の部屋で常に私を見ている。いやじっと見つめている。
少々気になり、こちらもじっと見ているうちに恋でもしたのか、いやにいじらしくなってきた。
遊び心で、分解した人形を並べていくうちに、これらの人形がそれぞれ表情を持ってくるようになった。
ちんちくりんの最初の人形が母親とすれば、中の人形はその娘のようだ。
3つ、4つ並べているうちに喋りだした。


絵は、マトリョーシカ 5体
左から、登場人物・・母、娘1(半身)、娘2(娘1のもう半分の体に乗っかっています)、娘3、手前の小粒が娘4 (rev2・会話の出だしをすこし上品にしました。)

・・・さて、皆揃ったところで、今年の旅の思い出話なんか?
娘1・・旅先でいつもお腹こわしていたお母さまからお先に?
娘2・・今年の反省でいいかしら。
娘3・・なにか、大爆笑したことなんか、ないの?
娘4・・産まれたばかりですし。

・・ああそうそう、韓国の高速道路のトイレ。入ったとたん、ノックされてせかされて。こんなこと許される?
娘1・・またその話。ジッパーもあげる暇なく、次の女の人が入ってきたって。お国変われば事情が変わるのヨ。
娘2・・学校で、「島崎藤村」て言うのを、「ふじむらとうそん」って言ったら爆笑されてしまったのヨ。ほんとうにくやしい。
娘3・・なんか失敗談って面白いネ。なんかないかナ・・。
娘4・・こんな、あほな家に生まれてきたのが最大の悲劇や。先が思いやられるわ。

・・ホホホ。世の中思いつめて生きるより、何かパーとして、いつも笑い飛ばして生きていきましょう。
娘1・・そうですとも。私なんて、朝起きてから家でるまで、5分ですヨ。ホホ。うじうじしてたら世の中渡っていけませんヨ。
娘2・・お姉さんは電車の窓で化粧ですし。
娘3・・駅に着いたら会社へダッシュ。ほんとに、元気のいいこと! 
娘4・・大事なもの忘れてません?

・・お父さんですヨ。どこ?
娘1・・さっき、オケに行くって、飛び出していきましたヨ。
娘2・・楽器そこに置き忘れたままですし。
娘3・・おわてて帰ってきた。ホホホ。
娘4・・なんかズボン、前え後ろ逆みたい・・・!!

えんえんと続く・・・。
1年間 日記をお読みいただきありがとうございました。これを機会に笑い始めましょう。あまりこの1年、笑い転げたことがないみたい。あと、4日と7時間 残っています。大いに笑い、明日への糧としましょう。



事典:
マトリョーシカ(Russian Matryoshka)
日本のこけし、箱根細工(七福神)の入れ子細工にヒントを得たとされ、1900年のパリ万博が創作年。
つぎつぎに出てくる構造から、子孫繁栄や開運の象徴として親しまれている。
また、一番小さなものに願い事をして両手でそっと閉じ込めてゆけば、願い事がかなうという話もあるらしい。
 “マトリョーシカ”という名前は、ロシア人女性の名前マトリョーナ(今はほとんど使われない古い名前)の愛称形。
もともとはロシア庶民の娘をかたどったものとして作られた。
頭にはプラトーク・、身体にはサラファン・と前掛けを着けているのが一般的である。
手には、穀物の束、鎌、鶏など庶民の生活に密着したものを持っているものが多く作られていたが、最近ではバラの花を手にしたモチーフのものが多い。
これらは、極彩色で鮮やかに描かれており、特に赤が多く使われている。
ロシア語では古く<赤い>という形容詞が<美しい>という意味だったことからもわかるように、赤は民芸品に好んで使われる色であるようだ。
 
出展:マトリョーシカ詳細



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