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turbo717's Activity 

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Santoago de Compostela_2

スペイン サンティアゴへの巡礼路 その第14夜

(巡礼11-13日目) 最終到着のSantiago de Compostelaにとどまって市内見物
サンティアゴ・デ・コンポステラ大聖堂は、国際的な大巡礼地として増改築があいついだため、ロマネスク、ゴシック、さらに後のバロックまでの各時代の様式が混在している。
1188年に彫刻師マテオが制作した「栄光の門」はロマネスク終盤の傑作。
しかしこれも18世紀、築かれたバロック様式の壮大なオブラドイロ(obradoiro:ファサード)にすっぽりと覆われてしまった。
この「栄光の門」こそ、サンティアゴ・デ・コンポステラ大聖堂の宝で、ファサードはそれを保護するために建てられたのではないだろうか。

「栄光の門」の半円形壁面では「栄光のキリスト」のまわりを、アーチ状に黙示録の24人の長老が取り巻き、手に手にヴィオル(ヴァイオリンの原型)や竪琴をかなでて神の栄光をたたえている。
中世では巡礼の楽師がヤコブの墓のかたわらで演奏して奉納したのではないだろうか。



Catedral--Santiago de Compostelao
Catedral--Santiago de Compostelao
サンティアゴ・デ・コンポステラ大聖堂の夕焼け
(Catedral--Santiago de Compostelao)


サンティアゴ・デ・コンポステラ大聖堂はさらに、博物館が3つもあり、それらが天井部分や回廊として建物を守っている感じである。
回廊からは、オブラドイロ広場を見下ろせ、銀色をしたパントパイムが兵士のように立ち、記念撮影費を稼いでいるのが手に取るようにわかり面白かった。


オブラドイロ広場の北側には、5つ星ホテル(Hostal de los Reyes Catalicos)のパラドール(国営ホテル:かっての王立救護院)があるが、1階部分はレストランやcafeでどろで汚れた服装でなければ誰でも入れる。
回廊があり庭園での憩いの場が提供されている。外側は、がけになっており、西側に狭い路地の赤い屋根の密集地があり西日をまともに受けるかたち。
大聖堂に西日があたる瞬間、巨大な軍艦のようなゴシック様式のファサードが赤く燃えた。
過剰とも思える装飾に圧倒される。(上図)


この街道で、ロマネスク美術のいくつもの寺院を拝見するのだが、最たるものはレオン(Leon)のサン・イシドロ教会王家墓廟の天井画を忘れてはならない。



巡礼証明書は徒歩であるとサンティアゴ・デ・コンポステラへ100km以上、自転車の場合は200km以上を旅したという証があればもらえる。
この証に欠かせないのがクレデンシャルというスタンプを押す台紙のような紙切れが必要となる。このためみんなせっせと、スタンプを集めて回るのでアウトラインsる。アルベルゲではサインとはんこを押してもらえるので、何よりの証拠となる。
絵は、この巡礼証明書をもらった直後、事務所から大聖堂の東側を望んだもの。




Plaza de las Platerias en  Santiago
サンティアゴ・デ・コンポステラ大聖堂の東側-朝の風景(Plaza de las Platerias en Santiago)



上の絵は(90° pm8:50 Google Earth 地名=Santoago de Compostela 42.880414,-8.544431) 

下の絵は(270° am7:30 Google Earth 地名=Santoago de Compostela 42.880119,-8.544186) 


Google Earthのpositionを掲載しています。North,Eastは+、South、Westは-記号がつきます。Search ウィンドウに 北緯、西経を入力してください。地名をドラッグして入力してもOKです。)









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