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2012/12/20(木)21:55

星野富弘・・花の詩画展in 御茶ノ水

日野市(12)

多摩散策-その4_story(2926)2012.12.20 日野の散歩その2 浅川を下流方向に走っている。桜並木を抜けると、広い風景。 南平からの道が橋を渡るのが見える。3日前にも渡った橋である。 こんどは欄干にある展望ブリッジよりゆっくり富士を眺める。 浅川は陣馬山の方向から東に向かって流れ、多摩川と合流する。開けた川筋ならばどこからでも富士山を眺望することができる。西から平山橋、一番橋、高幡橋がView Spotだという。 豊田緑地にでも上がれば富士山の眺望に事欠かないかといえばさにあらず。 西側にビルが林立し始めるとそれがかなわない。 家からダイヤモンド富士が見えるというのはよほど条件がいい邸宅なのであろう。 一般的には日野の人達は浅川に降りてくるのではないだろうか。 平野部には、七福神めぐりの寺が点在する。 日野市・一番橋からの富士 Picture1:大室山と富士山 丹沢山系の北側は道志川が流れ、V字型の谷を形成する。 ちょうど谷間に何もない所が重なり、 浅川からは絶景の富士となる。 星野富弘・・花の詩画展in 御茶ノ水・・「いのちより大切なもの」 神田の三省堂地下にあるドイツレストラン「BEER膳 放心亭」でおいしいロールキャベツやハンバーグに舌鼓を打ち、暖かいグリュー ワイン飲んだ後、散会したが、皆を誘えばよかったと悔やまれる。 御茶ノ水駅方向に登っていくと、明治大学の校舎群に隣接してOCCビル(御茶ノ水クリスチャンセンター)がある。この5階で「星野富弘・・花の詩画展in 御茶ノ水」の展示会をやっているのである。 前期と後期に分かれ 11/2-12/30が前期。2013/1/4-3/2が後期で、展示内容は66%が入れ替わる。 「いのちより大切なもの」というタイトルが付けられている。後期は特別企画「あなたに逢ってから」となる。 中学校の体育の教員として赴任した年の6月に、器械体操部のクラブで模範演技中に頸椎を損傷し、手足の自由を失った。 しかし病院で絵を描くことを覚えそれ以来30数年、寝たままの姿で口に筆をくわえて絵を描き詩を付けている。 色紙一杯に絵と詩がかかれ、それらが調和し合ってすばらしい世界を生み出している。。 花の絵が多いということであるが、ベッドから眺め花と対話しながらの詩画は人間の真の声のようだ。 今回展示の67点の最新作は2012年。すべてに英語の翻訳がついているので、それを読むと詩の意味が掴めそうである。 詩文は、墨であったり、サインペンであったり、絵の具であったりと詩文に使い分けておられる。 1981年に結婚され、奥さんの昌子さんが絵のアシスタントとして31年。 いまでは群馬県みどり市東町(あずま)の草木湖畔に富弘美術館(1991-)、熊本県芦北町に星野富弘美術館(2006-)の2館と、世界中の展覧会で、たくさんの心をつかんでおられる。 テーマの「いのちより大切なもの」は次の色紙に書かれている。 おだまきという花の絵に「いのちが一番大切だ思っていたころが 苦しかった いのちより大切なものがあると知った日 生きているのが 嬉しかった」という詩文。 あけびという絵に 「あけびを見ろよ 木の枝にぶら下がり 体を二つに割って 鳥がつつきにくるのを 動きもしないで 待っている 誰におしえられたのか 自分を投げ出せる あけびを見ろよ」という詩文。 シロダモという絵には、 「木の実になりたいそして「種蒔きもせず、刈り入れもせず」とキリストが言った小さな鳥にくわえられて 澄んだ空の中を どこまで行きたい」という詩文。 苦しいことの多い一生を生きる一人の人間の生の軌跡が、絵の一つ一つに感じられ、涙するものがあった。 Picture1(sketch-direction 239° pm12:01 Sketch point:Ichiban-bridge,Hino City,Tokyo,Japan GPS 35.659997,139.392969(35°39'35.99" N,139°23'34.69" E)標高73m Google Earthを楽しむ方法 Blogに掲載されている画像はすべて場所名、方位、時刻、GPS情報と標高を付けています。このうちGPS情報(ex. 35.674794,139.758183(°)など)を、Google Earthのジャンプboxに貼り付けて検索ボタンをクリックすると、スケッチした場所に飛ぶことが出来ます。

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