turbo717's Activity 

2016/03/25(金)17:01

かたくりの里

ジョグ&スケッチ(1456)

城山・かたくりの里_story(4113)2016.3.25 毎日少しづつお読みください。 林床のかたくり 絵は、左上から時計回りに、キブシ、紅花ミツマタ、ショウジョウバカマ(赤茶けた葉と白・紫の綺麗な花とのコントラストが見事な風情。)、カタクリ(曇っていたため反り返っていない) 城山・かたくりの里(相模原市緑区川尻4307(旧城山町川尻字小野))はかながわの花の名所100選に選ばれている。大昔からこの地にひっそりと永い間風雪に耐えて生き続けて今日に至っている。群落は1500平米にも達し今もその密度と領域を拡げつつある。 言い伝えによると万葉の歌人小野の小町が東北よりこの地に移し植えた由。小野の小町にちなみここを小野という地名になったという。(合併後はこの地名が消えた) 「かたくりの一つの花の花盛り 山すそにつみてかなしもひと茎に ひとつ花咲くかたくりの花」 このカタクリの花 花が散って実がこぼれ、蟻が巣穴に運ぶという。実生が花を咲かせるまでに7~8年もの長い歳月を要する。 2000平米弱の山裾の大半がカタクリで覆われている。この山全体が邸宅の敷地というから驚く。この時期にしか公開されていず、あとは家人がひたすら山を守るという。周囲の杣道から内緒で入ろうとするのは少々無謀である。山また山が続き藪が行く手を阻む。今回はRun keeperをしかけて行ったので、だいたいの位置ががつかめたと思うが、詮索はよそう。正規に入場料を払って入ることにした。なんと、神奈川中央交通の直行バスが橋本からでている。専用の駐車場を降りた人たちが続々とやってくる。 このかたくり、雨のときは花を開かず、うなだれている。太陽が出てくると花弁を反り返らせ踊り子のように”有頂天”となる。自宅からは5kmと近く、毎日のように通っているマラソンコースの脇にある。 この日は雨模様で寒くせっかくのかたくりが”頑なに”花を俯かせていたが、キブシの黄色いすだれがこの世のものと思えないほど素晴らしい。 ショウジョウバカマ、雪割イチゲ、紅花ミツマタ、アズマシロガネ草、日向ミズキ、サンシュユ、うぐいすかぐら、紅アセビ、リュウキンカ、ヒメコブシ・・ 無数の山野草に樹木たち。草花愛好家には必見の里山である。4月17日までopen。9:00~日没まで。 記事一覧 徒然の記1 結婚記念日 徒然の記2 朝の段取り 徒然の記3 フラジャイルでの病理医 徒然の記4 耐寒訓練 徒然の記5 原発事故集団訴訟 徒然の記6 My Mapの作成・・OSM(Open Street Map)による道のトレース 徒然の記7 ベルギーのテロに思う 徒然の記1 結婚記念日 3月21日は我々 狸・爺婆の結婚記念日であるが、2人ともそのことには触れはしない。facebookを見ると「今日が○○です。」と初々しく嬉しそうに語る輩が多いが、こちとらはそんなの今まで祝ったことすらない。 しかし夫婦というのはつくづく不思議な関係である。出会わなかったら一緒になることは一生なかったはずで、お互い別々の家庭を築き別な子供たちや孫に囲まれていたはずである。偶然の産物なのに、結構しっくりとした自然体となっている。お互いに諦め、絶好はたまた、しぶしぶの境地なのであろうか。 そう思うと、実に摩訶不思議である。道を行く仲良し夫婦も、空気のような存在の2人であるが、かけがいのない仲となって実に仲睦まじくに風景に馴染んでいて自然体である。 わが相方も最初のうちは毎日1万坪の邸宅の間取りを書いていた。結婚前から夢見ていた館の絵などを沿えて。今ではもう観念してウサギ小屋に納まっている。小生がヤモリのように壁に吸い付かないと、他方が通れないくらい狭い廊下しかなく、自分が入れば溢れるような小さいお風呂にうずくまる奥方が哀れにもなってくる。 娘が孫を連れて遊びに来てからかれこれ10日。娘たちの洗濯物は、毎日ファッションショーを見ているように目まぐるしく変わりしかも上物揃いである。孫など1歳用にあつらえた服には可愛い蝶ネクタイがついたりしている。パリ・プランタンでお土産に買ってきた揃いの服も着たりしてパリ・モードの孫となった。 ままごとのような靴下を干したり、娘のドレスを干したりする間に、我々のと比較しながら物干し台に佇む今日のこの頃。 徒然の記2 朝の段取り 孫の朝食用にご飯を追加したり、パンを余分に焼いたりと忙しい毎日である。この赤ん坊、小さいわりに実によく食べる。よってパンはほとんど毎日焼いている。2人だけのときは2日半毎に焼けばよかったのであるが。 最近は自分で食事をしたがりスプーンをよこせと泣き出す。用意した食べ物が終わってもまだ食べ続けたかったらしく文句を言いたげにぐちゃぐちゃとお喋り。 茶碗を洗う時の姿勢が違ってきた。頭の上に、孫のよだれかけが干してあり、それをよけなければならないからだ。 洗いものに25cmくらいの細いワイヤーブラシが加わった。聞くとコップに付いているストローの掃除用だという。これで中をきれいにするのだという。 月末になると、カミさんの朝食のランチョンマットには、20cmのスペースを設けなくてはならない。 月1回のペースで医者に行くための血圧測定のために場所を空けておく。1ヶ月のグラフはそれをもとに捏造しているのか? 毎日測らないのは邪魔臭いからだと言う。医者に行く前の4日程度が、朝食前の測定タイムとなる。その意味で小生も共犯者である。 キャベツは家族といえども客人に葉っぱを直に食べさすわけにはいかない。細切りにし箸を付ける。切れ端を床に落とすわけにはいかない。赤ん坊が目ざとく見つけ口に運ぶからだ。 だんどりは何重にも増加してきている。そのため準備時間を10分多めに取るようにしている。ただ7時半はまだ全員就寝中なので、食器をコトリとも音を立ててはならない。5mmほど間隔をあけるのだ。 コーヒー滓(カス)の採取を初めてかれこれ4ヶ月。食器洗いの時、イの一番でコーヒー滓を採取している。シンク用のネットに集め、蛇口に結わえておく(これが功を奏したのかシンク近くに虫が飛ばなくなった)。水分がなくなったことを見計らい、庭で干す。それを溜めては、湯飲みなどのいらなくなった容器に移し替え、家じゅうの隙間に置いておく。 それを定期的に更新し、いつも新鮮なコーヒーの香がするようにしておくのだ。人間には感じなくても虫たちには強力な忌避作用があるらしく小虫などが寄ってこなくなる。その真の効果がこれからの季節なので、取り換え・補充に忙しい。使い終わった滓は、腐葉土とまぜ肥料にする。 そうこうするうちに赤ん坊がねぐらから元気よく這い出して来る。ママの朝食の準備中は爺が面倒を見る。「いないいないバァ」で、”婆々”が遊ばれている。 稗突き(ひえつき)バッタのようにこまごまと作業しているうちに昼を迎える。嗚呼。 徒然の記3 フラジャイルでの病理医 「フラジャイル」・・フジTVで先週まで放映していたドラマのタイトルである。「フラジャイル」って何?と聞くと、「壊れやすい」と答えが返ってきた。 2014.8から連載中の漫画「フラジャイル 病理医 岸京一郎の所見」が原作。岸(演:長瀬智也)の「私の言うことが絶対だ!」という口癖が面白い。治療に携わるドクターを「バカか! お前は!」と言い放つところが痛快であった。 顕微鏡による細胞診を行い病名を特定する大変重要なポストなのに、ドラマの病院では存続が危ぶまれたりと10回の物語は毎回固唾をのんで観ていた。 なんと、病理医というのは聞くと「医者の医者」であるという人も居て一目置かれる存在のようである。死亡解剖などより治療措置の検証も行っているので、医者の医者と言われるのだろう。 知り合いの息子さんがこの病理医であると言う。びっくりぽんである。 徒然の記4 耐寒訓練2016.3.24-25 朝方「夜、家を出ます。」と娘とカミさんに告ぐ。『どこへ行くの? 夕食は食べるの?』と娘。「はい。」と。 カミさんが別に心配をしてこないのが悔しい。夜、テント、寝袋、マットが入ったリュックを担いで、玄関を後にした。 今夜は門扉と玄関の間にある駐車スペースで”野宿”である。小生用の駐車スペースも、廃車にしてからはここが空いているだ。 寒い冬はぬくぬくと羽根布団にくるまっていたが、こんな小さな寝袋で果たして大丈夫なのか?ということを確認するために春冷えの日を選んだ。 昨年はベルギー→フランスの国境近くで夏なのに3℃という寒さに震えあがった経験を持つ。北緯49°~50°は、日本の緯度にはない。そこは樺太の真ん中あたり。寒いわけであった。 7/20にリュックを盗られた時、真夏に向かう行程のため寝袋を買わなかったのだが、テントの中で凍え死にそうになったのだ。 今回の旅でもリスボンでやっと仙台の北緯38度にあたる。晩秋のスペインやポルトガルの寒さはいかほどであろうか。 まぁ、これを試すために、早春の玄関先を選んだ次第。 ドイツ製のテント。自立型ではないため紐でテントを引っ張るシステム。コンクリのタタキではペグは打てずテントは立たない。梁を支持するために最低5個を固定する必要がある。昼間、すでに河原から石5個を運んできている。リュックの底が抜けるかとおもうぐらいに重かったが。 紐をそこに結わえ、テントを周囲から引っ張ろうという裁断。さてうまくいきますか。 テント設営 ・・・翌朝。(blogを時系列を追って書いているため1行上は過去のことになっている。)なんと665gしかないダウンは布団を被っているように暖かい。ただ・・。 自宅で寝るというのは雑音が問題である。隣近所から色んな音が聞こえるのだ。咳払いやシャワーの音など。入浴など30分以上もかかっている。5分で洗い終えて欲しいものだ。犬も鼾をするのか。耳を澄ましてみると聞きなれたリズムである。どうもすぐ上の「松の間」で寝ているカミさんの鼾のようである。 猫も通るし、車も通る。安眠妨害ではないか!と。あまり熟睡できたと言えない。 さて、仕舞いかたであるが。寝袋はスタッフバッグに入れるときには、以前誰かが言っていたように、端からどんどん詰め込んでいくと上手くいく。最初に丸めてから入れようとするとダウンの場合は容積が3倍ほど膨らんでいるので押し込めないのだ。 これにはすこし熟練を要する。空気を抜くようにしなければならないため開口部を最後にして押し込むのだ。上下逆だと、最後は膨らんだままとなりバッグには収まらない。一度失敗をしている。 テントは張りが足りなかったせいで開口部が塞がれたためか、天井部分に結露が見られた。このあたり反省材料である。 徒然の記5 “原発事故集団訴訟” 5年に及ぶ裁判が続いている。原告も被告も同じ地震調査研究推進本部の地震に関する長期評価をもとに、一方は予知不可能、一方は予知可能というように2つに見解が分かれているというのではないか。これでは何年たっても拉致があかない。 11mの津波が予測限界だったとしても、その限界値近くに原発を6基もならべ、非常用発電装置の高所設置などをせずに地下室においたところに、failsafeの概念が活かされていないのである。 地震予知という観点から責め立てても平行線である。この際、failsafeの設計をしてこなかった東電側に非があるとして裁判の方向転換を強く求める。failsafeの無策が罪であるかという点これも難しかろう? 道義的責任ということで1兆円くらいで和解をしたらどうだろう。 徒然の記6 My Mapの作成・・OSM(Open Street Map)による道のトレース MyMapの作成は、漸くポルトガル中部のサンタレン県トマール(Tomar)に到着した。山また山の連続であまりお店がないところが苦しい。ときたまある都会で3日分くらいの食料品をgetしておかねばならない。しかもアルベルゲのない町では消防署に泊まれと言う。この位置も特定しておかねばならない。ただ1日の行程を30km以下としたため時間はたっぷりある。 スケッチタイムが稼げそうで楽しみである。 徒然の記7 ベルギーのテロに思う2016.3.25 BCC放送は言う。今一番やばいのは日本ではないかと。安全大国日本が一番テロ対策が脆弱だという。 空港、劇場、バス、鉄道、駅など人が集まるところはすべてゲート化し、不審物の取り締まりを行う。 大都会は大混乱となるが、そういった覚悟が必要ではないかと。現状を謳歌している我々に警鐘を鳴らす必要があるのではないか。 逆に言えば、ビジネスチャンスなのである。

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