turbo717's Activity 

2019/11/30(土)23:13

真鶴run & 合宿、i-新聞記者ドキュメント

ジョグ&スケッチ(1456)

​Manazuru run & arberge camp, i-newspaper reporter_ story (4420)2019.11.30I watched the documetary movie "i-newspaper reporter"which depicts the days of anger of Tokyo newspaper reporter Isoko Mochizuki. Government officials are unable to answer anything in the face of questions such as floods. Japan is a modern democracy where freedom of the press is ensured-proteted in the constitution. It is not the kind of place where journalists are denounced as the “enemy of the people”. Still,the government sometimes behaves in ways more reminiscent of authoritarian regimes, like denying some journalists access to news conferences.ドキュメンタリー映画「i-新聞記者」を観た。東京新聞記者望月衣塑子(いそこ)の怒涛の日々を描く。洪水のような質問攻めにあって、政府高官は何も回答しない。そのうちに政府に不都合な発言をする記者が阻止される。もう独裁政治である。国民に真実が知らされないという怒りは、外国人記者にも波及している。言論の自由が侵されていると。■今週の1枚 View down the Sagami River from New-Ochiai Bridge (新落合橋から相模川下流を眺望。2019.11.30)​  手前が上流方向。(旧)落合橋。中州は大島(周囲2.2km 25ha)。先日の台風19号による大雨及び、1.7km上流にある城山ダムからの緊急放水により堤防が崩れた。  リニア新幹線の相模原橋梁(長さ870m)がこの風景のど真ん中に海抜100mの位置に西(西南西258°)方向に渡される予定。10年後までにこの景色に追加される筈。​ 目次 徒然の記その1 真鶴run  徒然の記その2 真鶴合宿 徒然の記その3 武蔵野室内アンサンブル    徒然の記その4 Violin-Viola Duo  徒然の記その5 映画「i-新聞記者ドキュメント」   徒然の記その6 映画の後は都内run22km  徒然の記その7 スポンジの声 徒然の記その8 パソコンのファン ​ ​徒然の記その1  真鶴run 2019.11.23(土)​ ■2時半起床→朝餉の準備→小生専用の朝飯をパッキングして家を出発3:45。雨が止んだ直後らしく路面が濡れている。土曜日はプラゴミ回収の日なのでそれを持って出発。→駅到着4:10 汗は掻いていないし人の目もそんなには気にならない。そのままのrunningスタイルで電車に乗り込む。4:34→4:50町田5:05-小田急→6:10小田原6:22→6:34真鶴。 朝食は、各ホームと、小田急線車内で済んでいるので、そのままrunning開始。  真鶴駅→跨線歩道→真鶴中学校脇→湯河原町総合運動公園→湯河原CC分岐→美化センター→7:41さつきの郷→7:55星ヶ山公園見晴らし台→8:36自鑑水(じかんすい)→8:55幕山(626m)→9:32湯河原梅林→10:30真鶴駅前→10:57アルベルゲ到着​コース水平距離15km up807m down841m 見かけ距離=15+807x0.01+841x0.007=28.8km 所要時間4時間12分 6.7km/h 1460kカロリー。 ピンクと赤が計画したコース。実際は主にピンクを走っている。上部山岳コースは自鑑水(じかんすい)経由の中道を通っている。 ■走ったコースで山岳部は、鎌倉幕府開運街道である。湯河原・鵐窟(しとどのいわや 525m)から一旦谷に降り、幕山(626m)に登って、稜線を自鑑水、真鶴漁港→第二の鵐窟→岩地区に至るルートは、1180年8月23日の源頼朝の走行ルートである。 ■自鑑水(またの名を自害水という)とは、石橋山の戦いに敗れ郷土の英雄土肥実平に導かれ源頼朝がたどり着いた池。鑑に見立ててやつれた顔を見て自害を決意、しかし水面に映る自分の姿を見て髪の乱れを正し心機一転勇気を奮い起こしたとされる。■終点の「アルベルゲ」とは、懇意にさせていただいているお医者さんの邸宅である。壁にはスペインのタイルが張られ、玄関にはホタテ貝と矢印のタイルが掲げられているのでまさに真鶴のアルベルゲである。■ただここで足が吊り始めた。14:00.家に着いてから2時間で症状が出始めた。 その後両足が2時間ほど吊って七転八倒。こんな苦しい思いをしたのは人生で初めてだ。そもそも何がいけなかったのか。1.睡眠不足、 2.準備体操・整理体操ほぼゼロ、 3.事前に芍薬甘草湯2.5gの顆粒を飲まなかったこと、 4.途中水分補給をほとんどしなかったこと、 5.休憩時間をほとんど取らなかったこと 6.おやつ類等甘味成分を摂取しなかったこと、 7.最後は食料が尽きて空腹を抱えて走っていたこと。 8.標高差が累計で800mもありかなり体力を消耗したこと、 9.幕山からの下り400mの階段が酷(こく)すぎたこと。 10.直後にお酒をたくさん飲んだこと。など多々考えられる。真の原因を究明し、この反省を今後の糧としたい。「徒然の記その6」でも比較している。 なにせ14:00頃から足がつり始め、談笑が続く部屋から一人そっと離脱してオーディオルームに行くのがやっと。ベンチに腰を掛けるも、すこし身体を動かしてもふくらはぎが吊るのだ。その痛いこと。声を発することもできない。暗い部屋であったため、途中小生を覗きに来たひとは無言の「上人」が悟りを開いている様に映ったので、声を掛けるのも憚られたと。  漸く動けるようになって、ソファーまで辿り着き、横になるも、またそこで両足が吊る。交互に襲い掛かる悪夢のような仕打ちに、声も出せず唸るのみ。やっと訪ねてきた人に部屋を暖めてもらい毛布を掛けてもらう。16:00頃もう一度芍薬甘草湯服用(14:20に一回)。  これが効いた。16:30にはすっかり良くなりダイニングルムまで駆けて行って皆を驚かす。​​徒然の記その2 真鶴合宿  2019.11.23(土) ■世田谷、川崎、三浦半島などから続々と”アルベルゲ"に集まってくる。総勢10名ほど。実はこの合宿。ヨットに乗ることも目的の一つであったが葉山マリーナーに係留されているヨットは海上の荒れ模様で航海禁止になっていたためこちらに来る予定の人たち6名くらいが足止めを食っているのだという。  真鶴ー葉山と双方で足止めをくらい、みんな部屋の中で時を過ごしている。お蕎麦を戴いたり、ボジョレヌーボ(Red Fizz Nouveau2019、Beaujolais Village Nouveau-Mommessin)、赤ワイン(Marques du Zenete、evodia・・)。刺身の皿には若アジ、ブリ、カンパチ、シラス、イカ、貝柱などが盛り付けられている。ワサビを擂(す)り専用の醤油を付けて食す。タラマ(鱈子+α)が小生には未だに神秘のメニューである。パンやふんだんに出されるワインにとても良く合うのである。  牛入りのきし麺、白菜と豚のミルフィーユ鍋、カニ一匹が出てきた。甲羅で酒を飲む輩あり。カニみそを足して、"カニ風味ミルフィーユ雑炊"を作ったりと。食べ尽くした「真鶴」合宿。そのうちの4名は帰途に就く。  お土産に、お味噌、すだちポン酢、辛いオリーブ油などを戴く。さらに月下美人の苗を知人から貰う。緑の葉っぱを突き刺したパンパンのリュック姿となり、JR→小田急→JRと。​​​徒然の記その3 武蔵野室内アンサンブル 2019.11.24(日) ■府中の森芸術劇場 ウインホールにて、「武蔵野室内アンサンブル」の第42回定期演奏会を楽しむ。午前中はここの「平成の間」で第九の練習。都立府中の森でお弁当を食べながら日光浴。色づいた公園は素晴らしく綺麗。​指揮:森山崇 モーツァルト(1756-1791 父レオポルト(1719-1787)は今年生誕300年)交響曲 第25番 ト短調K183(1773年作曲 短調の交響曲は第40番とこの2曲だけ)) シベリウス(1865-1957)交響曲 第3番 ハ長調Op.52(1907初演)このアンサンブルはかってはよく秋川キララホールで演奏会を開いていた。2013年に行った時はフォーレ:組曲《マスクとベルガマスク》、モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調、シューベルト:交響曲第6番ハ長調・・D589  アンコールはなんと・シベリウスの「アンダンテ・フェスティヴォ Jean Sibelius:Andante fesrtivo」・・10/6に行われた府中市民交響楽団第80回定演(シベリウス:交響曲第5番)のときのアンコール曲と同じであった。 ルロイ・アンダーソン:クリスマス・フェスチバル オケの配置は、最近よく見るようになった対向配置(両翼配置)で、Vn1とVn2が向かい合わせになっており、下手(ステージに向かって左側)からVn1→Vc(後ろにB:コントラバス)→Va→Vn2といった配置で、当時はみんなこんな配置だったようだ。その配置に合わせ曲が書かれているという。  最近でも、時代背景に合わせてこの配置で演奏するオケをずいぶん見るようになった。 例えば、ベートーヴェン(1770-1827)の第九(1824作曲)でも、Vn2とコントラバスが向かい合っていると弾きやすい部分が随所にある。第2楽章なんか、AAA(ラッララ)→DDD(レッレレ)と続く部分は、V2→Va→Vc→Vn1→Bと順番に弾くのであるが、対向配置の場合は、都合よく、右手から左手へ向かって音が移動する。ステレオ効果のような感じで音がワーと流れていくのだ。それがストコフスキーが始めたという現代の配置では、Vn1,Vn2,Va,Vc,B(場合により当団のようにVn1→Vn2→Vc→Va 後ろにB)なので、第2楽章の音は左右交互に流れていく。ベートーヴェンに聴いてみたいところである。こんなんでも宜しいのですかと。 アンコールの時、指揮者はサンタクロースの帽子を被って出てきた。ルロイ・アンダーソンの演奏で初めてその真意が伝わった。最初は何事かと思たったが。■初めての来場者?・・夫婦で来られている方であろうか。開演5分前に場内アナウンサーが「これよりホール内は電波が遮断されます。電話などはロビーでお願いします。」とあったのに、開演時間が過ぎ、場内が暗くなりかけても、必死にメールの文字入力をしておられる。  恐らく場内アナウンサーも聞いていないのだろう。クラシックを始めて聴きに来られたのだろうか。場内マナーが徹底されていないのだ。ご主人もご主人である。奥さんに注意の一言も掛けないとは。 ついでに言わせてもらおう。電車の中で決まって携帯で電話をしっぱなしで、切ろうとしない人が目立ち始めた。次の駅を過ぎてもまだしゃべり続けているのだ。相手に小声で「今車中ですので後程。」と言って切ればよいものを。ただ外国では、電車でも喋れているようだ。ビジネス特急などになると皆電話をしている。ひそひそ話であるが。​​徒然の記その4 Violin-Viola Duo 2019.11.26(水) ■我が家の空き家となっている本宅で大学からの友とDuoを楽しんだ。 ・マーラー(1860-1911) リュッケルト歌曲集Rückert-Lieder ・・『フリードリヒ・リュッケルトによる5つの歌曲』から3曲  ・私はほのかな香りをかいだ、 ・あなたが美しさゆえに愛するのなら、 ・私はこの世に忘れられて​・ドヴォルザーク(1841-1904) オペラ「ルサルカ」RusalkaOp.114のアリア「月によせる歌」・・スラヴ神話の水の女神ルサルカが歌う美しい曲で名曲中の名曲。Violin-ViolaのDuoでもうまく仕上がっており、Violaでは32分音符で刻みつつ波状的に盛りあがっていく部分には心震えるものがある。・モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 K.424 第3楽章,Var.5. あとは、来年の研究室の集いに弾く曲を早期練習。  氏が使っている楽譜作成ソフトはフィナーレ「finale」で今や世界標準のアプリである。知る限りでは友人はこれを2011年にはマスターしており、今まで1000曲くらいDuo譜を起こしてくれている。卒倒するわけである。小生もこれに追いつこうとお試し版をトライなどしたりしているが、本腰でやっていないのでなかなかマスターできないのである。  今練習している音楽教室用の楽譜に、50小節くらいの手書き楽譜で見ずらいのがあったので、恐る恐るこれをディジタルで落としてくれないかと頼み込んでみた。翌日、驚くなかれ2時間で仕上げてくれた。驚愕ものである。新しい譜面で予めさらっておき、こんどの土曜日に使ってみよう。Thanks!​​徒然の記その5 映画「i-新聞記者ドキュメント」  2019.11.27(水) ■7月5日に見た藤井道人監督の「新聞記者(シム・ウンギョンと松坂桃李が主演)」の原案者である望月衣塑子(いそこ)さんの実録ドキュメントである。監督はオウム真理教を題材にした『A』やゴーストライター騒動の佐村河内守(さむらごうち まもる)を題材にした『FAKE』などで知られる森達也監督。望月氏は中日新聞東京本社・東京新聞の社会部記者である。  望月氏の取材活動を通し、日本の報道の問題点、社会全体が抱えている同調圧力や忖度の実態に肉迫していく内容である。今年の第32回東京国際映画祭「日本映画スプラッシュ」部門の作品賞を受賞している。先の「新聞記者」を観たならこの映画も観るとよいと思う。記者会見では菅義偉(よしひで)官房長官に嫌われ、首相官邸報道室長から質問自体に妨害をくらっている実態を知ることができる。官邸側からお気に入りの人しか記者会見の現場に出席できないのではないか。肝心なことを何も知ることができないのではと勘繰ってしまうだ。だとすれば報道自体も歪められたものになっている筈。  宮古島で建設が進めらている弾薬庫がジェットオイル貯蔵庫と至近エリアで危ないと指摘し工事内容を変更させるなど成功事例もあるが、90%は追及の矢は折られている。沖縄辺野古の埋め立て現場で、その使用が10%以内でないと海底がヘドロ化して珊瑚が棲めない状況となる赤土の大量埋め立てを問題視しても防衛庁はしどろもどろ。。(見た目からではなく、実際の土の量など、岩石含有率などの数字を示さなければ確実なところは分からない。そいう意味で彼女が煙たがられてもいる。) 記者会見ではパワハラに遭っており、なかなか苦戦している  国民に寄り添った側に立つ記者として、今後とも活躍してほしいのであるが、われわれ国民も彼女に倣ってもっと立ち上がらなくてはならないのである。余りに政治に疎いままである。  メディア任せにはなっていないだろうか。政権にとって不都合な案件があるたびに、俳優が逮捕されるような目つぶしのニュースで煙幕を張るのだ。メディアに対しても「そんなことでは騙されません!」と毅然とした態度を持ち続けなければならないのでは。​ 彼女が息巻く多数の場面から、無力である我々が何をすればよいのであろうか と考えながら映画を見ていた。まずカミさんが見ると面白いのかもわからない。彼女なら立ち上がるかもしれないと。​​徒然の記その6 映画の後は都内run22km 2019.11.27(水) ■小雨降る中 映画終了後にrunning2本。 その1(am11-pm2)・・start 渋谷 goal 原宿(渋谷区坂巡り・) 12.2km その2(pm2-pm4)・・start 原宿 goal 汐留(イルミネーション下見と愛宕神社) 12km​凡例・・(数字°)は水準器の角度、階は階段坂 【】・・交差点やランドマーク ↓、↑坂を下りたか、上がったのか。↓↑・・その坂を往復 その1・・【JR渋谷→並木橋】→八幡坂(3° ↑)→東福寺→金王(こんのう)坂(3.8°↓↑)→宮益(みやます)坂(3.2° ↓)→スペイン坂(2.6° 階22° ↓↑)→道玄坂(3.8° ↑)→【南平台横断歩道】→南平坂(3.0° ↓)→かめやま坂(3.9° ↑)→代官坂(2.2°↓、東横線トンネル上5.1°↓↑、7.4°↑ 階12.3° ↑、階18.8°↑→天狗坂(7.4° ↓)→内記坂(4.2° ↓↑)→【庚申橋】 →南郭(なんかく)坂(3.4° ↑)→【広尾高校→常陸宮邸】→羽沢(はねざわ)坂(3.7° ↑)→【広尾ガーデンデンヒルズ】→堀田坂(5.4°)→(復習篇 笄(こうがい)坂 ↓↑→北坂 ↑→根津美術館→表参道→原宿) Min9m Max33m、up +96m down -122m 785Kcal   9月に買ったスマホは、雨に濡れた画面でも角度測定結果などをmemo帳にがんがん入力でき助かっている。画期的な製品だ。 その2・・JR原宿駅→代々木公園→NHKホール→公園通り→渋谷パルコ→JR渋谷駅→渋谷スクランブルスクエア→鶯谷町→八幡通り→代官山→駒沢通り→恵比寿南橋(アメリカ橋)→恵比寿ガーデンプレイス→有栖川公園→一本松坂→大黒坂→麻布十番→一の橋→中之橋→東京タワー→愛宕男坂(36.6°)寄り道→汐留イタリア街→カレッタ汐留 Min3m Max34m、up +144m down -132m 743Kcal​その1が赤コース、その2が黄色のコース。3ヶ所で交差する。青い部分が低地。都内でも起伏が複雑な箇所。中央を蛇行する川が渋谷川。右上も愛宕山は独立峰である。 ​■東京都最大傾斜の坂・・今回少し足を延ばした愛宕神社。市ヶ谷八幡宮-男坂(階段48段 35.8°)に対して、愛宕神社の男坂(別名 ”出世の石段”)は86段 36.6°(turbo実測、netには40°と出ているがそれほどの角度ではない)で、こちらに軍配があがる。 ■足の吊りは?・・上記徒然の記その1であるような恐ろしい吊に合わなかった。山岳ではないことと、水分補給とおやつ類、食事の分散取得などで身体全体に栄養補給と循環が良かったためではないか。  一方自宅で居て何もしなかったのに、寝ている間に足が吊るのは、この「水分補給」や「甘味成分補給」がされていないまま、階段を何十回も上り下りする場合に起こるのではないかと推察する。 またデーターを集めてみよう。​​徒然の記その7 スポンジの声 2019.11.28(木) ■台所のシンクの前に2種類の食器洗いのスポンジが置いてある。一つは少し目の粗いスポンジ。カミさん専用と考えている。もう一つは、3層になったものでtopが布状の目の細かい層となって、bottomが目の粗いものとなった小生専用。専門職用である。双方がどれを使ってもよいのであるが、小生としては決めておきたい。いつか「油が付いている」と文句を言われたことがあるからである。  さて、卸したばかりの新品を使った日のことだ。焼き肉を食べたホットプレートの”お焦げ”をスポンジの布状の側面で拭き取ったのだ。驚いたことに油のシミであろうか、真っ黒に汚れてしまってなかなか落ちないのだ。  ちょうど子供がボールをぶつけられたと泣きながら帰ってくるのと似ており、スポンジが顔を汚して泣いているように見えた。洗剤を沢山つけて洗ってあげても、一向に綺麗にならない。  可哀想なことをしてしまった。その汚れたスポンジを見るたびに、話しかけるのだ。汚れたスポンジのその箇所に意識して洗剤をたらして食器を洗うようにした。真っ先に洗うことで、次第に汚れが目立たなくなってきた。最近では新品同様に綺麗なスポンジに戻っている。  そのスポンジを見るたびに、汚れて泣いていた時の事を思い出して笑えてくるのだ。​ 物に心があるとしたら、それを使う人が、頻繁な会話をしてあげると、食器やタワシも喜ぶのではないかと思うのだ。感謝の気持ちというよりお互いに会話が出来れば、日々がまた楽しいのだ。  まったく話は変わるが、Violaケースには2枚のハンケチ大の布が入っている。一つは板にワックスを掛け磨くもの。一つは弓の側面に付いたヤニや、弦と糸が擦れて駒の近くに落ちた白い粉を拭き取るもの。  その布たちの汚れ具合を見ていたときかすかに「僕も洗って!」という声がしているように映ったのだ。なるほど今まであまり洗濯したことがなかったかと思い、まずは重曹で油汚れを中和し、そのあと洗濯機にかけてあげよう。 何でもいい。声を掛けてあげて様子を聞いてあげるようにすれば万事うまくいくのではないかと。​​徒然の記その8 パソコンのファン 2019.11.26(火)​■このblogの下書き原稿は、パソコンのmemo帳に書いている。書き終わったものを、楽天blogの編集サイトにupし、太字にしたり赤字にしたりと最終的な修正を掛ける。サイト上で編集した分も最終的には全てコピーしてmemo帳をupdateしておく。  過去に書いたmemo帳は全て(すこし語弊があるが2011年からすべて)ドキュメントに保存してあるのだ。Keyワードで検索すると特定の日記が検索出来る。ディジタル日記の利点である。 ところが、火曜日の朝トラブル発生。  ある箇所をコピペしていた時、偶然電源が落ちた。朝起きてまだそう時間が経っていない時に、2度もmemo帳を扱っているときにそういう状態があった。ヤバイ。10年物のコンピュータがついに壊れたのか?  スマホで「パソコン 突然電源オフ」などのkeyで引くと、「熱でPCの電源が落ちる」とあったので、筐体に手を当ててみた。さほどおかしくはないが、蓋をあけてマザーボードに乗っかっているファンボックスをチェック。所々に綿状のホコリが付いている状態であった。口で吹くと埃が舞い上がった。  このファンboxは外せるようになっているので爪を外すようにして外してみた。綿棒数本で綺麗にする。さて、この日はViolin-ViolaのDuoの日である。パソコンにばかり係わっているわけにはいかないのだ。中断。  練習が終わり、さらにクリスマス用にツリーをマンションから運び出す。家に戻ってきた。さあ問題はここからである。熱を持つCPUチップとファンboxの間にラジエータがあり多数のフインが渦巻き状になって付いている。このラジエータとCPU本体の間にゴミが入っているのではないかとスマホ画面には書いてあった。もう徹底的に見てみようと。  これが難しかった。周囲4か所を、マイナスネジで回転しながら外せとあった。ギーギーと言う不気味な音がしていく。締め付けているのか、緩ませているのか皆目分からない状態である。小粒の懐中電池を口に加え、虫眼鏡で回転方向を確かめ一つずつ捩じっていった。力ずくで外したのがいけなかったか。今度は取り付けられなくなった。  取り外したプラスチックのケースには、多数のフィンが付いたアルミの製品がに入っていて揚々それも外れた。このラジエータにはドライヤーを掛けて風を送り出し綺麗にする。4つの固定ピンは、中に心棒が通り、2つの爪で挟んでいる。この機構が複雑。ちょうど組み立てて使うポールと同じ原理で、ネジが回ることで奥に入っていき固定できるようになっている。  ところが、どうしてもラジエーターboxがマザーボードの4つの穴に収まらないのだ。理由は心棒が奥に行ってしまっているため直径が太くなりすぎて穴に入らないためらしい。まわし過ぎたのか、プラスチックの黒い破片が飛んできた。一貫の終わりか?  万事窮す。コンピューターがパーになったか?あぁ、と叫びたくなった。ラジエターがもとに戻らなければ、CPUの温度は上がってしまい、またすぐ電源が落ちるであろう。  さて、そこでピンの原理をよく理解しなくてはならないと呼吸を整える。ハウジングの一つがたまたま分解できたのだ。黒い心棒を持つ部品と2つの爪を持つ白い部品。この2つのプラスッチックの部品をうまい具合に調整できれば、マザボードの穴にスッポリ入る筈であると。  さらにここで中断。夕食の準備も佳境に入っている。冷凍庫に入っているご飯をチンしなくてはならない。さらにポットに入っているお湯も再沸騰させるべく湯沸かし器にかける。食卓には紙で包まれた怪しげなるものが出てきた。開ける時蒸気が噴出するので注意と書いてある。肉炒めのような料理が入っておりご飯にあう。しかしこちらはコンピュータのことで頭がいっぱいなのである。部品を見せたりしながらカミさんに共同作業者のように喋りかけておく。一人でも賛同者を増やした方が気が楽であると。  さて、夕食後はこんどはカミさんも動員である。パソコンを階下に持っていき組み立てを行う。「さんま御殿」など見ている暇はないのだ。TVの音もうるさい。「消してくれ!」と命令。「消すことはないでしょう! 観なくてもよいのだから。」とすねる。「気が散ってしまうのだ!」と諦めさせる。こっちは命がかかっているのである。  分解してしまったラジエーター・マウントが問題で、逆さまにしたとたん、肝心の爪がポトンと外れてしまうのだ。そこでセロテープで仮止めすることにして4つの穴の位置に、ラジエーターをセットする。懐中電灯で穴を照らしてもらいながらひとつずつパチンと嵌め込んでいく。  さて、それに黒い棒を下に落とすようにマイナスドライバーでギシギシと締め付けていく。捻じ込んでいくと爪が広がりマザーボードにしっかり固定される。このセットの上に、最重要な「ファン」を取り付けるのだ。  2階に本体を持ち上げるためにドアを開け閉めしてもらう。剥き出しのコンピューターを見てカミさん「こんな風になっているのネエ!」と目を丸くしていた。 カミさん、何事もなかったように「さんま御殿」を見始める。  小生・・パソコンの立ち上げに腐心。ファン用の電源コネクターを接続すれば、ファンが回りラジエーターの隙間に風が送られ、それと密着したCPUを冷やすのだ。一時は諦めかけたパソコンが復活した。あぁ、今日は肝を冷やした。あんな難しい造りのラジエーターboxを誰が設計したのだろう。  世の中のパソコンがだいたいこんな調子だろうか。素人には難しすぎる。​左がデスクトップパソコンのマザーボードに乗っているファンbox この下にCPUチップを直接冷やすラジエーターが付いている。 右がそのラジエータ。中央の丸い枠の真下にCPU-LSIが実装されている。周囲の4つのネジの下にマザボードの穴に通す爪が付いている。 ​(編集後記)その他:turbo717のActivityは下記HPで公開しています。ヨーロッパ6700kmの記録、巡礼データベース、絵日記blog、歩き塾blog、課外授業(音楽活動履歴、インド数学、Excelによるパズル)などへリンクを張っています。 ​​​http://turbo717.ciao.jp​​​​

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