北海道のクマ・シカ。驚きの数が捕獲され過ぎている件①
札幌市の円山動物園に行ってきたのですが、ヒグマやシカを見てふと思ったとがあるので少し調べて見ました。北海道のクマ・シカ。驚きの数が捕獲され過ぎている件。エゾシカの捕獲数の推移本当にシカ、増えましたよね。札幌出身、アラフォーの私の記憶では小学校の時に阿寒でシカを見たのがはじめてだったように思えます。で、ちょうど20年ほど前に定山渓でシカを見ることがあったのですが、あの時は本当に驚きました。札幌でシカとか。ちょっと考えられなかったです。では、今エゾシカって北海道にどれぐらいいるのでしょうか?気になったので北海道のホームページを見てみました。↓令和2年度(2020年度)エゾシカの推定生息数等について引用:北海道HPより意外なことに実はH23年と比較するとR2で10万頭ほど数は減っているそうだ。これにはちょっと驚きました。ただ!H12年が39万頭ですからR年の67万頭と比較すると猛烈な勢いで増加したのがわかります。では、ちまたでよく聞くもっとエゾシカは数を減らさなければいけない。ってのはどれぐらい実行されているのでしょうか??実はR2年で13万頭も捕獲されているそうだ。13万のシカをちょっと想像していただきたいのですが、うーーーむ。凄い数です。札幌ドームで想像していただきたのですが、野球する時で4.2万席です。ってことは、シカを席に座らせたと仮定すると、札幌ドーム三つ分が満席になります(笑)ちょっとゾッとする数ですね。ちなみに1年365日で割ると一日平均328頭も全道で捕獲されていることがわかります。それでもこーーーんなに数がいるのですから、シカ王国北海道。凄いです。ちなみに支笏湖に釣りに行くとシカを見ない日は無いってぐらいいるのですが、別のエゾシカ捕獲数の推移を見ると、胆振ではR2年に12,130頭、石狩で1,736頭捕獲されていることがわかりました。胆振、凄いですね。年に1.2万頭も捕獲してるなんて知りませんでした。一日平均30頭以上捕獲されてるんですね。また、千歳市がある石狩については1,736頭と一気にぐっと少なくなっているようです。もっとエゾシカの詳しい取り組みを見たい方は北海道のホームページのこちらをどうぞ。ヒグマの捕獲数の推移ヒグマも相当増えたな~って印象あります。私が知っている札幌の某所でも近年はほぼ100%釣りをしているとクマの痕跡を見るようになりました。北海道の今の政策ってどうなっているのでしょうか?道総研の資料を見ていると2017年に策定されて北海道ヒグマ管理計画では、科学的かつ計画的な捕獲管理によって人間とヒグマの緊張感のある共存関係を構築し、人間とヒグマとのあれつきの低減を目指している。「問題個体の確実な排除」と「ヒグマ地域個体群の存続」の両立を図るため、ヒグマ個体群の水準とその動向を明らかにする必要がある。引用:独立行政法人北海道総合研究機構 北海道にヒグマは何頭いるのか?ってなことが書いてありました。では北海道にヒグマってどれぐらいいるのでしょうか?独立行政法人北海道総合研究機構が公開している資料がありました。↓北海道のヒグマは何頭いるか?ザクっと、推定の成果だけを見ると、2020年末における個体数推定の中央値は・渡島半島地域で1829頭・積丹・恵庭地域で1219頭・天塩・増毛地域で1326頭・道東・僧や地域で4630頭・日高・夕張地域で4565頭で、全道では13569頭だそうだ。また、95%下限値は6240頭、上限値は23548頭とのこと。そして、ヒグマの捕獲数ってどうなってるのでしょうか?北海道が公開している令和3年12月23日現在のヒグマ捕獲数・被害の状況(S37~R2)を見てみましょう。引用:北海道HP 令和3年12月23日現在のヒグマ捕獲数・被害の状況(S37~R2)みなさん、ご存知の、冬眠明けの春クマ駆除ですが1990年に廃止されましたよね。S37年からの記録ですが、当時はそれなりの数が捕獲されてますね。多い年で868頭ですか。それがH1年には184頭となりH2に春クマ駆除が廃止となっています。しかしですね、H21年ぐらいから捕獲数が目に見えるように増加していて、R2年には930頭となっています。ちなみに、この「捕獲」ですが、この捕獲後どういった扱いになっているのか私にはわかりません。捕獲≒駆除 と捉えててよい物なのか、私の判断では微妙なところです。ただ、この数字を駆除と考えた場合、春クマ駆除をやめたことによって結果、皮肉なことに捕獲されるクマがやめる前より増加してしまった。という事になります。何と言うのか、複雑な気持ちになりますね。また、もっと注目した方がよい数字が人身被害です。S37年からのデータですが、死亡、負傷あわせて10人を超えることは今までありませんでした。それがR3年には12人と急激に増加しています。クマに襲われて負傷した方の被害状況と手術後(整形)の写真の資料見たことがあるのですが、結構ハードです。正直ここまでとは思わなかった・・・、と思うぐらいクマに襲われたらかなりの傷を負う事がわかりました。毎年釣りをしていると、クマの痕跡は見ますが、本当に気を付けなければならない、それなりの装備をして釣りをしなければならない、時には諦めなければならないと思っています。まとめ正直なところ、シカやクマがこんなに捕獲されているのは驚きでした。賛否両論ありますが、それでも私個人は、シカもクマももっと数を減らすべきだと思っている一人です。自然との付き合い方ってのは非常に難しいものですが、一個人がどう自然と向き合わなければならないか。今日、ご紹介した数字を見て色々考えるものがあるのなら、書いてよかったなと思います。色々考えさせられる数字だと思っていただけたらポチっと応援お願いします♪北海道の釣り情報はこちらからご覧ください!↓↓↓