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北国の遊び方 ~北海道の釣りブログ~

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2019.10.20
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カテゴリ:トラウト
​​​

​​​イワナ?アメマス?メジカ?サケ?クチグロ?サクラマス?・・・・??違うの?って色々疑問に思う人がいると思うんで、ちょっと触れてみたいと思います。難しい話をすると眠たくなる人が多いと思うので今日はほんの少しだけ、触れてみます。

​​​ちょっとだけ難しいトラウトのお話。​​​

​​​普段何気に釣っているトラウト。

俺、釣る専門で難しいことはわかんなくて良いよ(笑)

って言う人にもちょっと見ていただきたい(⌒∇⌒)

釣りに限らず趣味において普通の人が知っていない小ネタを知っていると、もっと自分の趣味が好きになるもんです。

なので、今回はちょっとだけ難しい話をしたいと思います。

トラウトを釣っていてぜ~~んぶトラウト!!って言ってしまうとちょっと、芸が無いのでどの魚がどの魚と近い生き物なのか説明したいと思います。




いきなりお話は専門的なお話になりますが、生物の分類について「科、属、種」なんて言葉を聞いたことあるでしょうか?
何となく聞いたことある人が多いと思いますが、これ、理解していると魚の分類のこと、よくわかるようになります。

簡単に説明すると、科という大きなグループの中の属と言うグループがあってその中に種があります。

科≧属≧種

と言った関係です。

人と言う生き物のアジア系人種の日本国の山田太郎さんみたいな感じですね。



魚とは言わず、人間なんかで例えると、ヒト科は同じでも「属」でチンパンジー属、オラウータン属、ゴリラ属、ヒト属など分かれるわけです。

人とチンパンジーが良く近い生き物なんて聞きますが、学術の世界ではお隣の生き物なんです。




生物の分類では「二名法」と言う使い方をします。
これは簡単に言うのが難しいのですが、「属+種」の名前でその生き物が何なのか分類しましょうってことです。
これは世界共通です。なので、アメリカ人やフランス人の学者にサケ!アキザケ!!わかんないの?サケ!!って言っても通じませんが、二名法を使って説明すると全世界共通でわかってしまうんです。


私、学者や研究者じゃないんですが、この二名法を仕事で使うことが多々あるんです。
二名法を使うと、ドイツ人でも、イギリス人でも、ロシア人でも、アメリカ人でも中国人でも通じてしまうとても都合の良い名前なんですね。(名前と言うとちょっと語弊があるかもしれませんが・・・)



去年ロシアのモスクワ大学で、とある生物の有識者が世界各国から集まる会議があったのですが、そこで私が「この生物はですね~~~」なんてちょっと偉そうに二名法を使って話していると、どの国の人にも「Oh!シッテマース!ニホンハ キョウミブカイデスネー!!」って通じてしまう訳なのです。とても便利と言えば便利な名前(分類)と言うことになります。


さて、まずは軽い準備運動。


例えば私は北海道民であり札幌市民なのでわりと、多くの人が馴染み深い札幌市や釧路市の市木であるライラック、ハシドイの場合どうなるでしょうか?

モクセイ科の植物なんですが、

最初にSyringaと付くとシリンガ属=わかりやすく言えばライラックの仲間という事になります。
それを二名法であらわすと

Syringa(属) vulgaris(種小名)=ムラサキハシドイ ※ライラック(札幌市の市木)
Syringa(属)reticulata(種小名)=ハシドイ(釧路市の市木)ライラックの仲間です



Syringa vulgaris=ムラサキハシドイ ※ライラック
​​​



出典:ウィキペディア
Syringa reticulata reticulata=ハシドイ

と、なって属が同じでも、種小名が違うとまた違う生き物になるんですね。
一見同じようなグループにいてもちょっと変わってしまうんです。でもかなり近いグループと言えば近いです。花も微妙に似てますよね??



では魚ではどうでしょう?


​って、、、、、、もう頭がパンパンで今にも「戻る」を押してしまいそうな人が多々いると思うでもう少し簡単に(笑)​



かっなりザックリいきますよ(笑)
詳しい人はモジモジすると思いますが我慢して下さい(^^;

トラウトをわりと近いグループに分けています。
↓↓↓

Oncorhynchus masou masou=ヤマメ
Oncorhynchus masou ishikawae Jordan et McGregor=アマゴ
Oncorhynchus nerka (Walbaum)=ベニザケ
Oncorhynchus keta(Walbaum)=シロザケ
Oncorhynchus gorbuscha(Walbaum)=カラフトマス
Oncorhynchus mykiss(Walbaum)=ニジマス
Oncorhynchus tshawytcha(Walbaum)=キングサーモン
Oncorhynchus kisutch(Walbaum)=ギンザケ
Oncorhynchus clarki(Richardson)=カットスロート


写真:Oncorhynchus masou masou

わりと日本にいそうな魚をチョイスしてみました。

最初の英語みたいのは「​オンコリンクス​」って読みます。サケ属ですね。

これ、かなり近い兄弟だと思って下さい。なんとなく近い生き物なのは釣り人なら釣り人の感でイメージできますよね??
本当は「Oncorhynchus masou masou 」こんな風にイタリックで表記するんですが、読みずらくなるんで普通に記載しています。また、基本的にはラテン語で呼ぶようになってこの形になっています。

一般的にこの仲間は食べたら美味しい一族です(⌒∇⌒)


今度はちょっと違うグループになります。

Salvelinus leucmaenis leucomaenis(Pallas)=アメマス(イワナ)
Salvelinus namayacush=レイクトラウト
Salvelinus fontinalis(Mitchill)=ブルック
Salvelinus malma krascheninnikovi TaranetZ=オショロコマ・ミヤベイワナ


写真:Salvelinus leucmaenis leucomaenis(Pallas)

最初は「サリベリヌス」って読みます。イワナの仲間です。

よく、北海道ではイワナを釣っていると、これイワナ?アメマス?ってなるんです。
つまらないお話、​学術の世界ではイワナもアメマスもごっちゃになるんです。要するに同じと言うことです。​
釣り人の間では陸封型や降川型なんて言いますけどね。

ずいぶんサッパリしたお話なんですが、わかりやすいと言ってしまえばわかりやすいですね。


次、


Salmo salar Linnaeus=タイセイヨウサケ
Salmo trutta Linnaeus=ブラウントラウト


写真:Salmo trutta Linnaeus

最初は「サルモ」って読みます。タイセイヨウサケ属です。
よくアトランティックサーモンって売られているの、あれ、タイセイヨウサケのことですね。スーパーなんかで良く見かけます、その近い仲間がブラウンなんです。
ブラウンもたっぷり栄養与えて海で養殖したら結構美味しかったりして?



​Parahucho perryi(Brevoort)=イトウ​


写真:​Parahucho perryi(Brevoort)

パラフーコって読みます。huchoはイトウ属です。

ここで良くこの学名を読んでいた人はperryiの文字に気が付いたハズ。
そう、このペリー。黒船のペリーなんです

ペリーがイギリスの生物学会で報告したのが由来だそうな。ペリーって日本にまで来てイトウ見つけてたんですね。
なんか、昔のこと色々考えちゃいます。
とりあえず、オンリーロンリー北海道では他の魚とは違うオーラプンプンですが、正解です。

イトウ君、ちょっと違うコなんです。



こんな風に学術の世界での分類を見ると、なんとな~く「あーそう言われるとそうかも」って思った方もいるのでは?
今回はあーそうかも。と思っていだけるだけでOKです!!

​まとめ​​

​私の説明が悪かったらすみません。
かな~~~~り大雑把に書きましたが、イメージできましたか?
こいつらって従兄弟みたいな魚なんだ!って思っていただければ今日は大成功(⌒∇⌒)

また、地域やサイズによって呼び方は違いますが、学術の世界では呼び方は同じなのです。

最近品種改良して色んな名前のトラウトが出てきますが、品種改良のお話は別の機会にしましょうか。
これはちょっと難しい話なので私も上手にまとめられるか不安なので(笑)

にしても、地域によって魚の呼び方変わるあれ、本当に学名で統一してくれれば、わかりやすいんですけどね。
ただ、ヤマメのこと「オンコリンクス マソウ マソウ」って言ったらちょっと変ですよね(笑)
なんか、魚に愛着なくなりそう(^^;

今回はちょっと難しいお話でしたが、トラウトの分類、ちょっと理解して魚を釣るとより一層楽しくなりますよ♪

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Last updated  2019.10.20 13:01:25



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