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テーマ:釣り好きの人集まれー(7881)
カテゴリ:小ネタ
生き物って言うのは、上手に繋がっているもので、近年生物多様性と言う言葉をよく耳にする機会が増えましたね。今回は招かざる生物について、7月~8月頃になると見かける黄色いアイツ。オオハンゴンソウのお話しぁら釣りに繋げててみましょうか。
河原で見かける黄色いアイツ!!特定外来生物です!!北海道では夏に開花するオオハンゴンソウぶっちゃけ、自分、魚以外に興味ないし。 と、思っている方!! 甘い!! 川釣りに行かれる方であれば、間違いなく、河原にいる動植物に興味を持った方が良いです。 と、言うのもベイトになる昆虫などが付きやすい、植物、地域性、環境などがあるため、そんな植物が多いエリアではどんなルアー(フライ)を流したら良いかなど工夫しやすいからです。 さて、本題。 夏の北海道。釣りに出かけると必ず道路脇や河原にかなりの高確率で見かけるのが、黄色い花のオオハンゴンソウと言われる植物です。 これ、北海道のアングラーなら絶対に見たことあるはず!! 川釣りをしなくてもちょっと田舎に行くと道路脇にもかなりの高確率で自生しています!!! このオオハンゴンソウが何かと言うと、釣り人ならすぐわかる、バスやブルーギル、ガーなどと同じく特定外来生物に指定されています。 特定外来生物と言うのは 「特定外来生物」とは、外来生物(海外起源の外来種)であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるものの中から指定されます。 と言う物です。 そもそも、このオオハンゴンソウですが、北アメリカ原産の植物なのですが、鑑賞用に日本に持ち込まれ今は日本に定着してしまった生物の一つです。 黄色いキクのような花が特徴で、背丈は大人の身長程度かそれ以上になります。 この植物、地下茎(わかりやすく言うと根っこ)でも増殖するため、刈り取っても根絶が非常に難しく、日本国内でゼロにするには実質不可能となってしまいました。 私が耳にした話だと2g根を残して掘り取ってしまうだけで、残った根からまた来年グングン成長するとか・・・・。 困ったことに他の在来の野草を駆逐する生命力があり、非常に困ったヤツなんです。 オオハンゴンソウは湿地帯や排水性の悪い土壌を好むため、よく道路脇や河原で見かけるのはそのためです。 また、この植物は成長とともに葉の形を変えるんですね~。 花がついていないとわかりずらいのですが、 こんな感じで葉が変化します。 あまり知識がないと、見つけるのは少し難しいかもしれません。 ちなみにこの特定外来生物ですが、取扱いに注意が必要で栽培したり、生きたまま運搬することが原則禁止されています。 外来種による被害を防止するために外来生物法と言う法律があって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼし、又は及ぼすおそれがある海外由来の外来種のうち、特に影響の大きいものを「特定外来生物」として指定し、その飼育、栽培、保管、運搬、輸入、譲渡、野外に放つこと・植えること・まくこと等を原則禁止しています。 これに違反すると、最高で個人の場合3年以下の懲役又は300万円以下の罰金、法人の場合1億円以下の罰金が科せられます。 その辺に沢山自生している植物植物なのに、懲役、罰金がエグイですよね(笑) これは魚にもあてはまります。 北海道では特定外来生物の魚はあまり見かけませんが、生きたまま持ってかえると罰せられます。 釣りに出かけた時に、家の庭に植えよう!って持って帰ると大変なことになりますので、このへんは気を付けましょう♪ さて、釣りに話は戻りますが、こんな植物一つでも、茎が伸びて来た、葉が開いた、花が咲いた、散った。などなど、その地域の季節感がわかるものです。 特に植物に関しては時期や成長具合によっては、葉を食べる、卵を産むなどで付きやすい虫などもありますので、その辺注意しながら観察すると今後の釣りに役に立つことや目安になることもあると思います!! 鳥なんかでもそうですが、渡り鳥など覚えておくと、季節の移り変わりによる道具選びもしやすいかもしれません。 釣り好きが、他のことに興味を持つことは難しいかも?知れませんが、知ってみると楽しいことも沢山ありますよっ!!! まとめ北海道の釣り人は、行者ニンニクやタケノコとかの山菜ならみなさん知ってますな(⌒∇⌒) あと、水生昆虫など興味を持ちやすいかもしれません。 別にきっかけはそれでOKだと思いますし、釣りをする以外の環境にも目を向けることで色々なヒントをもらえると思います! くれぐれもオオハンゴンソウは持ち帰らないように! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.09.08 10:54:35
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