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北国の遊び方 ~北海道の釣りブログ~

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氷河一児のパパ

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2024.10.25
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カテゴリ:マグロ

【マグロ釣り】あなたが単独ファイトできない理由。



必ず何かが間違っている

全国的に人気のマグロキャスティングゲーム。

近年は3ケタキャッチするのが当たり前になってきました。


でも、何故だろう、切られた、体力切れ、フックアウト、リール破損、凄い良く聞きます。

単独ファイトできる方っていつも同じ方のイメージです(笑)



ってなことで、ちょっとプライベートで時間があったので久しぶりにボヤいてみます。



私もこのブログで何回も書いてますけど、去年一回3ケタマグロにリーダーからプッツンやられたことあります。
その時は飲まれ切れだったと思いますけど、もう少し太いリーダー使ってたら捕れてました。
つまりラインの選択ミスです。


さて、あなたの場合、どこで間違ってましたかね?


先ずタックルから。

ってところから始まるんですけど、今回はあくまでもスピニングリールのキャスティングゲームのお話しで、できるだけ大きい魚を狙ったイメージでいきます。


まず、届かないと意味がないのでそれなりに飛ぶロッドで強いロッド。

最近なら76~78ftぐらいに良いロッドがあるように感じます。

私はリップルフィッシャー、K's factoryのロッド愛用しています。
しっかり曲がってバットが強いロッドが良いですね。


次はライン。
最近なら12号以外の選択肢はないかと思います。
私の行く海域では10号は使わなくなりました。
15号って聞き始めましたけど、オッズポートの12号あればそれで十分かと思います。
で、他のメーカーさんディスるわけじゃないんですけど、この釣りにおいてはあまりお勧めはしないです(笑)
この釣りはリールとラインケチったら終わりだと思っているので、安いからって他のラインは選ばない方が良さそうな気もしますよ(;´∀`)

ちゃんとしたショップでテンション鬼カチカチで巻き上げてもらってください。

新品のこのラインで切られた経験のある方は、たぶんファイトに問題ありそうです。
マグロ釣りはラインの表面熱持ちますから、このラインはラインの芯で強度を保ってくれてるのが最大のメリットかと思っています。
PEラインとリーダーの結び目は私はPRノットです。ガイドの抜け良さそうな音するのは16ノットですね。
PRノットは30巻きするかしないかのところで決めてますが、最近ならもう少し少ない回数で巻いても大丈夫じゃないかな?とも思い始めました。





リールは
ステラの18000か20000できまりかと思います。ハイ。
30000はドラグが弱いし、キャスティングには重いのでどこかの海域でほかの魚のトローリングにでも使ってください(笑)
確かに30000番に12号たっぷり巻いたとして、安心感はあるんですけど、ラインあるからってそれ200mも300m出されたらもう勝負は負けてるも同然です(笑)回収でヒドイ目に会う事間違いなしです。
リーダーは220lbをアッサリ切られたことあるんでそれ以上で(笑)






プラグは80g~130g前後になって来ると思います。
呑み込まれないように200mm以上のプラグ使いましょう。


フックはトリプルなら太軸の5/0以上です。デカすぎるのもどうかと思いますけど。
と、言うのもどんどんデカくなると今度フッキングの難易度も上がってきます。
シングルならもっとデカくなるんでしょうけど、私、シングル詳しくないんで詳しい人に聞いて下さい(笑)



スイベルはですね、私はソウルズの#5~7あたり使ってます。
3ケタ狙いの時は#7かな。


リングは9番が多いです。




補足ですが、スイベルとリーダーのドッキングには漁師結び使ってます。
もうイモムシノットは面倒なのでやめました(笑)

ファイトはいかに?

さて、道具が揃いましたね。


じゃぁ、アナタが大きなマグロをヒットしたとして、どうしましょうか?

トラウト釣るみたいに、いきなりロッドおっ立ててフッキングしてますか?どこかの映像で見たように後ろに下がりながら、うおりゃぁ~~!!ってフッキングしますか(笑)


答えはNOです!!


最初はラインのテンション抜かないことを考えるの第一です!!


ヒットして、いえーい!ってマッハでフッキングしたと思った瞬間、魚こっち向かって走ってきてフックアウト。
ギンバルに刺さなきゃ~!!ってバットエンドをギンバルに入れようとして、あれ~入らないよ~ってモタモタしてたらフックアウト(笑)
ドラグ締めなきゃ~!!ってドラグノブを締めてハンドル握りなおしたら既にフックアウト(笑)


もう、絵にかいたような出来事ですね(笑)

この場合、魚、ガンガン走ってるでしょうけど、あちこち走ったり頭振ってるのでひたすらハンドル回してテンション抜かないのが吉です。


あと、ここ難しいなぁって思うんですけど、大物マグロとのバトルはこの瞬間に7割勝負がついてると思います。

必ず走るんですけど、止めなきゃだめなんですよね。
ドラグに任せっぱなしは論外です。


走られると

・ドラグ滑り
・スプール発熱
・ファイトが長くなる
・他の魚にラインが擦れる
・結果ラインブレイク、フックアウト

に繋がるので、魚の動きを止める、と、テンションを抜かないを両方しなければならないのがこの釣りの難しいところかと思います。

自分もよく師匠にどうしたら良いんでしょう?って聞くんですけど、センスって言われます(笑)


ちなみに、マグロのファーストランは走るもんだ~ってずるずる何百mも出されたアナタ!!!
ご愁傷さまです(笑)

ドラグも滑ってご愁傷さまですし、果てしなく続くファイトが待っています。

ステラの18000とかだと、カタログ値を信じて仮に28kgが最大ドラグだとしましょうか?
バーっと走られて熱持てば持つほど、ドラグ効かなくなりますし、走られ過ぎるともうドラグ締め込んでも焼けて完全に効かなくなってしまいます。つまりファイトがつらくなります。ドラグ焼けに関しては状況としてはラインブレイク級、つまりキャッチできない。に値するんじゃないかな。
ラインも熱でご愁傷さまモード突入です。

一回走られると、ファイト中は28kgもドラグ出てないと思うので、足りない分は手で補助する必要があります。
しかし、手で補助するとまた体力食われるんですね(笑)
そこは魚との駆け引きを楽しんでくださいな(笑)

ラインは出され過ぎもどうかと思いますけど、焦って無理に止める必要もない時があるのでそこは駆け引きです。



ファーストランは短ければ短いほど良いと思います。

しっかりテンションを抜かないでこいつを死に物狂いで止める覚悟を持ちましょう!

この時点ではロッドは立てないのが吉ですな。
ってか立てられないのが普通なんで(笑)
逆に屈強な体格しててフルドラグでロッド立てて耐えれてるアナタ!!
ロッドのガイドにラインの溶けたカスがこってりついて、どんどんライン細くなるんでやめましょう。

ドラグの発熱も抑えられますしハンドドラグは有効的に使って下さいね。

魚が落ち着きはじめました

はい、ファーストなのかセカンドなのか終わったと仮定して、ここからは色々枝分かれするかと思います。


船長がガンガンフォローしてくれる船、たまーにフォローしてくれる船、何して良いかわからない船、ノンフォローでガチのバトルしろや!の船(笑)

色々いると思うんでその船に、または自分にあったファイトしてください。


当然、魚は船の真下にいるより水平方向に角度付いてる方が楽なので、その辺フォローしてくれる船長だと簡単に上がって来ると思いますけど、まぁ釣り上げた感はゼロに近くなって、釣らせてもらったになってくと思います(笑)


で、この時点握力無くなってる方、もうデカイ魚の単独ファイトは無理です!
諦めましょう(笑)
色々振り返ってどこが力んでたのか、ちゃんと思い出して下さいね。
他の人が釣る時間なくなるので、さっさと友達に交代して釣りあげてもらってください(笑)


さて、ロッド立ててファイトの方、しっかり腰落としてバットしっかり曲げてあげないとプレッシャーかけられませんので頑張ってください。
ロッドは垂直に立てれば立てるほど、楽ですが、しっかりバットから曲げ込む必要があるスタイルです。
バットから曲げると体の色んな所に負担かかるんですが、ロッド寝てたらつらいですし、魚に力が伝わりませんな。
ロッドの反発で竿先が上がって来るタイミングでリールを巻かないと、色んなところに体力とられるので気を付けてくださいな。
自分の力でグイグイやると、慣れてない方はほぼギブアップするかと思われます。
肩とか前腕とか色んなところ力んでないか、誰かに動画撮ってもらえてるといいですね。


次、ストレートファイト
最近みんなよくやるスタイルで、ロッドを持ってるのが一番楽なんですけど、テンションを抜かないように釣るのが難しいファイトスタイルで、一瞬たりとも気を抜けません!

ストレートファイトっぽいファイトはよく動画で見るんですけど、おやまぁ、それじゃぁアナタ厳しいそうですね?って感じなのはよく見かけます。

で、このファイトの難しいのが引くタイミングなんですな。
40キロ程度とか潮の緩い海域ならグイグイ引けるんですけど、津軽海峡みたいな海域で真夏にちょっと大きいのかけたら、まぁ、浮いてこないのなんの(笑)


グ~っとストレートで引いてもリール回転できないで戻した経験ある方。

正直に手をあげなさい(笑)

ハイ・・・・ボソ


ストレートファイトは魚が潜ろうとしているのか、ただ旋回してるのか、浮こうとしているのかの感覚がわからないと小さい魚は釣れてもデカイのは無理です!

多分これも体力切れでギブアップするパターンです。

ここで、なんちゃって偽物ストレートファイト師なのか本物ストレートファイト師なのかがバレてしまいますぞ(笑)


一番楽なのは浮こうとしてるタイミングでウネリが来たらロッド持ってるだけでどんどん魚が寄ってきます。
はぁ、キャスティングしずらいけどファイトの楽な日だ~ってね(笑)

ウネリの無い日にかけたら絶望してください(笑)


体力に自信の無い方はこの方法でじりじり距離をつめるのが一番楽かもしれませんな。


マグロはずっと泳ぎ続けている魚なので頭さえ上向いてたら自分の力で浮上してきます。
なので、強いプレッシャーを与え続けることでこのファイトは成立します。
ドラグをジャジャっと馴らされ続けているとすぐ頭が下向いて遥か彼方に消えていきますので、頭が下向く前に制御するのが一番のコツになりそうです。
フッとテンション抜けた瞬間もすぐリール回さないと走られるので要注意ですぞ。
チョロチョロ忙しいファイトスタイルですな。



ちなみに、ロッドを立てるにしろストレートにしろ、握力マネジメントは必要です。

上手な方は手をリールフットの良い所に引っ掛けて釣りしてるんで、そんなこと関係ないんですけど、なかなかマグロ釣りなんて毎週行けませんし、上手になれないし、うまくいきませんよね。
乳酸が完全に溜まる前に反対の手でもったり、脇に抱えて手首に引っ掛けたり、ちょこちょこ休憩入れてくださいな。
完全に溜まるとファイト中の回復は無理になります。


あと、これ言う人多いの思い出しました。

腰が痛い。


釣る前から痛い人は除外しといて、ファイト中に痛くする人いるんです。

これねぇ、社会人になると、結構腰痛持ちの方いると思うんですけど、私もそうなんです。
で、ちょっとコツありまして、私の場合を紹介させていただくと、




筋トレでデッドリフトってあるでしょ?
あれの応用なんですけど、腰椎の部分をS字にしないで背骨を真っすぐにするんですよ。(​黄色の部分​​
骨盤の前傾し過ぎ、その逆もダメです。真っすぐです。
で、腹筋に適度に力入れといてあげます。

息は胸で呼吸するってより腹式に近い感じで落ち着いてやる感じです。

一方、肩なんですけど力まないで、肩甲骨をおろす感じです。
どこも力入ってません。
なので、腰椎の上の胸椎はちょっと丸まってるように見えますね。


で、引き上げる時は緑色の部分の筋肉をよく使います。

お尻とハムストリングスですよね。
これを腰ではなく、股関節を起点として稼働させます。

ついつい、脊柱起立筋を使いたくなってしまうんですけど、メインはお尻とハムです
なので、少し膝を曲げるのがコツであります。
体の柔らかい女性なんかは股関節が詰まらないで稼働するので、男性より上手な方って多いかもしれませんね。

慣れてる方は脊柱起立筋上手に使うんですけど、自信ない方はもっとデカイ筋肉のハムストリングスを使った方が体力切れは起こりずらいかもしれませんね。
疲労する筋肉のイメージとしては登山してる感覚です。


上半身ですが、腕の筋肉は使わないで、肩甲骨を寄せながら腕を引くのではなく、肩甲骨を寄せながら肘を引いてくるイメージですかね?


言葉で表現するとそんな感じなんですが、まぁ実際やるとなると難しいもんです。
腕使うとすぐ力尽きるのでデカイ広背筋を上手に使ってくださいな。

このへんの体の使い方は人それぞれだと思うので近くにいる上手な方に聞いてみてくださいな。




なーんて、ちょっと偉そうに書いて見ましてが、私の感覚を端的に言うと。

・強いリールと強いラインシステムで。
・マグロは走らせるのでは無く、止める。
・常に強いプレッシャーをかけ続けて浮いてきたら巻く。
・上半身より下半身の筋肉を上手に使ってファイトせよ。

って言うのを意識すると、バレずらいですし、切られずらいですし、ドラグも効くし、結果短時間で効率よく釣りあげられる。だから単独でキャッチできる。

ってことかなって思っています。

基本的に単独ファイトできない理由は体力切れです。
なので、体力切れる前に効率的に魚を止めて、効率的に距離を縮めて行けば釣りあげられるのかなと。


まぁ、真夏のモンスターはこんな簡単にはいかないと思うで、また違う戦いが待ってると思いますよ。
それは私は知りません(笑)
今回は私の独り言だと思って、参考にするかしないかはご自由に(笑)

まとめ

なんて言うのかな、この釣りは硬い粘土の中から魚をじりじり引き上げてく作業。
そんな感じです。
瞬殺でした~!なーんてカッコよくはフックの掛かりどころがメチャ良くなければ難しいかもですな。
何だかんだで一番必要なのは自分一人でキャッチする覚悟と事前の段取り・イメトレです!
よく師匠に教わりました。







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Last updated  2024.10.25 11:41:39



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