北海道の内水面遊漁の発券枚数ってどうなってるの?
北海道の内水面遊漁の発券枚数ってどうなってるの?内水面遊漁はおいしい産業になるか秋になってまた湖の釣りが楽しい時期になってきましたね。さてさて、内水面の釣りって遊漁料をとるところが何か所か北海道にあるんですけどね、実際のところ儲かってるんですかね?(笑)前から、この湖放流してるのかな~、そのクセ釣れないし、お金はとられるし・・・・って思ってる方も私だけじゃないはず(笑)そんなことをずっと思っていたのですが、2023年10月13日に地方独立行政法人北海道立総合研究機構のHPにデータが公開されたのでチラっと見てきました。※以下URL道総研HP表 7 内⽔⾯遊漁の発券枚数、金額、主要発⾏場所↓https://www.hro.or.jp/list/fisheries/research/hatch/section/kenkyuu/att/naisuimenR3-7.pdf画像引用:地方独立行政法人北海道立総合研究機構HPまずこの資料を見ると、北海道で一番の遊漁券を発券しているのが、ワカサギ釣りだと言うことがわかります。2021年で78,287枚、2022年で73,560枚が発券されており、それぞれ64,978千円、62,294千円となっています。ほうほう、これだけ見るとまぁまぁ儲かってますね~!!と、言いたいところですが、19ヵ所もありますから割るとうーん、バイトのおじちゃんの給料ぐらいになるかな(笑)ぐらいでしょうか(^^;数字的に網走湖、しのつ湖、朱鞠内湖、阿寒湖付近は大きい数字に見えます。※阿寒湖のワカサギ遊漁券にはヒメマス遊漁含むちなみにですね、ニジマスは糠平湖、幌満第三貯水池のみ。ヒメマスは支笏湖、洞爺湖、イトウは朱鞠内湖、サクラマスは糠平湖、オショロコマは然別湖となっています。然別湖はまぁ、そーゆーことですね(・∀・)ニヤニヤちなみにアメマスでは阿寒湖(ニジマス含む)、塘路湖となっています。また、網走湖のワカサギ釣りは大人800円、子ども400円、阿寒湖は1500円です。阿寒湖だとアメマスも入れて、1.5人分ぐらいの人件費は出るかな?ってところでしょうか。種苗放流数の実績は?続いては種苗放流数の実績なんですが、↓種苗放流数の実績https://www.hro.or.jp/list/fisheries/research/hatch/section/kenkyuu/att/naisuimenR3-8.pdf画像引用:地方独立行政法人北海道立総合研究機構HPワカサギがぶっちぎってますね。2021年が128,663(万粒)、2020年が149,345(万粒)となっており、内、阿寒湖が約76,000(万粒)と群を抜いて多いです。また、発見枚数こそ一番多かった網走湖が1,298(万粒)、3,200(万粒)とちょっと控えめな数字に感じました。そして、トラウトではサクラマスが2021年に59(千尾)。その内訳は洞爺湖が30(千尾)、朱鞠内湖が10(千尾)、2020年には洞爺湖が30(千尾)、浦河ダム湖10(千尾)となっているほか、ヒメマスが阿寒湖・パンケトーで、100(千尾)、洞爺湖80(千尾)、支笏湖185(千尾)となっており、計365(千尾)になっています。その他、ニジマスがサホロ湖と阿寒湖で。(2021年35千尾、2020年31千尾)オショロコマは然別湖で。(2021年24千尾、2020年10千尾)アメマスは朱鞠内湖での報酬実績があると記載されています。(2021年10千尾)コスパは良くない?魚種別漁獲量は?でですねぇ、それだけ放流して実際、漁業としての漁獲量としてはどれぐらいなの?ってことですが、↓湖沼漁業の主要漁場と魚種別漁獲量(トン)https://www.hro.or.jp/list/fisheries/research/hatch/section/kenkyuu/att/naisuimenR3-5.pdf画像引用:地方独立行政法人北海道立総合研究機構HP網走湖は2021年にワカサギが102.7トン、2020年に173.1トン、阿寒湖が2021年に16.8トン、2020年に25.9トンになっているほか、ヒメマスはそれぞれ1.1トン、1.9トンとなっています。支笏湖のヒメマスは2021年に7.4トン、2020年に29.8トン、洞爺湖は0.9トン、0.3トンとなっており、洞爺湖は思ったより少ない印象を受けました。ちなみに、サクラマスやニジマスなどのその他のマス類に至ってはそれほど漁獲量は多くなく、大きな漁業になっていないことがうかがえました。何尾、何粒の放流に対し、トンで漁獲があるとちょっとイメージがわかないですね?ちなみに、同HPで公開されている資料を見る限り、ワカサギが73,000(千円)から113,000(千円)程度となっており、わりと主要な漁業となっています。(金額的にはシジミがぶっちぎって多い)サケマス類に関しては6,200(千円)から33,000(千円)となっており、うーーーーーん、び、微妙(笑)この他に、河川での漁獲量も掲載されていたのですが、世の中甘くないようですな(^^;以上!本日は道総研さんの資料を見ながら内水面のことについてチラっと書いてみました。まとめ湖主体でお話進めましたが、内水面は厳しいですねぇ。放流すると海と違ってそれなりにリターンはあると思うのですが、種苗にかかる経費、それから得られる収入を考えると非常に効率的な産業とは言いずらいものがあるかもしれませんね。最新のサケなどの北海道の釣り情報はこちらからご覧ください!↓↓↓