2006/12/17(日)09:39
釣魚雑考・・・(鰆)
サワラの歯です。
コレがまた切れ味がいいんですよ!
迂闊に手を触れるとスッパリ逝きます。
はっきり言って危険です。
危険物取り扱い許可証はちゃんと持っているのかと問いただしたくなるほど危険です。
で、この切れ味のいい歯で、リーダーをスパスパとやる訳ですね。
私の隣でジグっていた人も、何個もこの歯の餌食になっていたようです。
この歯からリーダーを守る為には、
ルアーの先に15cmほどワイヤーを入れればいいんだけど、
ワイヤーを入れると何故か釣果が落ちてしまう。
だから釣果を上げる為にはワイヤーリーダーは入れたくない。
ついでに言えば、この手のフィッシュイーターはベイトの頭からかぶりつくので、
キャッチ率を上げるにはアシストフックが有効。
しかし、リーダーに近い部分にアシストフックを入れるというのは、
それだけサワラの歯がリーダーに近づく事になり、
これまたスパッと切られる可能性が出てくる。
何とも痛し痒しな事なのだが。。。
さてサワラ、
本来暖海系の魚で、当地方には以前はいなかった魚。
地球温暖化が叫ばれる様になって、平均海水温も上がり、
それと共にこの海域にも生育するようになったのであろう。
とは言え、真冬の間は南下しているとは思うが。
当地域の釣期は下手をすれば1月初旬まで。
現在、海水温は13度程度だが、
1月に入ると10度位まで落ちてしまう。
普通はそんな低水温では生きられないはずなのだが、
この地に住み着いた個体が、徐々に低水温に慣れていったのだろうか?
所で、この釣ったサワラの腹の中には白魚がぎっしり。
釣った直後にも口の中から溢れてくるほどである。
白魚を捕食しているにもかかわらず、
それよりもはるかに大きなメタルジグにも襲い掛かる。
見境が無い位に獰猛な魚である。
だからこそであろうか、成長スピードは早く、
1年で50cmにもなると言われている。
と言う事は、この釣ったサワラは1年魚?
道理で、身が柔らかいと・・・(違
しかしまぁ~~。。。
サワラを釣った事が有る人なら分かると思うが、臭いのである!
独特の青物臭さがある。
船で釣れて〆た後、その強烈な臭いで、下手をすると船酔いしてしまうほど^^;
このサワラを〆る時、暴れるのを抑える為に頭を靴で抑えたのだが、
その時に付いた臭いが残っていたのだろうか、
車の中がちょっと凄くなってしまった。
夕食後に買い物に言ったときも、車内に異臭が充満していた様な。。。
いや、ひょっとしたら鼻に臭いが付いていただけかもしれないが、
それだけマッタリと後を引く臭いである。
食べれば美味しい魚なのであるが。。。
食べると言えば、我が家では定番となっているのが、
西京漬けと味醂漬け、塩焼き、唐揚げ甘酢あんかけ、
そしてたま~~に刺身。
あの、外見の臭いからは想像できないほど上品な味である。
堤防上で釣る人々、イナダは喜んで持ち帰るが、
サワラは嫌々持ち帰るか逃がすと言う人が未だに居る。
ちゃんと処理すればイナダよりも美味しい魚なのに、
何とも勿体無い話である。
要らないんだったら私にくれ!(爆
そんな冗談(謎)はさておき
恒例ポチッとおねがいします!
TOP 日記一覧