2020年02月の記事一覧 | 　四　季　折　々　（俳　句）

二月尽

ミモザの花が満開を迎えている。２月は２８日までであるが今年は四年に一度の閏年のため２９日まである。しかし新型コロナウイルスの影響で１日増えたのを喜ぶような状態ではない。近くの薬局へ開店時刻を目指して行くと駐輪場には５０台ほどの自転車が駐輪し、店の入口のドアに行列ができていた。それに並んで店に入ると、此の列がレジへの列と知れた。誰かがSNSでトイレットペーパーとティッシュペーパーが品薄だというデマの情報を流したらしくそれを買う行列で、１００人ほど並んでいた。私は「せき止」の薬が欲しくて来たのに、飛んだとばっちりを受けた。　　薬局に列できてをり二月尽　　　　クリックしてね　　　　　　 ↓　　　人気ブログランキングへ　　　俳句・春・時候、二月尽、ミモザの花

2020年02月29日

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春の天道虫

ベランダに干していたシーツに七星天道虫が止まっていた。シーツはすっかり乾いていて、天道虫が心地よさそうに日を浴びているのに吃驚。春なのにもう生まれたようで、天国にいる主人の使いかとも思っている。　　天国に夫ゐて春のてんと虫ところで、３月２日から２週間休校（小中高生）と発表があった。早速娘からはー君とさーちゃんの面倒を何日と何日とみて欲しいと言ってきた。そのあと、さーちゃんが３８．５度熱が出てインフルエンザらしいと。こんな時共働きの家はどうすれば良いのだろうか。悠長にブログを書いている場合ではない。嗚呼。　　　　クリックしてね　　　　　　 ↓　　　人気ブログランキングへ　　　俳句・春・動物、春の天道虫・春のてんと虫

2020年02月28日

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春の野芥子

花だけを見るとたんぽぽかな、と思うが葉っぱが明らかにたんぽぽとは違う。それで春の野芥子（のげし）だと知れる。たんぽぽはキク科、タンポポ属の多年草。春の野芥子はキク科の越年草。同じキク科なのか、と納得。　　まがふことなき春の野芥子でありにけり　　　　クリックしてね　　　　　　 ↓　　　人気ブログランキングへ　　　俳句・春・植物、春の野芥子

2020年02月27日

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たんぽぽ

たんぽぽは人気がある。幼稚園にはチューリップ組やすみれ組が多く遣われている。たんぽぽ組も負けてはいない。草萌えの中黄色い花が百方に拡がり明るい。今更ながら子ども達とたんぽぽを摘んだ日が懐かしく思い出される。　　たんぽぽを手折る齢は疾く過ぎて　　　　クリックしてね　　　　　　 ↓　　　人気ブログランキングへ　　　俳句・春・植物、蒲公英・たんぽぽ

2020年02月26日

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椿

椿の名は沢山あって分からない。手元の都立神代植物公園の椿の写真を見るとこの椿は「数寄屋」というらしい。ピンクの花が重なりあってまるで少女の様に笑っている。そう言えば少女に好きな色を尋ねるとピンという答えが返ってくることが多い。　　少女らの笑みのまばゆき椿かな　　　　クリックしてね　　　　　　 ↓　　　人気ブログランキングへ　　　俳句・春・植物、椿・数寄屋椿

2020年02月25日

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河津桜

郵便局への道の河津桜が満開になった。桜にはやはり青空が似合う。ひととき何もかも忘れてこの景色に吸い込まれていく。　　青空へはんなりと咲くさくらかな　　　クリックしてね　　　　　　 ↓　　　人気ブログランキングへ　　俳句・春・植物、河津桜、桜

2020年02月24日

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沈丁花

昨日風の中を歩いた。夕方テレビで春一番が吹いたといっていた。何とか臨場感のある句が詠めた。今日は春一番とは打って変わって穏やかな日和である。上着を着ずマスクもせず、買物に出かけた。途中かすかながら沈丁花の香りがした。　　沈丁花ユーミンの歌口にでて　　　クリックしてね　　　　　　 ↓　　　人気ブログランキングへ　　俳句・春・植物、沈丁花

2020年02月23日

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犬ふぐり

朝の内はそれ程でもなかったが１１時頃写真を撮りに外へ出たところ風が強いのに吃驚。しかし寒くはない。晴天下、オオイヌノフグリが開き緑の草原に青い星座がちりばめられている様に見えた。　　草原に昼の星座や犬ふぐり　　　　クリックしてね　　　　　　 ↓　　　人気ブログランキングへ　　　俳句・春・植物、犬ふぐり・オオイヌノフグリ

2020年02月22日

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巣箱

野川沿いの谷地橋地区センターと世田谷ビジターセンターの間に林がある。未だ芽のでないあちこちの大樹の幹に鳥の巣箱がかかっている。巣箱には少女がかいたと思われる小鳥の絵や花などがいかにも小鳥さんお出でと誘っているようで可愛い。　　思ひ思ひの絵の描かれある巣箱かな　　　クリックしてね　　　　　　 ↓　　　人気ブログランキングへ　　俳句・春・動物、巣箱、野川沿いの林

2020年02月21日

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雪柳

バラ科の落葉低木。河岸の岩上などに自生。葉は披針形。春、葉とともに、雪白・５弁の多数の小花をつける。野川沿いのある一部分に雪柳が花を咲かせている。雪柳が散ると風情があるが、淋しく憐れでもある。　　雪柳散るほどの風なかりけり　　　クリックしてね　　　　　　 ↓　　　人気ブログランキングへ　　俳句・春・雪柳、野川

2020年02月20日

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古草

若い女性が鴨と遊んでいるのにであった。そこで声をかけてみた。これ鴨ですかいいえ家鴨です今何をしておられるのですか家鴨を散歩させています左がカモミールこれは雌です右はモカミールこれは雄ですコーヒーみたいな名前ですねはい、茶色ですので可愛いですね彼女いわく、家鴨は家の中で放し飼いをしていて。風呂に水を張って遊ばせているとのこと。　　古草や家鴨に名前あるといふ　　　クリックしてね　　　　　　 ↓　　　人気ブログランキングへ　　俳句・春・植物、古草、家鴨

2020年02月19日

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木瓜の花

バラ科の落葉低木。枝にはとげがあり、葉は長楕円形。春、紅色・淡紅色・白色または絞りなどの五弁花を開き、秋にリンゴに似た難い果実を結ぶ。野川沿いのビオトープに緋木瓜が咲いていた。ビオトープは未だ水が入っていなくて、作業員が落葉やゴミを拾っていた。　　木瓜咲くや塵払はれしビオトープ　　　　クリックしてね　　　　　　 ↓　　　人気ブログランキングへ　　　俳句・春・植物、木瓜の花・緋木瓜

2020年02月18日

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椿

いよいよ様々な椿の花が咲き出した。上が紅（こう）乙女椿で下が乙女椿。貴女はどちらが好きですか。私はどちらも好きです。　　紅乙女乙女椿や空晴れて　　　　クリックしてね　　　　　　 ↓　　　人気ブログランキングへ　　　俳句・春・植物、乙女椿・紅乙女椿

2020年02月17日

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菜の花

昨日は穏やかな日和だったので、自転車で市役所の前を抜け多摩川方面へ遠出した。道すがら中学校の向かいの畑に菜の花の咲いているのを発見。菜の花の初花である。部活を終えて三々五々帰る中学生が菜の花と相まって輝いて見えた。　　菜の花や少女の声の弾け飛び　　　クリックしてね　　　　　　 ↓　　　人気ブログランキングへ　　俳句・春・植物、菜の花

2020年02月16日

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川蜷

国分寺外線にある神明の森のみつ池から野川に注ぐ小川がある。そこには蜷が育っている。嘗てみつ池に螢が飛んでいた名残である。また螢が復活すれば良いのにと思っている。　　ゆつくりと行きつ戻りつ蜷の道　　　　クリックしてね　　　　　　 ↓　　　人気ブログランキングへ　　　俳句・春・動物、蜷・川蜷・蜷の道

2020年02月15日

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蕗の薹

野川沿いを散歩していたら、林の中で老人男性がビニー袋に何か摘んでは入れている。何だろうと思って見ていて、当りに蕗の葉があったので、蕗の薹だと知れた。それにしても袋の嵩に驚いた。きっと今出たばかりなのであろう。そこで、私もキョロキョロしながら歩いているとしばらくして蕗の薹を見つけた。結局六つ収穫があった。　　人目なきを確めて摘む蕗の薹　　　クリックしてね　　　　　　 ↓　　　人気ブログランキングへ　　　俳句・春・植物、蕗の薹、野川沿い

2020年02月14日

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凧

凧揚げはパパと男の子の遊びで、ママや女の子が凧揚げにいそしんでいる場面に出会ったことがない。パパが凧を持ち、男の子が糸を持って走る。それを見る度私は「凧よ揚がれ」と呟く。そうするとほとんどの凧が風に乗り空へ舞い上がる。　　凧揚げの男の子に風の味方せり　　　　　　　　クリックしてね　　　　　　 ↓　　　人気ブログランキングへ　　　俳句・春・人事、凧・凧揚げ・絵凧

2020年02月13日

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河津桜

家から郵便局への道に河津桜が咲いている家がある。染井吉野より早く咲くので、これは春の季語なのかどうか調べても例句が見つからない。一応春の季語として詠んでみる。その河津桜の蜜を吸いに目白や尾長鳥が来ている。いわゆる花喰い鳥であるがそれぞれの仕草が面白く見飽きることがない。しばしば多田薙石さんに招かれて鶴の連中と河津桜を見たことが思われてならない。　　誰彼の面影よぎる桜かな　　　　　クリックしてね　　　　　　 ↓　　　人気ブログランキングへ　　　俳句・春・植物、河津桜

2020年02月12日

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一の午

穴稲荷剣舞　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　浦安の舞王子稲荷の急な磴を登っていくと穴稲荷がある。ここには小さな石の狐が沢山いる。お賽銭をあげて穴の奥を覗いて見たが暗くて何が祀ってあるのか判らなかった。その後舞殿で近くの園児の剣舞と浦安の舞が奉納された。男の子は男の子らしく真剣な表情で、女の子は女の子らしく優雅に舞っていたのが今も思い浮かぶ。　　奉納の稚児の舞美（は）し一の午　　　　クリックしてね　　　　　　 ↓　　　人気ブログランキングへ　　　俳句・春・人事、一の午、穴稲荷、剣舞、浦安舞

2020年02月11日

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初午

昨日誘われて王子稲荷の初午に行ってきた。初午は久し振りでわくわくしながらお参りした。春寒料峭ではあったが、お祭りの好きな江戸っ子に混じって有意義に過ごせた。本殿へは階段下から大勢の人の列ができていた。稲荷といえば石狐、令和２年の赤いよだれかけをしていた。かの有名な火防凧は相変わらず人気の的で、売れ行き上々の様であった。　　江戸つ子と列に並びて一の午　　初午やどれにしやうか火防凧　　　　クリックしてね　　　　　　 ↓　　　人気ブログランキングへ　　俳句・春・人事、初午・午祭・一の午、火防凧

2020年02月10日

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黄水仙

風はまだまだ冷たいが日当りには春先に咲く花が次々と顔を出す。黄水仙もまた春を告げるかの様にすっくと立ち花を咲かせている。　　曲りしこと嫌いな人や黄水仙　　　　クリックしてね　　　　　　 ↓　　　人気ブログランキングへ　　俳句・春・植物、黄水仙

2020年02月09日

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友二忌

今日は鶴２代目の主宰であられた石塚友二先生の忌日。私は友二先生が亡くなられた２ヶ月後に主人の転勤で松江から東京に越してきた。友二先生とは伯耆大山の鍛錬会でお会いしていて、東京で会えるのを楽しみにしていたのに、それが適わなくて残念に思った。その後何度も鎌倉霊園のお墓にお参りした。　　友二忌や鎌倉までは遠すぎて　　　　クリックしてね　　　　　　 ↓　　　人気ブログランキングへ　　　俳句・春・宗教、友二忌

2020年02月08日

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紅梅

白梅も紅梅も咲き始めが良い。それに若木の梅の花は趣があって美しい。マンションの敷地に咲く紅梅は若木で手にふれんばかりに尚且つちらりほらりと咲いている。昨日の春疾風とは打って変わって穏やかな春の日差しとなった。日陰の紅梅も日の恵を待っているように見えた。　　紅梅のちらほら咲いて日を待てり　　　　クリックしてね　　　　　　 ↓　　　人気ブログランキングへ　　　俳句・春・植物、紅梅・梅の花

2020年02月07日

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ストック

アブラナ科の多年草。白・桃・紫赤色などの花を多数総状につける八重咲きなど園芸品種が多い。和名はあらせいとう。散歩の途中いつも世田谷トラスト協会に寄る。そこには格安の自販機ある。そこで飲み物を買い、鉢植えのストックを見ながら句を作る。　　ストックや自販機で買ふグリンティー　　　　クリックしてね　　　　　　 ↓　　　人気ブログランキングへ　　俳句・春・植物、ストック・紫蘿欄花（あらせいとう）

2020年02月06日

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パンジー

野川沿いの公園の一角にパンジーが咲いている。その前に木のベンチがあり。時々腰掛けてスマホをいじっている。　　パンジーの前のベンチを私（わたくし）す　　　　クリックしてね　　　　　　 ↓　　　人気ブログランキングへ　　俳句・春・植物、パンジー

2020年02月05日

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立春

立春、いよいよ今日から春。生憎の曇りであるが「待てば海路の日和あり」（いらだたず待っていれば早晩幸運が到来する）と言われている。何か良いことないかなぁなんて思いたくなる昨今である。　　立春の雲の流るる野川かな　　　　クリックしてね　　　　　　 ↓　　　人気ブログランキングへ　　　俳句・春・時候、立春、野川

2020年02月04日

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節分会

野川に架かる小田急線の鉄橋近くに喜多見不動尊がある。散歩がてらにその前を通ると節分会の案内が立っていた。節分法会は本日午後４時から。法要のあと小さなビニール袋に２０粒ほど入った豆が撒かれる。袋に文房具の引換券の番号が入っていた当り。子ども達はそれが嬉しくて大勢集まる。私は坊さんが撒いてくれる延命水に魅力を感じて毎年お詣りしている。　　節分会延命水をいただかん　　　クリックしてね　　　　　　 ↓　　　人気ブログランキングへ　　　俳句・冬、人事、節分会、喜多見不動尊

2020年02月03日

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菰巻

国分寺崖線のとある家のの庭の大木に菰巻がしてある。冬の内に虫などが菰に入ってくる。それを春になって焼くというもの。今から支度をして東京例会へ行きます。時間がない、どうしよう。　　菰巻や崖線のその大き松　　　クリックしてね　　　　　　 ↓　　　人気ブログランキングへ　　　俳句・冬・人事、菰巻、国分寺崖線

2020年02月02日

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