四 季 折 々 (俳 句)

2011/02/18(金)09:27

佐藤庄司が旧跡-1

奥の細道(23)

 月の輪のわたしを越て、瀬の上と云宿に出づ。佐藤庄司が旧跡は左の山際一里半計に有。飯塚の里鯖野と聞て尋々行に、丸山と云に尋あたる。是庄司が旧館也。麓に大手の跡など、人の教ゆるにまかせて泪を落し、又かたはらの古寺に一家の石碑を残す。中にも二人の嫁がしるし、先哀也。女なれどもかひがひしき名の世に聞えつる物かなと袂をぬらしぬ。堕涙の石碑も遠きにあらず。寺に入りて茶を乞へば、爰に義経の太刀・弁慶が笈をとゞめて什物とす。    笈も太刀も五月にかざれ帋幟  五月朔日の事也。(『おくのほそ道』) 福島駅から飯坂線に乗り換え医王寺駅下車。徒歩15分で佐藤庄司ゆかりの医王寺に着く。   ゆく秋や芭蕉の句碑の医王寺に  最後までお読み頂き有り難う御座いました。       クリックしてね         ↓     人気ブログランキングへ

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