カテゴリ:秋の歳時記
俳人石田波郷は〈吹き起る秋風鶴を歩ましむ〉と詠み、俳句結社「鶴」を起ち上げた。その掛軸は硝子の中に納められている。この掛軸は初めて観るが、この日注目を集めたのは「悲母鈔」である。「悲母鈔」は経本(縦21センチ、横15センチ、厚1.5センチ)に母の句22句を墨書した波郷の真筆の1巻である。その中の三句を挙げてみる。 金の芒遙かなる母の禱りをり 秋いくとせ石鎚を見ず母を見ず 十一月十一日朝三時母死す 母の亡き今日暁けて石蕗梅もどき 昭和四十一年一月二日 波郷 露けしや今日「悲母鈔」を目の当り クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・秋・天文、露けし、俳句文学館 石田波郷回顧展 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年11月05日 16時00分06秒
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