熊谷草
花の形を、熊谷直実の背負う母衣(ほろ)に見立てての名。Nさんから「諏訪の兄から今年も熊谷草が咲いたと」写真が届いた。熊谷草を見る度『平家物語』の「一の谷の戦い」が思われてならない。 「1184年(寿永3年)2月7日、一ノ谷の戦いで源義経に従い先陣を切った熊谷直実。波際を逃げようとする騎馬武者を呼び止め、組み敷いて首をとった若武者は、我が子・直家ぐらいの平敦盛だった。 平敦盛は、平清盛の弟・経盛の末子。一ノ谷の戦いで味方が劣勢になると海上の船へと騎馬を進めたが、熊谷直実に討たれた。16歳だったとも17歳だったともいわれている。 熊谷直実は、武蔵国熊谷郷を領した武将。一ノ谷の戦いで、敵将平敦盛を討ち取るが、我が子ほどの年齢の若武者の命を奪ったことに無常観を感じ、これがのちに出家する動機となったと伝えられている。」 源平の悲話や熊谷草の母衣 クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・春・植物、熊谷草、熊谷直実、平敦盛