今更ながらダービーを簡単に振り返る
大分遅くなりましたが、決勝メンバーを中心に簡単に振り返ってみます。@渡辺晴智縦のキレが完全復活。どんな展開でも突っ込んでくる予感がするほどの仕上がりでした。特に準決勝の、インをカミソリのように伸びた脚は驚愕モノ。いつタイトルを獲るのかと、ファンはヤキモキしてたと思います。現時点での安定感、キレは追い込み選手ではナンバー1でしょう。@合志正臣完全復調と言うまではもう少し足りないですが、8~9割方は戻ってます。合志にとっての最大の敵は「落車」です。小さな身体で、コースの無いところを強引に突っ込むので、落車が非常に多い選手です。まぁ、そういったところもまた合志の持ち味でもあるので、落車を恐れず、戦う姿勢を忘れなければ二つ目のタイトルも十分です。@山崎芳仁今更、何だかんだ言う選手でもないです。捲りならいつでも勝てるのは証明されたと思うので、決勝で見せたような強い競走で1着を獲れるように、どんなレースでも一生懸命走る姿をファンは期待してるはずです。@藤原憲征縦も横も強烈ですが、俺も藤原は縦の選手だと思っています。横の競走になると、まだまだ雑な部分が目立ち、落車させたりさせられたりで、無駄な失格を取られる事も多いです。縦を中心とした自在、追い込みとして、タイトル戦線で活躍出来る選手になって欲しいです。@山口幸二良くも悪くも安定していて、今場所はツキもありました。支部長にも就任し、中部の盛り上げ役、まとめ役として、まだまだヤマコウの力は必要でしょう。@小嶋敬二初日特選のレースは圧巻でしたが、決勝戦は作戦ミスでしょうか。いつもの小嶋らしくない消極的で、頭を使った(?)レースをしてしまい、持ち味を出せないまま惨敗でした。力でねじ伏せるような、小嶋らしい豪快なレースを期待します。@山田裕仁捲りのスピードは今尚トップクラスでしょう。これからも番手を回る機会は多くなってきますが、器用なタイプではないので、人の後ろを走ると魅力半減です。過去にも、分断されたり連結が切れたり、あまり良い印象はありません。目標が無い方が力を発揮出来る典型的なタイプの選手だと思います。@濱口高彰今回は黒子に徹し、ベテランらしい立ち回りでした。高齢化が進む中部勢で、若手の育成は急務でしょう。@平原康多もう自在に転向したいのかと思ってしまう競走内容でした。決勝には乗ってきましたが、存在感、インパクトが無く、小狡い競走も目立ち、ガッカリした人も多かったのでは?今のままではタイトルは夢のまた夢と言い切ってもいいです。@伊藤正樹玉野記念完全V~今回でまた一段と名前を売った選手です。伊藤もまた目標が無い方が持ち味を発揮出来るタイプです。準決勝の松尾を使っての二段駆けは、力負けの部分もありますが、車間の切り方や発進するタイミングもちょっと甘かった気がしました。35歳ですが、まだ上積みはありそうなので、今後も注目して損は無いです。@手島慶介手島は斡旋を絶対にサボりません。それ故に、G1での調整不足やオーバーワークは仕方ないのでしょうか。万全の状態でもないのに、連日見せ場を作れるのはさすが。たまには休んでもファンは文句は言わないと思いますが・・・。@東口善朋自分勝手な汚いレースが多く、レースを壊すことも多いので、あまり良いイメージは持たれていないとは思います。地脚タイプで何でも出来るし、1着も多いので、大きいレースでも穴党は世話になる機会は多いはず。最終日は珍しく村上を引っ張り、名前を売ることにも成功しました。@海老根恵太正直、あまり期待はしていませんでしたが、地元地区の自力型として、連日自分の仕事はこなせたと思います。一時期は捲りに頼る消極的なレースが目立っていましたが、最近は心を入れ替えたか積極性が戻り、俺の中での評価も上がってます。@遠沢健二二次予選の走りが俺はどうしても納得出来ません。前で地元の村本が必死で仕事してたにも拘らず、最終2Cくらいから意地汚く内を突き、自分だけ3着のレースです。ここまでしていいものか?選考基準の妙で、力的に他より大きく劣るのは仕方ありませんが、仮にもSS班なのですから、ファンが納得出来るレースを心掛けて欲しい。