高松宮記念杯 2日目
村上兄の走りには久々に痺れました。「比較的楽に分断出来そう」なんて書いてしまって申し訳なかったです。大塚を競り落とした後、紫原の捲りを止め、更に、逃げる稲垣をキッチリ交わして、稲垣も3着に残る。ヤマコウの渋いアシストも見事で、二人の絆を改めて感じました。両横綱は褒められた内容ではないものの、仕上がりは問題なさそう。調子良さげな石橋、武田も問題のない勝ち上がり。新田康は、完全に自在転向を印象付けるネチっこい競走でした。二次予選Aは、1~4着までが準決勝へ進出。二次予選Bは、1~2着までが準決勝へ進出。龍虎賞は、失格しない限り全員が準決勝へ進出します。高松宮記念杯 2日目番組表(二次予選は6Rからになります)6R(二次予選B)6坂本亮5大塚4藤野 1長塚7宗景8岩見 9武井2中井3島野初日は見事なカマシ先行を見せて波乱を呼んだ坂本の元気が良い。若くして自在のイメージが強い選手ですが、このメンバーなら先行主体か。長塚は初日は番手の競走で捌かれてしまい見せ場無し。オリンピック代表に選ばれるほどのスプリンター脚質が持ち味なので、番手戦ではイマイチ力を発揮出来ず、二次予選は縦の競走を期待。武井はもう完全に自在の選手なので、ここも中団基本から捲り追い込み狙い。自分だけの競走が目立つのと、武井がいるとレースが荒れる事が多いですが。7R(二次予選B)2菊地8内藤4牧 7慎平1山田裕6梶応 9山口貴3後閑5阿部ここも実質菊地の先行一車も、菊地の状態は相当悪いです。それでも、主導権は取り易そうな構成なので、マイペースで巧く駆けたい。重鎮を背負った若手両者がどういう作戦に出るか?両者ともに、少々雑な競走も持ち味なんですが、イン粘りをしては、もう一方のラインが圧倒的に有利になるので、やはり中団基本からの競走になりそうで、レースは荒れそうです。道中脚を溜められそうな伏兵の出番も大いにありそうです。8R(二次予選B)3石橋9鈴木誠5松坂 1紫原7西川 2稲村4中村淳 6一丸8有賀ここもまた完全に石橋の先行一車です。初手から番手競りになる可能性もあるので、選手紹介は必見です。石橋の調子面も考えても、ここで取りこぼすことは考え難いです。鈴木がSS班の意地を見せて、番手を守り切れるかが焦点でしょう。9R(二次予選A)6矢口2兵藤5諸橋 3岡部7晴智8村本 1哲男9小倉4岩津やはり状態が戻っていなかった哲男に対して、巧い先行を見せた矢口の動きは思った以上に良かったです。矢口の先行と見るのが一番考え易いんですが、他地区の選手が付けると、人が変わったような積極的な競走をする岡部は、初日は無益な3番手で競りで全く見せ場無し。出来の方がまだちょっと分かりませんが、得意な500バンクで人気にもなってきそうです。哲男ライン3番手の岩津は、哲男が後手踏むようなら、切り替えての番手追い上げ等、強気なレースも見せてくれそうです。10R(二次予選A)9稲垣2村上弟4富生8廣川 1伏見7有坂5遠沢 3三宅伸6池尻今日は先行一車のレースが多いです。ここも稲垣の先行一車ですが、それほど横は厳しくない選手が相手なので、番手が縺れそうな雰囲気はあまり無さそうです。伏見はオリンピックを控えてるので、無茶な競走は出来ませんし、三宅も心優しき男なので、それほど厳しいレースはあまり見せません。稲垣は初日は村上兄に花を持たせる気風の良い競走を見せました。末の粘りがもう一息な感じも受けましたが、マイペースで駆けられそうなメンバー構成なので、4着に入れるような巧い先行を見せて欲しいものです。11R(二次予選A)3平原7飯嶋8小橋正 6中川2加倉5香川 4志智9山口幸1豊田平原は初日は山崎相手に逃げ潰れて6着。とは言え、中団にすんなり入られての展開だったので、競走内容は評価してもいいんじゃないかと思います。飯嶋の鋭い縦の伸びは久々に見た気がしました。中川は、4倍ギアの平原を巧く中団インに封じ込んで駆けたいところ。志智は攻め方が非常に難しいと思います。中団が基本になってきますが、隙を見た奇襲策もありでしょう。正攻法で攻めるには厳しい相手です。12R(龍虎賞)8武田3神山5手島 2山崎9新田康 6村上兄1小嶋 4荒井7井上昌毎度お馴染み、もう書き飽きましたが9着でも問題の無いレースです。出来は皆問題無さそうなので、買うなら適当に買って下さい。