KEIRINグランプリ2009 結果
KEIRINグランプリ2009 結果9海老根-8武田-4伏見慎平がポーンとSを取り、意外にも岐阜コンビの前受け。永井、海老根、平原、石丸、山崎の順で周回。青板Bから山崎がじわりと上がり、赤板で前受けの永井を抑える。永井はすんなり引いて、3番手が永井と平原で併走。しかし、永井は更に車を下げてしまい、3番手は平原。鐘が鳴り、そのまま山崎が徐々にピッチを上げようかと言うところで、やはりと言うべきか、最終Hで平原が一気に前を叩き切る。平原-武田までは出切るが、3番手の神山がやや離れてしまい、山崎が3番手に収まるも、後ろの伏見も踏み遅れ、神山が4番手。平原-武田-山崎-神山-伏見-海老根という変則的な展開になり、石丸と岐阜コンビは後方に置かれ厳しくなる。3番手に入った山崎は、当日ギアを4.17に上げた分か踏み直しが効かず、伏見が5番手から捲りに転じ、海老根がそれに巧く乗る形。最終4角で武田も満を持して番手から出るが、伏見のスピードを貰って、海老根が大外を伸びてくる。ゴールは海老根と武田で際どくなるも、写真判定の結果、海老根がGP初出場で見事な初優勝。目の前に1億円が一瞬見えるも、武田は無念の2着。伏見は捲り及ばず3着まで。今回も車番順に一人ずつ簡単に振り返ってみます。@平原康多(9着)平原の出方が、ファンを一番悩ませていたかと思いますが、後掛かりの山崎をペースで駆けさせては、3番手でも厳しく、あそこで思い切って仕掛けられたのは良かったと思います。決して捨て身先行だったとは思いません。@永井清史(7着)前受けは慎平が考えたであろう作戦だったと思うし、慎平には逆らえないので、愚策に乗った永井は被害者とも言えるのかも。横が出来ないのに3番手で粘るくらいなら、とっとと後ろまで引いて、そこから一気にカマしていれば、また違った結果になっていたはず・・・。@神山雄一郎(4着)正直なところ、衰えは隠せないと言ったところでしょう。見ていて力強さが無く、ちょっと寂しさも感じました。それでも、直線で4着まで巻き返したのには、神山の意地を見ました。引退の噂も囁かれていますが、来年が勝負の年になってくるのか。@伏見俊昭(3着)夏頃の圧倒的な強さがあれば、あのまま捲り切って優勝だったでしょう。見せ場は十分に作りましたが、あと一車前だったらというのもあります。@加藤慎平(6着)奇策に出ましたが、前受けはどう考えても愚策。永井のダッシュなら、引いて叩き返せると踏んでいたのでしょうが、GPでは思った通りには中々ならないもんです。前夜祭でもちょっとはしゃぎ過ぎで、みっともなかったです。@山崎芳仁(5着)去年に続いて、ギア上げは結果的に失敗でした。4.17のギアはさすがに重過ぎると思います。格下相手ならともかく、GPで穿く様なギアでは無いと思います。本来の4.00を基盤として、かつての圧倒的な強さを取り戻せるかです。@石丸寛之(8着)自分なりには手応えを感じていたようですが、GPで戦えるほどの状態には戻っていなかったということでしょう。全く見せ場無く終わってしまいました。@武田豊樹(2着)この展開で勝てないのでは仕方ありません。決して武田が弱いわけではなく、海老根の強さを褒めるべきです。@海老根恵太(1着)落ち着いたレース運び、ゴール前での圧倒的なスピード。そして、競輪はそれ以上に展開が大事なんだと改めて思わせる優勝でした。山崎と神山の位置が逆になっていなかったら、山崎と伏見の連結が崩れていなかったら、おそらく優勝は無かったはず。来年は重いGPユニフォームを着る事になりますが、更に真価が問われる年になってくると思います。車券の方ですが、本線ではありませんでしたが、去年に引き続いて、無事に的中する事が出来ました。しかし、3連単11550円って安過ぎないですか?オッズは割れてましたが、ラインバラバラでこれしか付かないとは。まぁ、個人的にはしっかり枠単で買えたのは収穫でした。笑今年も一年、色々な事がありました。手島の急死に始まり、夏場には体調を崩してしまい、皆さんには多大なご迷惑とご心配をお掛けしてしまった事もありました。それでも、終わり良ければ全て良し。また来年も、競輪を楽しんでいけたらと思います。一年間、お付き合いありがとうございました。