KEIRIN GP 2011 結果
KEIRIN GP 2011 結果2ヤマコウ-5武田-7浅井友和が勢い良くS取り。友和、武田、村上兄、深谷で周回。青板バックで深谷が早くも前を抑えると、すかさず武田も抑え返す。深谷は赤板過ぎから一気に仕掛けて主導権。武田が巧く中団に入り、村上はその後ろ。北ラインは絶体絶命の7番手。深谷は流さずメイチで、一本棒で最終ホーム通過。誰も仕掛けられないまま、浅井は車間を切って最終バックで番手捲り。捲り追い込む武田に、インを突く長塚。しかし、長塚がヤマコウを弾こうとしたところで長塚が落車。村上も乗り上げてしまう。逃げ粘る浅井を、体勢崩れずヤマコウが見事に差し切り優勝。捲り追い込んだ武田は届かず2着。浅井は落車の際にやや車体がぶれてしまった分、粘れず3着。今回も車番順に一人ずつ振り返ります。1:長塚智広(落車再乗失格)またやっちまいました・・・。あの展開なら内を踏むしかなかったとは思いますが、あの程度でコケているようでは、技術不足だけでは済まされないと思います。この大一番で、ファンをガッカリさせてしまったのは残念でした。2:山口幸二(1着)これ以上ない最高の展開。長塚に当てられてもバランスを崩さず、経験の足りない選手なら、脚が三角に回っても不思議なかったかもしれません。中部の絆、ベテランの技と底力を見せ付けたレースでした。3:佐藤友和(5着)一体、何がしたかったのか?前受けしたからには、分断するつもりだったと思いますが、展開読みの甘さも含めて、無策の極みと言ってしまっても良いレースでした。仕掛けるチャンスもあったのに動かず、あれよあれよで後方。最低でも武田より前にいないと勝負にならないのに、これではラインごと全滅は必然でした。4:深谷知広(7着)自分の仕事はしました。初出場で、後ろには先輩が二人。こんなレースになるのも仕方なかったかと思いますが、普段、競輪を見ない人は、このレースにどんな印象を持ったか?競輪界期待の新星と言う謳い文句で、想像以上に深谷からも売れてました。それなりに競輪を見ているファンなら、この展開は容易に予想出来ますし、納得も出来たでしょうが、新規ファンの障害の一つになっている部分でもあるでしょう。5:武田豊樹(2着)レース運びはほぼ完璧でしたが、おそらく、深谷を抑えたところで友和が仕掛けると踏んだのでしょうか?北日本の先行なら、中団があれば捲れてたでしょう。友和が抑え返して深谷が行けば、友和は飛び付くか叩き合い。そんな展開も想定していたのかもしれません。友和が全く動かなかったのが、武田の読みには無かったのでしょう。6:伏見俊昭(6着)この展開では、伏見でもどうにもなりません。北日本の作戦の甘さ、伏見にも少なからず責任はあるはずです。7:浅井康太(3着)ヤマコウに気を遣ってか、番手捲りのタイミングが早すぎました。自分が優勝するつもりなら、もう少し我慢出来たと思います。勝負所で、余裕が無かったようにも見受けられましたし、体調もまだ万全ではなかったのかもしれません。でもまぁ、自分のすべき事は出来たと思うので、ギリギリ合格点はあげても良いのではと思います。8:成田和也(4着)一本棒の最後方ではどうにもなりません。それでも、直線での気迫溢れる伸びは、久々に成田本来の持ち味を出せたように思えます。9:村上義弘(落車再乗8着)動かなさすぎました。周回中からやや迷いがあったようにも見えましたし、茨城コンビ後位に落ち着いてからは一度も動かず、挙句には落車に乗り上げるという、最悪の結末でした。結果論ですが、素直に中部ラインを追走していたら、優勝まであった展開だっただけに、非常に悔やまれます。私事ですが、3連複はほぼ本線。浅井が2着に残れていたら、2枠複で2=5も厚く持っていたので、過去最高の結果になっていたところでしたが、それでも、文句を言うにはバチが当たるくらいの結果でした。今年もいつも通り、GP独特の緊張感を存分に満喫出来ましたし、また来年も競輪を楽しもうという気にもなれました。今年も一年間、お付き合いありがとうございました。来年も変わらずダラダラ細々とやっていく予定ですので、気が向きましたら、またお付き合いの程よろしくお願いします。