静岡記念 決勝戦結果
2五十嵐-4晴智-3海老根
五十嵐、川村、園田、岩本の順で周回。
赤板前から岩本が動いて、川村を抑える。
川村は引かず、鐘で岩本が飛び出し主導権態勢。
前受けの五十嵐は内村の位置を攻め、一瞬で退かして3番手確保。
最終ホームで川村が仕掛けるが、五十嵐が巧く併せて川村は出切れず。
単騎の園田も後方で何も出来ないまま。
五十嵐の捲りに海老根は遠慮気味に併せず、素通り。
エース晴智が詰め寄るが、五十嵐が振り切って記念初優勝。
インコースを海老根が3着。
南関の予定調和な連係レースでした。
園田が海老根後位を攻めるのかと思いましたが、
消極的な動きで、五十嵐が3番手を狙ってあっさり取り切る。
自在性のある走りも出来る五十嵐ですから、
相手が格落ちる内村なら楽勝でした。
捲ったスピードも素晴らしく、海老根も今回は自重したようで、
直線はマッチレースで、差し交わせなかった地元のエース晴智も、
これは納得のレースだったかと思います。
今までは先輩方のために犠牲的な競走を強いられる事も多かった五十嵐も、
地元地区での記念初優勝は嬉しいでしょう。
川村は、仕掛けるタイミングとしては間違っていないと思いますが、
五十嵐があっさりと3番手を取り切ってしまい、
脚をほとんど使わずに、余裕で併されては仕方なかったでしょう。
園田は全く存在感が無く、ガッカリさせられる競走でした。
一瞬の切れで勝負するタイプだけに、
出来るだけ道中で脚を使いたくないのは分かりますが、
もっと強気な競走を期待しただけに、残念でした。