四日市記念 決勝戦結果
1村上兄-3松坂-8前田
松坂、稲垣、松川、祐大で周回。
赤板で祐大が前を抑え、鐘で稲垣が抑え返して主導権態勢。
祐大が中団を確保し、松坂が7番手。
単騎の松川は位置取り甘く、何と最後方。
一本棒のまま、最終2角過ぎから祐大が先捲りも、
村上が併せて最終3角から番手発進。
村上が抜け出し、そのまま近畿で上位独占かと思われたが、
松坂の捲り追い込みが直線に入ってから飛んでくる。
しかし、展開有利な村上が押し切り優勝。
松坂は2着までで、村上に続いたマエタクが3着流れ込み。
近畿磐石な体制から、最高の展開を難なく物にした村上。
稲垣の気持ちに応えるためにも、絶対に取りこぼせない展開でした。
勝てる展開でしっかり勝ち切る。
最近は、こんな当たり前のことも出来ない選手も目立ちますが、
今日の村上は完璧でした。
せっかく前を抑えた祐大は、やはり2車では厳しかったか、
でも、抑えるのなら近畿の方だった気がします。
どのラインにも言えますが、近畿に主導権を取られては厳しく、
そんな展開を作らせないような呼吸は必要だったように思います。
松坂は捲り追い込み一本に懸けて、
よく2着まで届いたなってのが正直なところでしたが、
流れに身を任せただけの競走になってしまった感は否めません。
松川も、決勝でまさかのラインが出来ない不運もあったとは言え、
あまりにも動かなさすぎました。
自分より実績のある選手らを相手に、もっとレースを掻き回して、
玉砕覚悟の奇襲策とか、もう少し見せ場を作るのも期待しましたが、
全くの期待ハズレな競走でした。
時代は棚ボタ(?)なのかもしれませんが、そう甘くは無いです。