Ｔiｅｒ’ｓ　Ｂｅｎｃｈ

34、旅の出会い

①    当時、あまり裕福ではない人々は旅行代理店を経て他人と連絡をとったものだ、

彼らは車を持っていて同じ方向に向かっていた、出費を分担できるように。私は

行くことを決めた、メキシコへ6月頃に、なけなしの金を持って、そして代理店

は変わった新婚旅行の夫婦を紹介した、私に。新郎は若いメキシコ人だった、彼

はブロンドの女性と結婚した、彼女と出会ってすぐに。彼は彼女を家に連れて行

こうとしていた、メキシコ・シティの両親に会わせるため、6月に。その時私は

不安であった、自分の仕事について。その若い夫は私を理想的な旅の道連れとは

思っていなかった、しかし花嫁ははそう思っていた。

②    その夫婦は話があまりかみ合っていなかった。だからやがて、その夫人は私を頼

り始めた、相談相手として。

③    南へ向かう途中、しばしば私を訪れたものだ、モーテルの部屋の、彼らの誤解に

ついて話すために。旅行中、彼女は彼といい関係であるようには思えなかった。

私に関していえば、しかし、その女性の相談相手としての私の役割はうまくいっ

ていたようだった。私はこの夫婦に会う事もなかったし、手紙をもらう事もなか

った、彼らと別れた後、メキシコで。しかし、数年後その花嫁がはがきを私に送

ってきた、それは素晴らしい旅について書いていた、私たちが共にした、それは

また、私に多くの事を思い出させた。

④    現在、私は確信は全くない、彼女が夫と一緒にいて幸せだという、しかし私は祈

っている、彼らの幸運を、それでもやはり。