|
カテゴリ:Linux記
こんにちは(^^)
引っ越しなどでバタバタしていて、しばらくお休みしていましたが、そろそろ再開したいと思います。(^^;) さて、現在我が家では、ノートパソコンやEeePCのネットワーク接続には無線LANを使っているのですが、じつはもう一つ気になる無線接続の方法があります。 それは、「Bluetooth」なのでした。 Bluetoothという言葉は、FedoraやUbuntuの設定メニューにも出てくるので、何だろうと思った方も多いと思いますが、おなじみのところでは、Wiiリモコンに使われている無線接続です。 無線LANと大きく違うところは、ほぼリアルタイムでの通信が行えるところですね。 そのため、リモコンやキーボード、マウスといった操作系のデバイスや、ヘッドホンやヘッドセット(ヘッドホンにマイクの付いたもの)などで多く利用されています。 どちらかというと、赤外線通信の用途に近い物がありますが、赤外線通信では障害物があると光が届きませんので、発光部と受光部を向かい合わせる必要がありました。 ところが、Bluetoothは電波を利用しますので、多少の障害物があっても突き抜けて?通信してくれますし、動き回っても平気なのでした。 そんなこんなで、今回購入したのは、Blutoothヘッドセット「mBand MPX2000」です。(^^) ![]() ヘッドセットを選択したのは、「IP電話をコードレスにしたい」といった実用的な理由ではなく、単純にデスクトップパソコンで再生した音楽を家中どこに居ても楽しみたかったからです。(^^;) そんなに広い家ではないのですが、家中に聞こえるような音量で再生するのは近所迷惑になってしまいますし、食器洗いや掃除などの家事をやりながら聴くとなると、水道や掃除機の音に負けてしまいます。 ポータブルオーディオプレーヤーで聴くという手もあるのですが、いちいち聴きたい楽曲を移す必要がありますし、何よりコードが家事の邪魔になってしまいます。(今まではそうしていましたが・・・(^^;)) さっそく、MPX2000をFedoraに接続・・・といきたいところですが、肝心なBluetoothアダプタがFedora側にありません。(><) ということで、USB接続のBluetoothアダプタを購入しました。 ![]() Bluetoothアダプタは、実売価格1000~2000円と非常に手軽に購入することが出来ますので、今回は「100mの通信が可能」という部分とコンパクトな設計にひかれて、BT-MicroEDR1Xを使ってみることにしました。(^^) まず、対応OSを見ると、Linuxが記載されていませんが、それはいつものことなので、ためらいなく購入します。(^^;) 家に帰って、微妙な緊張感のもと、USB端子に差し込んでみると・・・みごとに、デスクトップの通知スペースに「Bluetoothのマーク」が現れました。(^^) ![]() これで、一安心・・・さっそく、MPX2000の電源を8秒以上長押しして、ペアリング(機器の認識作業)を行います。 Fedoraの「Bluetooth」アイコンを右クリックして、「Setup new device」を開いて、「進む」をクリックすると「MPX2000」が表示されます。 ![]() これを選択して、「進む」をクリックすると設定完了・・・と思ったら、なぜかペアリングできません。(><) よくよく画面をみると、PINコード「0000」という旨のメッセージが、チラッと表示されていたような気がします。 MPX2000の説明書では、認証コードは「1234」と書いてあります。 ちなみにUbuntuではデバイスを追加する際にPINコード「1234」が選べますので、どこかで設定出来るはずです。 いろいろと調べている間に、bluez-gnomeというBluetooth用のパッケージの中に、「/usr/share/bluez-gnome/pin-code-database.txt」というそれらしいファイル名を発見しました。 su - gedit /usr/share/bluez-gnome/pin-code-database.txt として、中を見てみると、どうやらデバイスごとにPINコードの設定が書かれているようです。 試しに、「hedset X3 micro 1234」という行の下に headset MPX2000 1234 の行を追加してみました。 (↑headsetの後ろにTABを2つ、MPX2000の後にTABを一つ入れないとダメみたいです。(^^;)) これで、再びデバイスをしてみると・・・なんと今度はちゃんとペアリングが行われました。(^^)v あとは、普段音楽を聴くのに使っている「audacious」で再生するだけ・・・と思ったのですが、「設定」の「オーディオ」メニューで出力プラグインをBluetoothに変更出来ません。 ![]() というか、bluetoothという選択肢がありませんので、選びようがありませんでした。(^^;) いろいろと調べた結果、BlueZ(LinuxのBluetoothのオフィシャルサイト)のホームページに設定方法が載っていました。 まず、「gedit ~/.asoundrc」などとして、以下の内容を書き込みます。 pcm.bluetooth { type bluetooth device 00:0D:3C:30:D3:07 } ちなみに、deviceのアドレス(6個の数字をコロンで区切ったもの)は、Bluetoothアイコンの「Browse files on device」をクリックすると、エラー画面にアドレスが表示されますので、これをメモって入力しました。(^^;) そして、Audaciousの「設定」の「オーディオ」から、現在の出力プラグインで「ALSA Output Plugin」を選んで、出力プラグイン設定をクリックして、オーディオデバイスに「bluetooth」とキーボードから入力します。 ![]() さっそく、(まだ夏にはなっていませんが)大好きな「TUBE」のプレイリストを再生してみると・・・見事に前田さんの歌声が流れて来ました。(^^)♪ ![]() しかも、多少の障害物があっても、途切れることなく再生出来ますし、ヘッドセットまではデジタルのまま飛んで来ますので、音質がとてもクリアでノイズがまったくありません。 ただし、BT-MicroEDR1Xの通信距離は100mなのですが、MPX2000の通信距離が10mなので、この場合の通信距離は10mになってしまい、あまり離れた上に障害物があると、音が途切れることがありますが、近くに戻れば元に戻ります。(Bluetoothアダプタも10mのもので良かったかもしれません・・・(^^;)) 何はともあれ、これでコードから解放されて、メインのハードディスクに記録した曲を全て聴くことが出来るようになったので、とってもスッキリしました。(^^)v (つづく) お休みしていた間にも、たくさんの方に見に来て頂きましてとても感謝しています。 おかげさまで、その間に100000アクセスも突破しておりました。(^^;) また、久々の更新にもかかわらず、最後まで読んで頂いてありがとうございます。 これからもよろしくお願い致します。(^^)♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|