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2009.09.10
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カテゴリ:映画
 クリント・イーストウッド監督の「チェンジリング」を見て、また、昨日「グラン・トリノ」を見ました。
 実は、この2本一緒にやっているのですが、長いので時間がうまく取れず、別々に見ました。
 イーストウッド監督・主演の「グラン・トリノ」。
 79歳というのに、つぎつぎと傑作を作るそのパワーに勇気をもらえます。
 1年の間に「チェンジリング」と「グラン・トリノ」の2作もつくるなんて、と驚きです。
 この映画も、見終わってから、じっくりと、感動がわいてきます。
 この映画は、封切り時に、見たいと思っていました。
 「病気で死期の迫った男が、若者に大切な事を教え、死んで行く」といったテーマだと聞いていたからです。
 でも、映画は、この言葉が持っている印象とは少し違っていました。
 もちろんそうしたことも含まれていますが、枠にはまったものではないです。
 朝鮮戦争に従軍し、長年フォードの工場で働いてきたウォルトは、妻に先立たれ、息子達との関係はうまくいかず、ただ一人、庭の手入れをしながら、72年製フォード車「グラン・トリノ」と愛犬との静かな余生を送っていました。
 咳をすると血をはきます。検査を受けて、もう先がないことを自覚しています。
 映画は妻の葬儀から始まります。
 そこで、息子家族とうまくいってないことが分かります。
 そんな、孤独な老人が、隣に住むタオ少年タオと出会い、一緒の行動をするうちに、心がほぐれ、タオたち家族とも親しくなっていきます。
 その少年の家族はモン族です。モン族は、ラオス、タイ、ベトナム、中国の高地に住んでいた農耕民族です。
 ウォルトは、慣れ親しんだ街がアジア系移民によって様変わりしていく様子を見ると、気が滅入ってしまい、近所の変化が気に入りません。
 最初、拒否していたのですが、しだいにアジア系移民との交流を、もつようになっていきます。
 それは、なりゆきでタオの姉スーを不良達から救ったことから始まります。
 スーの誘いから、パーティに参加し、モン族の家族の温かさに親しみを覚え、やがてタオに一人前の男として仕事を与えてやろうという気持ちになります。
 それを快く思わないモン族の不良グループ達がタオにからみ、顛末を聞いて激昂したウォルトは、不良グループ達に報復を加えます。
 これに対して不良グループはタオの家に銃弾を乱射し、姉のスーをレイプします。
 その報復にウォルトはどんな態度ででるか。
 それまで拒否していた、教会の神父とも話をし、懺悔にも出かけます。
 若い神父は、ウォルトが、不良グループを殺しに行くだろうと心配します。警察を呼んで家の前で待っていますが、警察がこれ以上待てないと帰ってしまいます。
 ウォルトは身なりを整え、愛犬を隣のお婆さんにあずけて、不良グループの住まいに行きます。
 そこでウォルトがとった行動は、報復に報復を繰り返す、復讐の連鎖を断ち切る事でした。
 どう死ぬか。
 深い映画でした。





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Last updated  2009.09.10 19:41:28
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