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「昭和の新宿を訪ねて」という町歩きの下見に参加しました。
掲示されている主なコースは四谷地域センター(新宿区内藤町87)(集合)~花園アパート(青山二郎・中原中也旧居)跡~都電軌道跡~ほてい屋跡~旧京王線始発駅~ムーランルージュ跡~淀橋浄水場跡(解散)<行程約3.5キロ>になっています。 これを見て参加する人はどのくらいいるかなと思います。 あまり興味を惹きません。 もう少し、昭和30年代、40年代に焦点をあてて、タイトルも「思い出の昭和30年代の新宿」なんてタイトルにしたらどうだろうか、などと思いました。 歩き初めの<花園アパート(青山二郎・中原中也旧居)跡>は、現地に立ってもそれこそ、そうした案内もないので、白州正子で衆目の青山二郎、興味持つ人多いと思います。 私にとっては、中原中也が、小林秀雄、安岡昇平らといた、というのが、とても感慨深いものがあります。 これは近いですが、もう歴史的資産です。 その次に、新宿二丁目に行ったのですが、有名な赤線跡。これもすでに遺跡です。 内藤新宿から強制移転を強いられた「牛屋の原」。元は、芥川龍之介の実父が経営していた牧場があった所です。 新宿の繁華街の歴史として、とても興味深いです。 そこから花園神社に行ったのですが、そこでは、唐十郎の「紅テント」が話題の中心に。 ここは、思い出につながります。 唐十郎の「状況劇場」は当時、若いものにとって魔力を持っていました。 私も花園神社の紅テントへ行きました。 たしか『腰巻お仙 -義理人情いろはにほへと篇』を見たと思います。 ゴザの上に座って見たと思います。200名ぐらいしか入らないので、いっぱいでした。 どんな話か、何をセリフとして話しているのか分からないまま、見たという事実を興奮してかみしめていました。四谷シモンがとても印象に残っています。 こうして思い出をかみしめて、その場所に立つと、ひとしおの感慨があります。 歌舞伎町やゴールデン街は、お酒が飲めないので、ほとんど縁がなかったですが、映画とか、本屋とかアングラ劇場とか喫茶店などはそうしたかかわりで、見られます。 伊勢丹の前の町、三越の裏の通り、まさに記憶の新宿街です。 おもしろい町歩きコールになるな、と確信しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.11.20 22:36:47
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