美作(みまさか)

2010/12/12(日)19:25

浦和の「十二日まち」

 浦和の「十二日まち」へ行きました。  十二日まちは、明治時代から続く大歳の市です。  調神社(つきじんじゃ)の境内を中心に駅から旧中山道にかけて、縁起物の熊手や食べ物などの露店が約1,000店も立ち並びます。  露店の多さには驚きました。  露店は食べるものが多いです。その中で、一番多いのは、「広島風お好み焼き」です。朝のドラマ「てっぱん」の影響があるのかもしれません。それにB級グルメ。津山の「ホルモンうどん」まで店があるのには驚きました。  熊手は、調神社境内で売っていました。境内には「お化け屋敷」が出ていました。昔ながらの露店のにぎわいが感じられます。  熊手の縁起物というので、酉の市を思い出しますが、ここは、うさぎの神社で、お酉さまは関係ありません。  大宮の氷川神社で十日市が開かれ、12日に十二日まちが開かれます。これはお酉さまでなく歳の市です。  歳の市は、歳の暮れに、新年の飾り物や正月用品を売る市のことです。十二日まちは、明治時代から続く大歳の市と呼ばれています。  それにしては、正月用品は目に入りませんでした。    狛犬ならぬ狛兎が鎮座するのは調(つき)を月にかけて。また、社名から「ツキ」に恵まれる神社として信仰されている。  調神社(つきじんじゃ)の創建は、この地に神宮(伊勢神宮)に献上する調(織物や地元産品で納付した古代の税)を納めるための倉を建てたことに始まります。  調は、租庸調の調、税金の調です。この神社には鳥居がないのですが、これは調の運搬に便利なためです。  正式には「つきじんじゃ」ですが、地元では「つきのみや」「つきのみやじんじゃ」と呼ばれています。  その「ツキ」を「月」にかけて、中世ごろから、調が月と同じ読みであることから月待信仰と結びつき、兎を神使とみなす兎信仰が行われるようになりました。  ここには、狛犬ならぬコマウサギがいます。  来年の干支はうさぎです。来年は「ツキ」をいっぱいもらいたいです。

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