ボランティアガイド
先月、町の史跡探訪をして、私も2ヵ所解説させてもらいました。そのことは少し書いています。 今日、次回の史跡探訪の事前学習があり、その時、その先月のアンケート結果が出ていました。 中に「ガイドにレベルの低いものがいる、チェックしているのか」という意見がありました。 こんなのを見ると、やはり気分落ち込みます。 「レベル」というのをどのことを言っているのか、内容的はみんなよく研究して、低くはないはず、というのが、グループの意見でした。 私も、(私は別にして)低くはないと思います。低く感じる人もいるでしょうが、中には、難しいと感じる人もいたはずです。 ボランティアガイドですが、みな、よく勉強しています。いろんなことを知っていて、詳しいです。 でも、やはり専門家でないので、信頼感は薄いかもしれません。 募集にボランティアガイドの案内と明記してあるので、もっと深く知りたい人は、カルチャーセンターの史跡探索講座にでも行ってもらいたいと思います。 と、少しヤケ気味で、そんなことも思いました。 町歩きでなく、昨日と今日、ある大きな旅行会社の企画で、美術館巡りの団体が、博物館に来ました。 博物館で開催している「佐伯祐三展」を見に来られたのです。 朝出発して、1日に4ヵ所の美術館を巡ります。お昼は高級レストランで昼食です。講師のような人はついていませんでした。各美術館で、学芸員の方が案内するのでしょう。 博物館では、ボランティアガイドが担当しました。つまり、昨日は私も担当しました。 最初に断って、恐る恐るの思いで、佐伯祐三の話をしました。 絵については触れませんでした。 28名の方が参加されていました。 高いツアーなので、ここに参加されている人は外国の美術館にもよく行かれていると思ったので、ブラマンクや野獣派といって話もしませんでした。 みなさん、イヤな顔をしないでみんな話を聞いてくださいました。ありがたいと思いました。高級ツアーに参加されているだけあって紳士淑女でした。 絵を見終わって一部の人と話をしたのですが、やはり絵が好きで、各国の美術館を訪ねておられます。パリの風景の話もしてくださいました。 また、作品の選択がすばらしい。この絵を選んだ人によくやったと伝えておいてくださいと言う人もいました。 そういうことで、こちらの案内は、気持ちよく終われました。