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先日、某企業の経営者とお話しして気づいたことがありました。
その企業は、300人くらいの従業員を抱える小売業です。 「よく合併の話が持ち込まれるんですよ」とのこと。 最近はどの企業も売上が厳しくなってきているので、コスト削減や経営効率化を目指して合併する企業が多いものです。続けてその経営者はこう言われました。 「でもコスト削減とかそういうことを考えるならば、合併したほうが簡単なのですが、安易に合併してしまうと働く人が、“いったい自分は何のためにこの会社にいるのかがわからなくなる”と思うのですよ」 ・・・なるほど・・・・。と思いました。結局、モティベーションが下がるのですよね。 米国型M&Aというのは大流行していますが、あれでは確かにヤル気をなくすよな、と思ったのです。こういうことをわかっている経営者の会社は強い、と思います。 リストラ、成果主義、M&A,、エンゲージメント、はてはTPPなど。 これらは全てアメリカの価値観です。私の経験では、働く人の感情という面では、これらの米国型価値観は働く人の「絆」を壊す方向に進んでいくと感じます。 本当の意味で顧客満足を高めたいなら、従業員満足を高めること。そのためには、従業員との絆を作ること。つまり、経営者との間に信頼関係をしっかり保てる関係作りをすること。 これらはかつての日本企業にあったものだと思います。日本政府はTPP参加の方向で進んでます。このことで多くの日本企業の文化は壊れると思います。 しかし、従業員との間に強い絆を残す企業は、一致団結して頑張れるのではないでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.11.20 12:05:42
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