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日本人は、生真面目で不安になりやすい人が多い。それは、心理テストを行うと、「他人の顔色を伺い、察しを求める」という傾向がはっきり出るので明らかなのです。かくいう、私もそうでした。だから対人恐怖症になったのです。
でもこの心理傾向があるからこそ、製造業のクオリティは世界一になったのですよね。生真面目で先々の小さなことを予知できるので、とことんクオリティを追求するのです。でも今はこの傾向のおかげでうつ病など、精神疾患にかかる人がおおく、苦しんでいるのです。 人は皆、「自分はこういう人だ」というセルフイメージを持っています。自分は、人前ではうまく話せない人だ、と思っている人は実際そういう行動を取ります。また、このお金は自分にはだいそれた金額だ、と思っている人はそのお金を遠ざける。 このセルフイメージを決めているものは何か。 結論から言うと、脳の中にある、扁桃体という場所が決めている。これは私が、筑波大学宗像教授に教わったことです。 扁桃体とは、感情の発電装置と言われていて、外界を目で見てその刺激に対して一定の感情を「引き起こす場所」なのです。不安感情が起こりやすい人は、この扁桃体が非常に大きいのです。 つまり感情が、その人のセルフイメージを決め、そしてその人の行動を決めているのです。そして感情を引き起こすのは、扁桃体なのです。 従来の心理学は、生物科学的な説明をしないで、感情を「心の作用」という側面からのみ説明しますが、感情とは脳(扁桃体)の反応により引き起こされる、生物化学的な反応、だと言えます。 では扁桃体に感情を引き起こさせるものはなにか。それは、人の「表情」です。特に人の「目」の表情です。私は対人恐怖症だったので、これが非常によくわかります。 先日、あるセミナーに出ていたのです。で、苦手なタイプの受講生がいたのです。ああ、こわいなあ、こわいなあ、と思っていました。で、自分自身の中で、すこし時間を取ってセルフセラピー(胎内イメージ法)をおこなっていたのです。 胎児期に戻ってイメージセラピーを自分で行うのです。慣れてくると、仕事の最中でもこんなことができちゃうのですね(笑)。周りの人は、何だこの人?というふうに一瞬、不思議がるでしょうけど(笑)。 で、ある瞬間とっても安心の感情が湧いてきたのです。ああ、もう大丈夫だ、と思いました。 仕事帰り、自宅のそばにある寿司屋によりました。常連さんがいたのです。実は苦手な人だったのです。でも、最初気がつなかったのですが、その人が帰った瞬間にあることにきがついたのです。それは、 あれ、すごく平和で楽しく会話をしていたな、と。 不思議だなあ、すごく楽しかったなあ。扁桃体を上手にセルフセラピーして安定化すると、こんなふうに自分自身が変化しちゃうのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.01.10 06:50:35
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