那須連山をテント泊で縦走してみた!1泊2日の山旅のススメ!
おはようございます、今日は快晴!でも冷え込んだ那須高原、ペンショントワイライトよりオーナーがお送りしております。那須高原ペンショントワイライトはどんな宿?→HPへ!最近、山の魅力に再度取り憑かれているオーナーです。当館図書室にも山関連の雑誌や漫画やHowtoやガイドブックがありますが、仕事の合間に眺める度に、「あぁ〜山行きてぇ〜」ってなってまして。そういえばテント泊なんかいつ以来行ってないだろうと思ったら、無性にテント泊で山に行きたくなってしまいまして、「そうだ、那須の山をテントを持って歩いてみよう!」となったのが今回のお話の出発点なのです。前置きが長くなりました。今回は、「那須連山をテント泊で縦走してみた!1泊2日の山旅のススメ!」というレポートとなります。結構長めですが、山好きな方はお付き合いいただけると幸いです!では、本編スタート!まず、テントを張れる場所を確保せねば、という事で、これはもう一択。「三斗小屋温泉の煙草屋旅館のテン場だなと。(ちなみに大黒屋さんにもテン場あるみたいです。)那須連山は国立公園なので、緊急時を除き勝手にその辺で野営する事はご法度なので、テン場として使える場所は公的にはこの一箇所。そこでコースを以下のように設定しました。初日)峠の茶屋ー峰の茶屋ー朝日岳ー三本槍岳ー大峠ー三斗小屋温泉(テン泊!)2日目)三斗小屋温泉ー姥が平ー牛ヶ首ー峰の茶屋ー峠の茶屋那須岳登山マップPDFダウンロードはこちらから。スマホに入れておくと登山の際に便利です。この日は7:30出発!峠の茶屋の駐車場はかろうじて確保できました。10/19時点での紅葉は朝日岳の東側斜面から鬼面山に向けて見頃になっています。そんなきれいな紅葉を横目に歩を進めていきましょう。この日は朝の冷え込みが強くて、そして風も強くて、朝日岳へ至るルートや山頂も、霧氷に覆われて凍り付いていました。さっき登山道から見た鬼面山の紅葉を朝日岳から眺める。そして今日は、三本槍岳方面に歩みを進めていきます。朝日の肩から見る熊見曽根と1900メートル峰。風も強くて、稜線を歩いているときには体を持っていかれそうになります。注意が必要でした。そして三本槍岳に到着!!三本槍岳に至る登山道から北に位置するの甲子の山々の紅葉がとてもきれいでした。そして三本槍岳から大峠へ下って行きます。実はこのルートは初めて歩く道でした。歩いている途中で雲が晴れ、風も少し止んできて、とても気持ちの良い尾根歩きができました。三斗小屋温泉方面へ行く森も紅葉しています。この尾根から向こうに見えるのが裏那須三山と言われる、流石山、三倉山、大倉山となります。いつか行ってみたい山ですね。そして大峠に到着。四方向からの道が交差する要所となります。ここで持参したお弁当を食べました。さてここからは三斗小屋温泉に向かって森の中を歩いていきます。先ほど尾根から見下ろした通り、この森の紅葉がとても綺麗で、楽しい紅葉の森歩きとなりました。この道の途中、渡渉ポイントが3ヶ所あります。岩伝いに川を渡らなければいけないんですが、片足が滑って落ちてしまいました(笑)そして15時20分ごろ三斗小屋温泉に到着!! ここには2件の温泉宿があり営業中です。那須の山中で唯一宿泊のできるありがたい施設となっています。(11月中旬以降、冬季の営業についてはそれぞれのお宿に必ず確認してくださいませ。)大黒屋さんのHPはこちら!(HP新しくなってる!)今回お世話になるのは煙草屋さん!実は過去にお世話になったことがありまして、その時の記事はこちらにございます。那須の山中にある隠れ温泉宿に泊まってみよう。なかなか素敵な山小屋です!今日はテント泊と言うことでテン場をお借りいたしました。今現在7張り分のスペースがあるそうです。この日は私1人で貸し切りでした。詳しくは煙草屋さんHPへ!テントの設営もさっさと済ませ、煙草屋さんの自慢の露天風呂をいただきに。テント泊の方でもこちらの露天風呂はご利用いただけます。ここの露天風呂は絶対に入っていただきたい、数ある那須の温泉の中でも最高クラスと私個人は思っています。ここから少し登山道を上ったところに源泉が湧いているんですが、その源泉から引いた純度の高い温泉、そして夕焼けの時間はサンセットを見ながら入れると言う、まさに秘湯ロマンあふれる露天風呂となっております。なんてったって歩いてしか来れない場所ですから、その苦労もあって感動はひとしおです。今は期間限定で日帰り入浴も受け入れています。入浴を済ませ、夜ご飯に激辛もつ鍋を作って食べました。食材や道具はもちろん自分で担ぎ上げです。テン泊の醍醐味ですね!土鍋は完全に嗜好品ですが(笑)寒い季節の外調理でも蓄熱性と保温性があって好きなのです。夜はよく晴れていて、星空がものすごく綺麗でした。山小屋に泊まってるお客様も、外に出て星空を撮影していました。そのかわりこの時期はすでにものすごく寒いので、防寒はしっかりしたほうがいいです。加えて、このエリアは風の生まれる場所です。この日も強風が一晩中吹いていましたので、テント設営をするときにペグや岩でしっかり固定するのは必須!風の音であまり眠れなかったですが、宿先に出ている源泉をペットボトルに入れた「温泉湯たんぽ」で寒さは凌げました。そして翌朝。テントを撤収して、準備をして7:50、三斗小屋温泉を出発!姥が平へ向かいます。峰の茶屋へ向かい、途中の分岐を沼ッ原方面へ。この道も初めてでしたが意外とアップダウンがあって難儀しました。そうそう、この道の途中でクマと遭遇しました!茂みがガサガサしてると思ったら、斜面を登って逃げていってくれました。この山域はクマの生息域、クマ鈴は必須アイテムですね。紅葉の森を抜けて、姥が平へ到着!!ここの紅葉ピークは過ぎ、だいぶ落葉していました。しかしながら紅葉を求めて来る登山者さんで割と混んでいました。ここでコーヒーとおやつで休憩を。今時期は牛ヶ首から見下ろす紅葉が綺麗ですね。そして峰の茶屋へ。遠くに昨日歩いた山々が見え隠れしていて、歩き切った達成感や思い出が蘇ります。12:00ちょうど、峠の茶屋へ無事下山!!天気も良かったせいか峠の茶屋駐車場は入庫待ち渋滞が起きていました。たしかに今はこの駐車場からでも鬼面山や朝日岳の紅葉が眺められます。登山をしない人でも少し頑張って登山道を20分登る事ができれば、樹林帯の切れる「中の茶屋」付近から、朝日岳の斜面と赤面山の紅葉と、麓の眺望を楽しむ事もできます。テント泊で那須連山縦走、いかがでしたか!?私としてはなかなか歩き甲斐がありましたし、まだ見ぬ那須岳の懐深さや魅力に気づけたなぁと発見もありました。もちろんテントではなく小屋泊での1泊登山ももおススメです。今回のルートを参考に、お好みにアレンジして那須山の奥深さに触れてみてはいかがでしょうか!?この山行中、道を聞かれたり、あの山はなんて山ですかなんて聞かれたりが結構ありました。もちろんわかる事であれば教えるのですが、できたら自分で地形図を見て判断できるようになったらもっと楽しいのにな、とも実際思います。そう考えていた矢先、那須高原ビジターセンターで「地図読み講習会とフィールドワーク」が企画されています。事前の申し込みが必要です。【参加者募集中】安全登山講習会~山の地図を読んでみよう~〈開催日〉11月1日(火)8:30 受付/那須高原ビジターセンターのカウンターにお越しください。9:00 講習会開始/午前中は座学です。 読図の基本やコンパスの使い方を学びます。12:30 昼食/昼食はご持参ください。13:30 フィールドワーク/実際に地図とコンパスを持って周辺の遊歩道に行きます。15:30 講習会終了荒天の場合は講師の判断に従い、フィールドワークが中止になる場合があります。定員:10名対象:どなたでも。登山初心者、登山経験者含む参加費5,000円(保険代、プログラム費込)申し込み締め切りは10月25日、詳しくはビジターセンターHPをご覧くださいませ。https://nasu-vc.jp/archives/2994ホームページへ!楽天トラベルへ!じゃらんnetへ!SNSもぼちぼちやってます。フォローしていただけると嬉しいです!