2007/07/31(火)23:21
瀬尾まいこ「幸福の食卓」
食卓という言葉が入っていたので
長女から借りて読んでみた。
何?お父さんが、父親業を辞めるってどういう事?
お母さんは別に暮らして・・いったい この家族はどうなっているのだ?
と思いながら読みました。
重すぎず,さらりと通りすぎてしまうような文の秘密は
ここに 自由に生きているイメージを感じる小林よしこ という人物がでてくるあたりかなと
読み進めるうちに、これって、瀬尾さんが小説に登場して話しているのかなとも思った。
途中では梅雨らしき季節,そして 「うつ状態」とすこし陰のようなものを感じるけど
あんまりどよーーんとしていないから、本を中断したあとも
すんなりと気持ちを切り替えて行動できる。
年頃の女の子の気持ちもよく描かれている。すこし性格はちがうけど
一人の女の子という存在がどこか長女と重なった。
読み終えると,他人のうちを覗かせてもらっている心理にいつのまにかなっていました。
そして家族というもののありかた、個人のありかたを考えたくなる本でした。
娘が好きな瀬尾さんの本を読んで,一緒に語り合えるのはいいものだ。
おうち読書・・・反抗期の次女ともやってみよう。
そして心を近い距離にしていくのもいいかもしれない。
小説にでてくる、小林よしこのシュークリームが今はないけど
コンビニで売っていたのを今日娘に教えてもらった。
次女の好きなドラマの「のだめ」もコンビニに登場し、買いにいったこと思い出した。
ハリーポッターも何やら,チェスのコマを少しずつ増やすタイプのものもでた。
他には絵本のキャラをつかったグッズなど、なんでも商売だわね。
小説ではあと何が商品かされているのだろう。。
読んだ本についてもどります、
瀬尾まいこ/ 『 幸福の食卓 』
瀬尾サンの文章は読みやすい。