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2022/03/07(月)07:08

アレとこれ

情報的生活行為(1313)

​これは、アレだな [ 高橋 源一郎 ]​ 以下引用p218→  その「多様性」ということばには、ちょっと「ウサンくささ」があるんじゃないだろうか。横道さんはそう感じる。だって、「ふつうの人」が「ちょっと変わった人」も認めてあげるよ、って言ってる感じがするのだ。いやそれどころか「ふつう」の人こそ、「ふつう」という「定型発達症候群」の持ち主なんじゃないだろうか。 「定型発達症候群は脳生理学上の障害であり、社会問題の没入、優越性の妄想、同調への強迫観念によって特徴づけられる。定型発達者はしばしば、彼らの世界体験が唯一のものか、唯一正解のものと考える。定型発達者はひとりぼっちでいることが困難だ。定型発達者はしばしば、他者の些細な違いと見えるものに対して寛容ではない。定型発達者は集団内では社会性または振る舞いが硬直し、よく機能不全な、あるいは破壊的な行動に、さらにはありえない儀式にすら執着するが、それらは集団のアイデンティティーを維持するためなのだ。定型発達者は直接的なコミュニケーションを苦手とし、自閉スペクトラム症者に比べてはるかに嘘をつく傾向がある」 こうやって指摘されると逆に「定型発達者」いわゆる「ふつうの人」の方が、なにか根本的な障害を抱えているような気がしてる。だとするなら、「発達障害」ということば、実はおかしいのかもしれませんね。 引用ここまで。(引用文中、空白の後からの「 から次の空白の前の 」までは、横道誠著「みんな水の中」(医学書院)からの引用。) 読了。面白かったです。

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