As time goes by

2023/03/09(木)13:25

ラングドック語

文化的生活行為(1408)

3か月ごと更新の「シャンソンの花束」。と言う講座。 とにかく、原語で歌ってみましょう!というのが講座の趣旨。 シャンソン、と言う限りは、フランス。 つまりフランス語。歌ってみて、どうと言うことは無いがそれはそれ、、 ジャズ、スタンダドナンバーでも同じ。 あたしのブログのタイトル、 「As time goes by」(映画「カサブランカ」より) は、日本語での訳の歌詞があるのかどうかも知らないが、この曲も含め、ほんの数十曲、百に届くかどうかくらいのものをひたすら課題曲として歌ってきている。これがあたしのやり方なので、アマチュアとして趣味として、続けている。お披露目は時々する。納得している。楽しんでいる。 ブルース、って何だ?とか、バードランドって、飲み屋さんだったの?とか、 It's been a long long timeーお久しぶりねーは第2次世界大戦が終わって、帰還兵を迎えた恋人たちからの視線で歌詞が書かれているとか、(だから、一種の反戦歌?じゃないの?)でも、この曲自体は、1932年にすでに作られていたんだよ、などと、 曲の成り立ちや歴史を知れば知るほどまたぞろ興味が湧いて、、迷宮の森に入り込む、、とかやるわけだ。 これはこれで、続けるとしても、 続けていくと、、歌の向き不向き、好き嫌いが生じて、ジャンルが自分の中に作られていく。 ボサノバのリズム、これをば追求すればそれはそれで、愉快なんだ。 などとやってるうちに、シャンソン、に目が向いた。 今回、ポップスの歴史、ってのを齧った。なるほど、。 唸る。ジャズの発祥の地、とされているニューオーリンズ、基礎は、フランス人が作った。とのこと。(実態はもう少しややこしいが、ま、はしょって言うと) そうか、。。ブルースの発祥もシャンソンとかかわりがあるかも??などと、通う電車の中で、自分なりの妄想が広がる。 これも何かのご縁だというので、(なんと軽い自分!)カルチャーのクラス乗り換えを果たす。 流れとしては、良い感じだ。 さて、時は遡ること数十年。 原田さだめ(宿命と書きます)さんという音楽の先生がおられて(故人)、 彼女は、40歳になってからフランス語をマスターされた。 これも故人、俳優藤岡琢也によく似ている風貌。 単身、フランスに行ってルネサンスの時代の民衆の音楽の研究に没頭される。 それを日本に持って帰り、そのフォークミュージックの復元に取り組まれた。 自分のこと以外をこうして書くのはご本人がすでに故人であるからして、、許されよ。 ルネサンスの音楽と言えば、舞踏がつきもので、このダンスも同時に研究されている。 あちらの図書館に行って、そのダンスのステップを書いた古文書を探し、 ステップを復元するなどという途方もない仕事に取り組んだ方である。 タイトルの「ラングドック語」というのは、フランス語の古語の一つだそうだがそれも、学ばれた。古文書研究のため。と、ご本人から聞いている。 人は、音楽とともにその文化を繋いできている。 趣味として、外国の歌を歌う、ってのは、なんだか気持ちが大きくなってよいのだ。 その場合、やはり、原語でやるほうが、あたしの性にあっていると思う。 昨日のラジオで、 ある歌手が、カタルーニャ地方の歌を歌っていらした。プロである。 「鳥の歌」というのだが、これが、、すんごく良かった。上手いなあ!と、思った。 もちろん、スペイン語?それとも、カタルーニャの方言?さっぱり初めて聴くのであたしにはわからないけど、、空を飛ぶ「鳥」の感じがよく分かる名曲。 こんな経験をすると、そうだよな、やっぱり、その土地の言葉だ。と思ってしまう。 さて、この月の終わりには、このシャンソンの花束、でピアニストに来てもらい、一人づつ歌う、ってのがある。課題曲を前回レッスンの時に先生が説明してくださった。 3-4曲の内、1曲を選んで、受講生の前で歌う。 あたしは、困っている。なにしろ、突然はじめて、4回の練習で、歌う。 歌う、のは慣れてはいるが、フランス語だ。自分で自分をはやし立てている。 わーい!フランス語やでえ?できますのんか??って、。。 さてと、。どうなりますことやら。

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