As time goes by

2024/04/20(土)19:35

提言書 前文

地域参加的生活行為(578)

怒涛の多忙週を過ぎて、、懸案の宿題をやりました。 市の女性委員会への提言書草案です。 やったー!と、気分を確認するために前文のみ、お見せします。 提言書 氏名 ぼちぼち 前文  私の研究の主な分野は、住居学による、住まいの空間設計です。 人が、住宅に住むときには、その装置としての空間には、さまざまな要素があります。 すなわち、基礎的生活行為、補助的生活行為、文化的生活行為に分けられます。 人間は、生きていくための物理的な要求、そして、それらを満たすためのさまざまな行為を住宅内で行っています。 また、ヒトは一人だけでは、生きてゆけず、社会内存在としての基本的人権を保持し、独立した主権を持つ、個人的存在―社会的存在としての在り方が重要と思います。 住居学の観点からの住宅設計をするためには、個人―社会の関係と、その両立を確かなものとするために住宅内の環境を整えなければなりません。すなわちそれは、掃除などを代表とする、維持管理、それらの、住宅内の補助的生活行為を滞りなく流してゆく、食料供給の流れ(動脈)とモノの廃棄・排泄行為(静脈)の大きな動きとそれに関する様々な家事、それらをたやすく実現するための空間内の工夫、そういったものを空間自体、装置などで、提供される方法を長年、考えてきました。  例を申し上げますと、家事主体者が、買い物に行き、食料を買って住宅内に入ります。玄関から入るか、あるいは、勝手口から入るか(私はこの空間をトランジット空間と名付けています)、食料を、最初どこに置くか、そして仕分けはどこでするか、料理空間には、火と、水、があるか、調理のための道具はあるか、その収納場所はあるか、調理は可能か、配膳は可能か、食器類の収納場所と食空間は近いか遠いか、(とここまでは動脈)食べた物は人間の胃袋に入りますが、一方食べ終わった食器類はどのように、洗浄されるか、またふたたび、収納されるか、洗う過程で、水を使い流すわけですが、その水はどこを通ってどこに流れるか、その管理はたやすいか、合わせて生ごみ、塵芥類の廃棄はどうするか、、(これらは静脈)と考えていくわけです。  今期の、女性委員会では、私は「観光地・丹波篠山市としての、トイレ空間に関する提言」をしたいと思い、皆様と共に一年半にわたり学習を続けてきました。 その途上、さまざまな分野に関しても、トイレから始まる問題提起だけでなく、日ごろの暮らしからの考えを繋げていくことが出来るとの発見も多々あり、今回の提言に生かすことが出来ればうれしく思います。 以下具体的な提言3個。割愛。

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