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2025年04月22日
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カテゴリ:情報的生活行為


ままならない自然とどのように生きていくか。
歴史に見える生き物としてのヒトの未来。

百姓と自然の江戸時代(26) ヒトの歴史に補助線を引く (叢書・知を究める) [ 武井 弘一 ]

読了。
米騒動の真っただ中、江戸時代からの、我が国の農業を「米」を基軸に
補助線引きまくりの、良書。おススメ。
強くおすすめします。

補助線を引いて述べたい、と著者は言う。
読んでみてあたしは、これは補助線ではなく、どちらかと言えば
平行線?じゃないかと思った。各章は、その土地土地の古老が
農業書を残しているが、(いやほんとに、識字率が高いのだろう)
その量膨大。
本書中、人は、漢字ではなくカタカナのヒト、となっており、これは
ある意味、生物としての理科的な視線の雰囲気がして、
良いアイデアだった。

自転車もない、化学肥料もない、エステー化学もない、ワークマンもない、
スマホもない、もちろんセメントもないし、アスファルトもない、
耕運機もないし、冷蔵庫もない、(エネルギーがない)
原始的に動かざるを得ない、江戸時代の百姓。
もう、読み進むのさえ、疲労する。(気持ちが、、)
現代に生きる我々にとり、ほんの数百年前までは、こういうことであったか、
との、深い感慨を持つ。

特に、エピローグは、まとめが一つの論文になっているので、
分かりやすいし、現代への問題提起としては、きわめて良質。
著者の朴訥として、着実な、永年の専門分野のご研究が実を結んでいる。

良い本を読ませて頂きました。ありがとうございます。
武井先生。

中身はキツキツの研究書であるが、
本の最初と最後は、その古老の和歌が掲載されている。
その最後の方だけ、ご紹介する。→

世の中は願い望みの限りなし 着て喰うて処らば極楽とせよ

(処らばは、住まいのこと)←引用者加筆

『日本農書全集 第二巻』

(以上を線で囲んであり、
p224の エピローグ どのように人類史をとらえればよいのか、の最後のところ)





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最終更新日  2025年04月22日 05時14分03秒
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