(台中中央社)中部・台中市の立法院(国会)議政博物館で28日、サンフランシスコ講和条約の発効70周年を記念した特別展が始まった。開幕式に出席した頼清徳(らいせいとく)副総統は、多くの台湾人には同条約の全貌が知られていないとして、来訪を呼び掛けた。
頼氏は、第2章第2条に「日本が台湾および澎湖諸島に対する全ての権利、権原および請求権を放棄する」と明記されていることに言及。主権の帰属には触れられていないことについては、中華人民共和国(中国)を含むいかなる国が、同条約を利用して台湾の主権を主張することを避けるためだと述べた。
また1950年に勃発した朝鮮戦争で中国は北朝鮮を支援したと指摘。米国が率いた民主主義陣営が台湾の主権を中国に渡すことは「あり得ない」とした上で、51年に行われた条約の調印式に中国が招かれなかったことは、台湾の主権と中国は全く関係がないことを示していると強調し、台湾の前途は台湾の2300万人で決めると語った。https://japan.focustaiwan.tw/culture/202204280010
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最終更新日
2022.04.29 07:34:24
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