のんびりハンドメイド

今朝の出来事です。

朝、子供達を小学校へ送り出すときは、毎朝のように戦争になります。

帽子がない、ハンカチ入れ忘れた、水筒忘れた…と毎日同じことを繰り返します。

それでも姉は出る5分前から準備を始めるので、バタバタすることはまずないのですが、

問題は妹…。

いつも姉に「早く!!」とせかされながら、バタバタ、アセアセと出で行きます。


今日も事件はおきました。

バタバタしながら玄関を出ようとしたとき、妹が「あっ、てぶくろ!!」と言いました。

でも、時間がなかったことと、一回手袋なしで行ったら、もうちょっと早く準備しなくちゃと

本人が気づいてくれるかと思い、「今日は手袋なしでいきなさい!!」と行かせました。

しばらくすると、マンション下のインターホンから姉が「妹が泣いてる。わけを聞いても言わ

へん」と言ってきました。

集団登校なので、他の皆を待たせています。なので「先に行ってもらって、妹は上に上がって

おいでと言って!!」と伝えました。

すぐに上がってきた妹。わけを聞くと「手袋…」と一言。

なんていうか、下の子って何でこんなにこだわるんでしょうか?

姉は「仕方ないな…」とすぐ気持ちを切り替えるのに…。

でも、家のなかに手袋はありません。「昨日どこにおいたの??」と聞くと、思い出したのか

小声で「ラ、ランドセル…」

ランドセルの中を探すと教科書の下敷きになって出てきました



その時私はこの子を学校まで送って行こうかと思っていました。

でも、心を鬼にして「今から追いかけなさい」と言ってみました。そこで妹は「いやや」

と言うかと内心思っていたのですが、走って出て行きました。

学校までは5分ほどなので近いのですが、今まで一人で学校に行った事がないので、私も

不安でマンション上から見ていました。

すると、必死で走っていく妹の姿が見えました。

早く追いつこうと頑張って走っていました。でも、他の登校班と一緒になってしまい、

歩道しか歩いてはいけないので、追い越すことができません。

それを見て、私は胸がジーンとしました。

必死に走る妹、今までなら私に甘えてばかりだったのに…。

いてもたってもいられず、テレビもつけっぱなし、もちろんすっぴんで、家を飛び出しまし

た。

自転車で近道をして、学校付近まで行きました。まだ着いてないとは思うけど…と校門の方を

見ると、途中で会った他の町のお友達と手をつないで登校していました。

近くまでいき、声をかけたとき、少し泣きそうな顔をしていました。きっと不安だった

んだろうな…と思うと涙が出そうになりました。

そのまま校門に入って行ったので「行ってらっしゃい」と一声かけて私も家に帰ろうとしまし

た。

ふと振り向くと、こちらを見ている妹の姿が見えました…。



帰ってきたら、よく頑張ったと褒めてあげようと思います