181003 鎌倉ノープランウラル山系氏とともに、六国見山に登山?してきました。 六国見山は、北鎌倉駅の東側すぐの所にある低い山です。山頂にある展望デッキからは鎌倉の街や海を見渡せる景色が広がるそうです。 北鎌倉駅を下りたら、円覚寺とは逆の方向に進みます。岩のトンネルをくぐって線路際を歩いてゆきます。 途中、八雲神社やお稲荷さんにでくわします。 権兵衛踏切のところを右折します。 横須賀線が開通する前に、その踏切あたりの土地を所有していた大地主の名前が権兵衛さんという人だったそうです。 住宅街を登山?。 やがて階段に到着しました。 自動販売機を発見!!。食べ物も持たず、水もわずかしか持たない旅だったので、助かりました。 と、いうことで、一休み。階段の途中からの景色です。大船観音がかすかに見えます。 この道は大船高校への通学路になっているらしく、多くの学生たちとすれ違いました。 階段を登り切ると「高野台」の団地が現れます。 しばらくは住宅地の中をお散歩です。標識どおりに歩いてゆけば迷うことはありません。 が、標識を見逃したらしく、迷いました。どこにも登山口がありません。 畑の脇を歩いていった結果、行き止まりです。泣く泣く引き返します。 戻ってみると、車のそばに隠れていた標識を発見しました。標柱は山の方を示していますが、道があるようには思えません。 ここが登山口なのでしょうか?。一か八か、いってみることにしました。 控えめな標識を発見。正解みたいです。 登山道はこんな道です。10分くらい歩きます。 笹竹のトンネルをくぐると、あっという間に頂上です。 山頂です。浅間大神と刻まれた大きな石碑があります。 六国見山は海抜147mですが、展望台からは、鎌倉の街や海を見渡すことができます。 山の名の由来は、伊豆、相模、武蔵、安房、上総、下総の6つの国が見えるところから来ているといわれています。 キレイですが、日差しが強く、ものすごく暑いです。頂上でまったりとはいきません。 早々に避難しました。 と、すぐに稚児墓に着きました。 鎌倉の開拓者、染屋時忠の子の墓と伝えられているらしいです。 帰りはずっと下り坂です。眺めはよくないです。ずっと、こんな感じです。 急に山道は終わりを告げました。 住宅地の裏にひょっこりと出ます。こちらから登る場合には何も標識はありません。上の写真が入り口となります。 今泉台の住宅地です。うろうろと歩きます。 コンビニなどで食べ物や水を調達したかったのですが、お店ひとつありません。自動販売機すらありません。 あーあ。天園ハイキングコースの入り口についてしまいました。食べ物は クッキーのみ。飲み物はうすーい自家製ポカリ1本のみ。どうなる私たち。 なんだか、天園ハイキングコースに入りました。 うろうろしてきた今泉の住宅地を見下ろします。 笹竹の道を、しばらく登ると建長寺からの道に合流します。 鎌倉っぽい?標識。その1。 鎌倉っぽい?標識。その2。 勝上嶽展望台から見た景色です。眼下に建長寺が見えます(当たり前ですが)。 前方に鎌倉市街や相模湾を見ることができます。 空気が澄んでいる時は富士山も見ることができるそうです(今回は無理でした)。 クッキーを食べて腹ごしらえ?、したら出発です。 ここからは楽しい、鎌倉アルプスといわれる山々の尾根歩きです。 鎌倉アルプスは日本で最も低いアルプスだそうです。120mから160mほどの山が続いています。 六国見山登山の時とは打って変わり、暑すぎでなく快適なハイキングとなりました。 お気に入りが苔むす岩々です。写真はうまく撮れませんでしたが・・・。 約5分で十王岩(147m)に到着です。 十王岩です。風化が進んでいますが閻魔大王をはじめ冥府の王が彫られているそうです。 昔、十王岩が哀しげに声を出して泣いたといいます。人々に恐れられたといいます。 ここからの展望です。鶴岡八幡宮の若宮大路をみることができます。一番手前が段葛です。 やぐらです。中を覗き込むと、首の無い石仏がたくさん・・・(怖)。 石仏の首を懐に入れて賭場に行くとツキが良い、などといわれ、この辺りの石仏の首が切られて盗まれたらしいです。何とバチ当たりなことを。 やぐらというのは横穴式のお墓のことです。鎌倉は山に囲まれた狭い土地なので、街中に墓を場所が確保ないので、山の中に穴を掘って墓を作ったそうです。鎌倉中たくさんあります。 弘法大師像がありました。後で調べると、ここは鷲峰山の頂上だったみたいです。 おじいさんとおばあさんとすれ違いました。元気ですねえ。 こんな道を通ってゆくと、 ネコ発見。かなり怖いお顔ですね。 ボランティアな方々ともすれ違いました。 なんと、古代文字が彫られています(大ウソ)。 落書きはいかんですよ。たぶん何年も前のものですが・・・。 再び、ネコの泣き声がしますが、どこにいるのかわかりません。 なんと、木の上にいました。そこが一番心地よいのでしょうね。 急な坂道を上ったところがお城です(大ウソ)。 ゴルフ場のクラブハウスです。 この当たりが、太平山(159m)の頂上です。 頂上は展望は今ひとつです。ネットによじ登って写真撮影です。 ものすごい岩肌を天狗のように駆け下りました(楽しい)。 駆け下りると、広場がありお弁当など食べるのにはぴったりです。でも、食べるものが無いので先を急ぎます。 ゴルフ場に住むネコ。 おおっ。何だか食べ物にありつけそうです。 注意です。この当たりにトイレがあります。茶屋にはトイレはありませんのでここで済ませておいたほうがいいですよ(私は茶屋まで行ってからここまで引き返しました)。 最後の力を振り絞り、ちょっと登ると「峠の茶店」に着きました。峠の茶店といっても、かなりの席があります。 ここで注意。 飼われてる犬(ラッキイちゃんたち?)にもれなく吠えられます。びっくりしないようにね。 茶屋のある場所は、天園・六国峠山頂です。景色がすばらしいです。 ここから、安房、上総、下総、武蔵、相模、伊豆の六つの国が見渡せるので、「六国峠」の名前がついたと云われています。どこかで聞いたような・・。 おでん、焼きおにぎり、アイスクリームを食べて生き返りました。 出発です。 峠の茶屋を後にし、岩場を下ると、十字路となり、標識があります。「鎌倉宮・獅子舞」方面に右折してゆくと紅葉スポット獅子舞に行けます。そこはまた、紅葉の季節にでも行こうと思います。 貝吹地蔵です。残虐な新田軍に追われた北条氏の残党が、主君の高時の首を埋葬する場所を探していたときに、ホラ貝を吹いて導いてくれたお地蔵さまです。 結局、北条高時の首はどうなってしまったのでしょうか? この辺り、やぐらが多く見られます。何か見えないかと中まで覗いたりしながらの歩きとなります。 五輪塔を安置したものもありますよ。 彼岸花も咲きます。 この辺り、後から思えば瑞泉寺の裏山なんです。 この道をまっすぐ進めば十二所へ行ける(はず)。 瑞泉寺へ降りてゆくことにしました。 その道が意外に急ですべりやすい(びっくり)。 瑞泉寺に到着しました。 せっかく降りたのに、また、石段を登ることになる事はまだ知らないのでありました。 しめくくりは、瑞泉寺です。 天園ハイキングコースは民家ギリギリに出ます。 瑞泉寺は花の寺として有名です。 臨済宗のお寺。開山は夢窓国師、中興開基は足利基氏です。 ちなみに拝観料は100円です。とってもリーズナブルでもあります。 アジサイはまだ咲いています。 さて、急勾配の参道を登ってゆく途中に、 ポストが・・・。郵便やさんは拝観料払うのでしょうか?。 登りきるとそこは別世界ですね。 お地蔵様がいます。 ネコもいます。 象もいます。 花も咲いてます。 本堂です。大正時代に建築された建物です。 堂内には南北朝時代のものと言われる木造夢窓国師坐像が 安置されています。国の重要文化財です。 また、徳川光圀が作らせた木造千手観音坐像もあります。市の重要文化財となっています。 本堂左手に祀られるどこもく地蔵堂です。 昔、寺の堂守が、苦しい生活から逃げ出そうと考えていると、ある晩お地蔵様が夢に現れ、「どこも苦、どこも苦」と言ったので、考え直して堂守を続けたという話が伝わります。 夢窓疎石が作庭した池泉式石庭園だそうです。 一切の無駄を省き、岩と水だけで作られた禅の庭です。 裏山の山上の偏界一覧亭は、現在立ち入ることはできません。ハイキングコースからお堂を見ることはできます。 ウメの古木がいい味出しています。これで咲いた日にゃ。来年ウメが咲いたら絶対に来ます。 瑞泉寺を後にします。細い道を歩いてゆくと 左手にテニスコートがあります。そのそばに「永福寺(ようふくじ)旧跡」の 石碑があります。 永福寺は、二階堂の四川石、三堂、西ガ谷、亀ガ渕とよばれる一帯に及んでいたと推定されます。現在の二階堂、三堂などの地名は永福寺の堂塔による地名だそうです。 鎌倉宮は工事中でした。 疲れたので参拝はしませんでした。 ここからバスで鎌倉駅まで移動しました。 おそば屋でザルをたべました。 鎌倉駅内の大仏様です。 締めくくりの締めくくりは、鎌倉駅ホームからの夕焼けです。 あまり細かく決めずに出かけるのも楽しいものですね。とはいえ、北鎌倉の駅から瑞泉寺まで、みかけたお店が峠の茶屋と天園休憩所だけとはびっくりしました。今度からは食べ物と飲み物くらいは用意して行くことにします。 ジャンル別一覧
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