2011/12/22(木)14:23
外猫「しま」の話
この間 チャロに腕と足をかまれ、
やっと最後の傷口がふさがったのはちょうど昨日。
そんな日に またチャロに足と腕をかまれた。
ずいぶん前に1度だけ手の甲を喧嘩噛みされ
2倍に膨れ上がって膿がたまり
2週間毎日病院通いしてから
それからそんなことはなくなっていたのに
この短期間に 2度も喧嘩噛みされたというのには
意味があるんです。
庭はずっと裏の家で飼いきれなくなった飼い猫を
外に出してしまってから 彼らは我が家の庭を
縄張りにし 安全な場所として暮らしてきました。
突然野良猫になってしまった猫たち。
野良猫の平均寿命は4・5年と言われています。
沢山いた猫たちは どんどんいなくなっていきました。
そして残ったのが「しま」「ボス君」の兄弟猫。
2匹だけでした。
4月に「しま」は7歳になり。
来年1月には「ボス君」が7歳になります。
冬は毎年 発泡スチロールハウスで過ごし
餌だけは裏の家の人があげていました。
それもカラスが奪ってしまうようになり、
カラスが時間になるとたくさん集まってくる様は
近所迷惑になるようになりました。
仕方なく 我が家の庭の箱の中に餌皿を置き
毎日のカリカリ・おやつを我が家が担当するようになりました。
9月にチャロが7歳になった時
「しま」も「ボス君も」平均寿命より長生きしているね
もっと長生きしてね。と思いました。
10月ごろから「しま」の姿が見えなくなりました。
今までも時々何日間か会えない日はあったので
心配しながら待ちました。
「ボス君」は毎日来ていました。
「しま」は戻ってきません。
どこかに行ってしまいました。
それは虹の橋かもしれません。
「しま」は地域のボスでした。
去勢した後も ボスとして君臨していました。
「しま」は沢山すごい喧嘩をしたようでした。
右目はきっちり閉じなくて、右の牙もなかった。
特に我が家の庭には「しま」と「ボス君」しか
入れないよう「しま」が管理していました。
「しま」がいなくなったことが
ここ1カ月くらいで全猫に伝わったようで
沢山の猫が我が家の庭に入ってくるようになりました。
一人ぼっちになってしまった「ボス君」は
毎日大きな声で鳴きながら チャロに会いに来ます。
もちろん餌とおやつもあげます。
でも 餌とオヤツはほかの猫たちにも魅力です。
「ボス君」の喧嘩の声がよく聞こえるようになりました。
「ボス君」という名前ですが 実は一番のへたれです。
以前は触れたのですが、去勢手術後 人間不信になって
私が見えると庭から出て行ってしまうほどです。
庭にはフサフサにキャットニップがはえていたのですが
それもめちゃくちゃに荒らされ 糞尿もすごいです。
毎日昼間は 雨戸を閉め気味にして窓を開けて網戸をしめて
20センチくらい「ボス君」と面会できるように
しています。
この間噛まれてから考えて
大きな猫が入れないように柵を立てました。
「ボス君」は小さいので柵からも
隙間からも入れます。
ちょっと安心な毎日が戻ってきたと思っていたら、
もっと小さな猫がやってくるようになりました。
それは小猫なのか雌猫なのか
動きが速すぎて私には全然わからないっていうか
猫なのかもわからないくらいだけど、
あの大きさなら猫なんだろうなと判断しているんですが、
チャロには姿を見せているようです。
そして挑発しているらしいのです。
喧嘩じゃなくて 遊びたいのかもしれません。
チャロは獲物として その小さくて黒っぽいものを
見ています。
今日は 綱をつけて猫じゃらしの葉を
食べるために 外に出しました。
私には見えなかったのですが いきなりすごい力で
紐が引っ張られ私は紐をはなしてしまいました。
また恐ろしい勢いで 黒っぽくて小さい生き物が
庭を横断していきました。
私はサンダルを履いて チャロの綱を持ちました。
そして 足のくるぶしあたりをガブガブっとやられました。
いそいで家に入れたのですが、興奮が収まらないチャロは
私に飛びかかり右ひじをガブガブっとしました。
今回も 穴があいたのは足だけです。
医者に行って抗生物質を頂いてきました。
「しま」は 体を張って庭を守り続けてきてくれてたんだなー。
チャロにしつこく匂いを嗅がれても
嫌な顔せず温和な猫でした。
今まで本当にありがとう。
あと出来る限り弟の「ボス君」は守りたいと思っているよ。
追記:黒い小さなものは実体が見えず確認できていませんが
そのこ以外は 首輪をした猫です=飼い猫
ボス君は暖かく安全な寝床とご飯を奪われている状態です。